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【2月29日 米国株式市場】
ダウ 38,949 ‐0.06%
S&P500 5,069 ‐0.17%
ナスダック 15,947 ‐0.55%
米国株式市場は小幅に下落。
引き続き、29日夜発表の、インフレ指標の個人消費支出(PCE)価格指数に注目が集まっています。
ビットコインは上昇し、6万ドルを回復しました。
ラッセル2000は‐0.77%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.73%と下落しました。
米10年債利回りは4.285%。‐0.03と小幅に低下。
VIX指数は13.84。+3.05%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 150.69 +0.13%
NY原油 78.28 ‐0.75%
NY金 2,033 +0.18%
ドル円は150円台中盤。原油は反落、金は小幅に上昇。
ビットコインは60,566ドル。+6.11%と大きく上昇し、6万ドルを回復しました。
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【S&P500マップ】
不動産セクターが大きく上昇。
通信、エネルギー、テクロノジーなどが下落しました。
【スタイルボックス】
中型コア、グロース株を除くカテゴリーが下落しています。
【個別株】
ビヨンド・ミート<BYND> +30.72%
決算を受け一時60%以上急伸。第4四半期の売上高が予想を上回った点や、通期の利益率も予想以上に改善するとの見通しを示したことで大きく上昇しました。
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【ポイント】
FRBが重視するインフレ指標の一つの、1月の個人消費支出(PCE)価格指数が今晩発表されます。前月比0.3%上昇する見通しです。
CPIやPPIに続き、今回のPCEデフレータもインフレの粘着性を示すのではとの警戒感が出ています。元々悪化する予想ですが、その予想とギャップが生まれるような結果となれば、調整や市場の空気感が変わる可能性があります。
米国に限らず、世界の多くの地域でインフレの粘着性が問題視され、インフレ率低下の期待が後退しています。
米国では、経済指標やFRB当局者の発言などを受け、市場が織り込む利下げ開始時期は3月から6月に後退、2024年の利下げ幅は昨年末時点で1.5%と予想されていましたが、現在では0.75%ほどとなっています。
利下げがあと連れすることによる企業や経済へのダメージよりも、インフレが再燃してしまうリスクの方が怖いので、FRBは慎重になっています。
一方で、米国経済や決算は予想よりも強く、ソフトランディングへの期待も高まっています。
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【まとめ】
決算シーズンやAI・半導体への期待が一段落する中、再びインフレやFRBの政策に市場の注目は集まっています。
最後にバンガードがおもしろいレポートを公開していたので一部紹介します。
バンガードのインフレと金利で調整したCAPEレシオをみると、米国株式市場は割高の水準にあります。
金利の低下はこのギャップの縮小に役立つ可能性がありまし、今後米金利の引き下げが行われると思われますが、バンガードはそれを踏まえても、「『フェアバリュー』を大幅に引き上げるには十分ではない」「0金利時代は終わった」と指摘。
株価の下落を通じで、フェアバリューと株価とのギャップが縮まる可能性が高い。とコメントしています。
加えて、日本人投資家にとっては、今年半ばから予想されている米国の利下げで、今度は為替が逆風になる可能性があります。
昨年10月の安値から20%以上上昇し、S&P500も日経平均も最高値を更新した、この上昇相場の中にいるからこそ、リスクを忘れずに、冷静に投資を続けることが大切だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
バンガード「米国株式市場は割高、下落の可能性あり」他、29日のまとめと感想