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【4月30日 米国株式市場】
ダウ 37,815 ‐1.49%
S&P500 5,035 ‐1.57%
ナスダック 15,657 ‐2.04%
米国株式市場は下落。取引時間中に発表された第1四半期の米雇用コスト指数(ECI)が予想を上回ったことで下げ幅を拡大。米国債利回りも上昇しました。
第1四半期の米雇用コスト指数(ECI)はFRBが重要視する指標の一つと言われています。
ラッセル2000は‐2.09%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.36%と下落しました。
米10年債利回りは4.678%。+0.066と上昇。
VIX指数は15.65。+6.68%と上昇。
【為替・コモディティー】
ドル円 157.84 +0.97%
NY原油 81.55 ‐1.31%
NY金 2,285 ‐2.10%
円は1ドル=157円台後半に下落。 米雇用コスト指数が予想以上の伸びを示し、米国債利回りが上昇したことを背景にドルが買われました。
原油は続落。金も下落しましたが月間ベースでは3カ月連続の上昇で終えました。
ビットコインは60,243ドル。‐5.64%と下落しました。
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【S&P500マップ】
全てのセクター、カテゴリーが下落。ヘルスケア、生活必需品、公益などは比較的小幅な下落にとどまる一方で、エネルギー、素材、通信などは2%以上下落しました。
【スタイルボックス】
【個別株】
〇3M +4.71%。決算発表後株価は上昇しました。ヘルスケア部門の分離独立に伴い、毎年増配の方針を撤回し減配表明。ただ不安定な財務状況に対処しつつあることを示唆する決算内容で投資家からは評価されたようです。
〇医薬品のイーライリリー<LLY>も決算を受け+5.96%と上昇。マンジャロおよびゼップバウンドといったGLP-1製剤が好調でした。
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【経済指標】
〇消費者信頼感指数 97.0(予想 104.0・前回 104.7)
4月の米国の消費者信頼感は2022年7月以来の水準に低下し、米国経済や消費が弱まっていることを示唆しました。
これを受けて、米国債利回りが上昇。株式市場は下落しました。
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【まとめ】
S&P500は月間ベースで6カ月ぶりに下落し、昨年9月以来の大幅安で4月を終えました。
明日のFOMCへの警戒感や、月末ということもあり、ポジション調整の売りも出ていたようです。
ただ、それでもS&P500は昨年10月の安値から25%以上上昇しています。
第1四半期は、AI・半導体ブーム、利下げ期待、強い米国経済が米国株式市場を牽引してきましたが、直近の経済指標は、頑固なインフレと消費の鈍化を示すものが続いています。
これを受けて根強いインフレを抑制するためFRBが高い水準の金利をより長く維持するのではとの観測が広がり、それが米国経済や企業を弱体化させるのではとの懸念も浮上しています。
22Vリサーチが実施した調査によると、1日のFOMC決定に対して「リスクオン」の反応を予想する投資家は全体の16%にとどまり、44%は「リスクオフ」、40%は「ごくわずか、ないしまちまち」になると回答しています。
もちろん、こういった予想と大きくずれる結果となれば株式市場は動くでしょうが、長期的にS&P500やオルカンに投資する投資家の方は、特に変わったことをせずいつもどおり投資を続けることが大切です。
S&P500やオルカンの急上昇日は(下落と同様)ある日突然やってきます。S&P500やオルカン投資家はそれを逃さないことが大切です。
「コツコツ・ドカン」の「ドカン」を取り逃さないように、しっかりと自身にとって適切な量の資産を株式市場に配分しておきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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