予想を上回るCPIを受けて米国株式市場は下落!ドル円は153円台に。でも全く心配する必要はありません。

投資まとめ

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【4月10日 米国株式市場】

ダウ    38,461 ‐1.09%
S&P500     5,160 ‐0.95%
ナスダック 16,170 ‐0.84%

米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことで、根強いインフレが示唆され、FRBの利下げ観測が後退。米国株式市場は下落。ドル円は一時153円台をつけました。

ラッセル2000は‐2.52%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐1.41%と下落しました。

米10年債利回りは4.542%。+0.175と上昇。

VIX指数は15.80。+5.47%と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  152.94 +0.79%
NY原油  86.18 +1.11%
NY金   2,332 ‐0.86%

CPIを受けて、一時1ドル=153円台に下落し、約34年ぶりの安値を更新。金は下落。

近日中にイランがイスラエルに大規模なミサイル攻撃を行うと米当局者が判断しているとの観測報道を受けて原油は上昇。株式市場の売りが強まる場面が見られました。

ビットコインは69,814ドル。+1.01%と上昇しました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

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原油を除く10セクターが下落。特に不動産が大きく下落しました。

【スタイルボックス】
スクリーンショット 2024-04-11 062032

全てのカテゴリーが下落。特に中小型株は大きく下落しました。

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【3月米消費者物価指数(CPI)】

○CPI
(前月比)結果0.4% 予想0.3% 前回0.4%
(前年比)結果3.5% 予想3.4% 前回3.2%

3月のCPIは予想を上回る伸びとなりインフレの根強さを示唆しました。ガソリンや住居費の上昇が伸びの半分以上を占めました。

ガソリンは前月比1.7%上昇と、2月の3.8%上昇から鈍化。家賃を含む住居費は0.4%上昇と、伸びは2月と同水準。

○CPIコア(食品・エネルギー除く)
(前月比)結果0.4% 予想0.3%  前回0.4%
(前年比)結果3.8% 予想3.7%  前回3.8%

よりFRBが重要視する、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は3カ月連続で市場予想を上回る伸びとなりました。

またこちらもFRBが重要視すると言われている、食品・エネルギー、住居費を除いたサービスインフレ(スーパーコア)も前月比0.6%、前年比4.8%上昇と、2023年4月以来で最も加速。

医療サービスと輸送サービス、特に陸路の輸送の上昇が要因となりました。

これらを受けて、市場では、FRBが9月まで利下げを見送るという観測が強まりました。

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CMEフェドウオッチによると、金融市場では利下げ開始の予想が、6月から9月に後ずれ。

従来予想では、FRBは年内3度利下げを行うという予想したが、年内2度のみの予想となりました。

午後には3月のFOMC議事録が発表され、年内の利下げが適切とほぼ全員が判断していたほか、保有資産の縮小ペースを緩めるのが好ましいとの意見だったことがわかりましたが、米株式市場の反応は限定的でした。

サマーズ元米財務長官はCPIを受けて「次の政策金利の動きが下向きではなく、上向きになる可能性を真剣に考えるべきだ」「現時点で利下げは必要ない」と指摘。

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【まとめ】

CPIが根強いインフレを示唆したことで利下げ観測が後退。株式市場や為替相場がやや動いた1日となりました。

米国のインフレやFRBの政策を占うため、今夜発表される「3月の生産者物価指数(PPI)」 に市場の注目が集まっています。

○PPI 
(前月比)予想0.4% 前回0.6%
(前年比)予想2.2% 前回1.6%

○PPIコア
(前月比)予想0.2% 前回 0.3%
(前年比)予想2.2% 前回 2.0%

また、米国株式市場では、金曜日の大手銀を皮切りに1~3月期の決算発表が始まります。今回の決算に関しては景気が想定以上に堅調に推移していることもあり、好調な数字が期待されているようです。

米銀大手、純金利収入のガイダンス上振れか-12日から決算発表

米国企業が期待通りの良い決算を発表できるか、株価が素直にそれに反応するかに注目が集まっています。

PPIそして決算シーズンの結果しだいではまた市場の雰囲気が大きく変わる可能性があります。CPIだけを重要視して一喜一憂しないことが大切です。

また長期投資家にとって重要なのは明日や来週の株価ではありません。長期的視点を維持し、無駄に振り回されないようにしましょう。

サンプル数が少なく、気休めですが、1~3月期S&P500は10.2%上昇しました。S&P500が過去75年間の同四半期で2ケタ上昇を記録したのは今回含めて12回。

そのうち11回は年末までの残り3四半期でさらに平均11%リターンをS&P500は記録しました。失速して年間リターンが第1四半期の上昇率を下回ったケースは過去に1回しかありません。

私はこういう数字は信じない方ですが、好きな方もいるので参考までに。

これよりひどい状況は過去何度もありましたし、それらを米国株式市場と人類は乗り越えてきました

CPIを受けてメディアやSNSが騒がしくなっていますが、この程度のことで騒ぎ立てる情報ソースは、長期投資家のためにならないかもしれません。

S&P500は1%も動いていないうえ、今回のCPIが、長期的にオルカンやS&P500に投資をする人の10年後、20年後の投資成果に与える影響は微々たるものというかほぼありません。

何を騒ぐことがあるのでしょう?

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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