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【4月12日 米国株式市場】
ダウ 37,983 ‐1.24%
S&P500 5,123 ‐1.46%
ナスダック 16,175 ‐1.62%
米国株式市場は下落。週間でもマイナスで終えました。
大手銀行の決算が期待外れで決算シーズンに不安が浮上したことや、ブルームバーグが中東の地政学的リスクの高まりを報じたことで、株が売られ、国債やドルが買われました。
ラッセル2000は‐1.93%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.79%と下落しました。
米10年債利回りは4.497%。‐0.079と低下(債券価格は上昇)。
VIX指数は17.31。+16.10%と恐怖指数は上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 153.23 ‐0.03%
NY原油 85.37 +0.41%
NY金 2,344 ‐1.22%
ドル円は153円台とほぼ横ばい。地政学的リスクから原油は上昇。金も一時大きく上昇し最高値を更新しましたが、その後、上昇は行き過ぎとの見方から利益確定売りが広がりました。
ブルームバーグが、イスラエルがイランもしくはイランの代理勢力から数日中に無人機やミサイルで政府目標が攻撃を受ける可能性に備えていると報道。イスラエルは、レバノン領内からロケット弾40発が発射されたとして、一部については迎撃したと明らかにしました。
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【S&P500マップ】
中国当局が外国製プロセッサーを2027年までに段階的に排除するよう指示していたとの報道を受けて、 AMDやインテルが大きく下落しました。
全11セクターが下落。半導体や銀行株、一般消費財などが特に売られました。
【スタイルボックス】
全てのカテゴリーが下落しました。
【個別株】
○JPモルガン・チェース ‐6.47%
利益は市場予想を上回ったものの、市場事業を除く通期の純金利収入の見通しなどがアナリスト予想を下回ったため、株価は下落しました。
○ウェルズ・ファーゴ ‐0.39%
借り手の需要減などを背景に利益が7%減少。小幅に下落。
○シティグループ ‐1.70%
株利益は市場予想を上回りましたが、純利益が27%の減益となりました。1
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【経済指標】
4月のミシガン大学消費者マインド指数は市場の予想以上に低下。一方でインフレ期待は上昇しました。
米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、好調な労働市場や堅調な個人消費、過去数カ月の物価下落ペースの鈍化を踏まえれば、金利を調整する緊急性は全くないとの見解を示しました。
米カンザスシティー連銀のシュミッド総裁は、政策決定者は先手を打って政策を調整するのではなく、利下げの前にはインフレ率が2%に戻るという明確かつ説得力ある証拠を待つべきだと述べた。
アトランタ連銀のボスティック総裁は、年内の利下げは1回との自身の見通しを改めて表明。一方で、必要に応じて調整する柔軟性も維持。
ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者は、米金融当局による年内の利下げは多くて2回とみている。また同氏は、インフレの抑制は困難なものになるとの見方を示しました。
各々多少ニュアンスは違えど、利下げに対して慎重な姿勢を示しました。
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【まとめ】
米国株式市場は下落。S&P500は週間ベースでは1月以降で最大の下落を記録しました。
でも、まあそんなもので、一日2%以上下げたわけでもないのに、特に騒ぐ必要はありません。よくある範囲内です。
特にここ数年は、リーマンショックの時の様に為替でダブルパンチになるのではなく、為替がクッションとなり下落が円ベースでは緩和されています。
比較的短い、年初からのS&P500ETF(VOO)のチャートですが、高値で買えないと嘆いていた人が、喜んで買いに向かうほどでもないくらいの些細な下落です。
この程度の動きに動揺している方はリスクを取りすぎている可能性があるので、本格的な暴落や景気後退、長期停滞に出会う前に資産配分や計画を見直すことをお勧めします。
ここら辺は経験や慣れ、投資環境もありますが、
結局最後は、各々自身の心、メンタル、精神と勝負になりますから、
特に最近投資を始めた方や投資初心者の方は、他人に合わせたり、格好をつけたり、誤魔化したりせず、自身の素直に気持ちと向き合っておくことが大切です。
「戦わずして勝つ」ではありませんが、株価の下落と「戦って」人生を振り回されなくてもいい範囲で投資を続けることが、長期的に投資を成功させる秘訣かもしれません。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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