【雑談記事】米国株式への過度な楽観は何をもたらすのか?【S&P500・VOO投資家はどうすれば?】

投資まとめ

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【過度な楽観は何をもたらすのか】

「身構えている時には死神は来ないものだ」

FOMCもエヌビディアの決算も特に何事もなく通過しました。

では、身構えていない時だったら、どんなことが起こるでしょう。

最近では、米国株式市場は暴落がきても、

数か月から数年で回復するというナラティブが投資家の間で形成されつつあるように感じます。

でも、過去長期停滞は実際に何度かあったわけですし、

今まで上手く行った方法が次も上手く行くとは限りません。

歴史は繰り返さないが韻を踏むとも言います。

私は米国株式市場に基本的に楽観的ですが、

バランスが大切と言いますか、「過度に」楽観的になり過ぎない方が良いと私は思います。

少なくとも、自身のリスク許容度を超えない範囲で投資をすることが大切だと思います。

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【期待リターンの低下】

米国株の下落は怖くない。

安全だ、チャンスだと考える投資家が増えれば、

米国株式のリスクプレミアムが小さくなり、期待リターンが下がると思われます。

そんな時、低いリターンに満足できない投資家が、

それを補うために、

レバレッジを使ったりやリスクの高い投資対象に集中しだしたら

いつものおきまりのパターンで、崩壊の交響曲が流れ出します。

私自身は特に気にしていませんが、

現在世界の株式市場の時価総額が世界のGDPを突破しています。

リーマンショック時でも両社は約60兆ドルあたりで拮抗しており、

時価総額がGDPを上回る事はありませんでした。

世界株、時価総額100兆ドル突破 GDP2割上回る - 日本経済新聞
世界の上場株式時価総額が史上初めて100兆ドルを上回った。新型コロナウイルスワクチン普及への期待から経済正常化を市場が急速に織り込んでいる。各国の大規模な金融緩和や財政政策も株価を押し上げている。株価の適正水準を測る目安の一つとされる世界の国内総生産(GDP)を2割上回り過去最高水準だ。過熱感への警戒も根強い。QUIC...

更に北村慶氏の著書「金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論」によれば、

金融市場を構成するのは、株式だけではありません。企業は資本金と負債で資産を支えています。資本金は株式であり、負債は銀行の借り入れと負債です。

実体経済と比べるべき対象は株式の時価総額に銀行融資残高や債券発行残高を加えた金融サービス全体の規模である。と考える事ができます。

00.

(中略)図表8に示したように、金融市場のボリュームは世界のGDP81兆ドルの3~4倍にも達していると言われています。

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【まとめ・感想など】

まあ、もちろん、これだけで「バブルだ」「大暴落が来る」と騒ぐつもりはありません。

積立投資をしている方はしっかりと継続することが大切だと思います。

ただ、現在のバリュエーション等を見ると、今後米国株のリターンが低くなってもおかしくないとも思っています。

これは私の予想なのでどうでもいいのですが、

いずれにしても、過度に楽観的になり過ぎたり、

過度に高いリターンを求めるあまり、自身の許容できるリスク範囲を超えた投資をしてはいけません。

必ずしも投機がダメというわけではありませんが、

どの程度のリスクを取るかという点において、

自身の人生や資産全体でのバランスが大切だと思います。

また「思考」も同様に、楽観的にも悲観的にもなり過ぎず、

その真ん中くらいのところで、

妄想主義ではなく、現実主義を貫きながら投資を続けることが大切だと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【雑談記事】米国株式への過度な楽観は何をもたらすのか?【S&P500・VOO投資家はどうすれば?】

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