S&P500は2017年来の7週連続の上昇!ナスダックも7連騰!NY連銀総裁が牽制も

投資まとめ

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【12月15日 米国株式市場】

ダウ    37,309 +0.16%
S&P500     4,721 +0.03%

ナスダック 14,818 +0.38%

米国株式市場は続伸。ダウは最高値を更新しました。

S&P500は2017年以来最長となる7週連続の上昇を記録。Nasdaqも7週連続の上昇。ダウも2019年以来最長となる9週連続の上昇となりました。

今週はFOMCでパウエル議長が積極的な金融引き締めが修了に近づいていることを示唆したため、株式市場と債券市場はリスクオンとなりましたが、今日はNY連銀のウィリアムズ総裁らがそれをけん制しました。

ラッセル2000は‐0.77%と小型株は下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐0.90%と下落しました。

米10年債利回りは3.935%。+0.005と上昇。

VIX指数は12.33。‐1.20%と低下しました。

米30年債も一時4%を下回りましたが、来年の早期利下げ観測に否定的なニューヨーク、アトランタ両連銀の総裁発言を受け、期間の短い債券が比較的軟調となりました。

【為替・コモディティー】

ドル円  142.08   +0.15%
NY原油  71.60 +0.03%
NY金   2,019  ‐0.80% 

ドル円は週間で1.9%下げ、2020年以来の5週連続安。週間のボラティリティーは17.2を記録しました。19日の日銀政策会合では政策据え置きが広く予想されていますが、マイナス金利政策終了について何か発信があるのではと注目されています。

原油は週間ベースでは8週間ぶりに上昇。金は反落しました。

ビットコインは42,202ドル。‐1.92%と下落しました。

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【S&P500マップ】
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ほとんどのセクターが下落しましたが、IT・ハイテク株や影響力の大きい大型グロース株が上昇。各指数を牽引しました。

【セクター】
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【スタイルボックス】

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中小型株は下落。影響力の大きいグロース株の上昇が各指数を押し上げました。

【個別株】

○コストコ +4.45%

コストコが上昇。決算を発表し、既存店売上高(ガソリン・為替除く)が予想を上回ったほか、EPSも予想を上回りました。カナダや海外が好調。1株15ドルの特別配当も発表されました。

○ドキュサイン +12.46%

身売りに向けてアドバイザーと協議していると伝わりました。

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【FRB関係者の発言】

取引開始前にウィリアムズNY連銀総裁が「現在、利下げについて全く協議していない。3月利下げについて考えるのは時期尚早」と牽制(ロイター)。

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ウィリアムズ総裁の発言を受け、来年の利下げ観測が後退。短期金融市場では来年3月に実施されるとの見方は変わっていないが、その確率は前日の75%から70%に低下しました。

これを受けて序盤株価は軟調な動きを見せましたが終値では上昇して終えました。

アトランタ地区連銀のボスティック総裁は「インフレ率が予想通り低下すれば、2024年の「第3・市販期にはFRBは利下げを開始できる」と発言。

シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は「インフレ率が目標の2%に戻りつつある中、FRBは政策の焦点を物価から雇用に移す必要が出てくる可能性がある」との考えを示しました。

前日発表の米小売売上高は予想を上回る強い内容となりましたが、インフレへの警戒ではなく、ソフトランディングへの期待に繋がりました。


【S&P500とナスダックのリバランス】

S&P500とナスダック100が四半期ごとの採用銘柄のリバランスを行うため、上下動する可能性があります。今回のリバランスが完了すれば、ウーバー<UBER>がS&P500に、ドアダッシュ<DASH>とモンゴDB<MDB>はナスダック100に加わります。

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【まとめ】

米国株式市場は、FRBの引き締め政策が修了するとの見方が強まり、

ダウは2.9%上昇、ナスダック総合は2.8%上昇、S&P500は2.5%上昇して終えました。

11月からの7連騰でダウは最高値を更新。S&P500も最高値に接近しています。

また、米国債債券価格も上昇し、債券利回りが低下しています。

昨年や今年夏~秋にかけてあった「米国株はオワコン説」や「60:40PFは死んだ」「債券はいらない、役に立たない」といったパワーワード、過度な、あるいは過激な批判は、ほんの数週間で裏返りました。

米国の利下げ観測や日銀の政策変更を織り込もうとする動きから、為替(ドル円)のボラティリティーが高くなってきています。

為替に関しても1ドル500円になるとか円が紙くずになるとか過度な報道がされていましたが、日米の通貨の量、金利や政策、インフレ率を考慮すれば普通のあり得る範囲の話でしたが、ここぞとばかりに騒ぎたい人が騒ぎすぎていただけだと思います。

市場には流行やサイクルがありますが、マスコミや初心者ほど、直近の動きを過度に評価したり、過激に報じたり、発信したりしますが、長期投資家の方であればそれにイチイチ流されたり、一喜一憂しないことが大切です。

市場は群集心理や人のメンタル的な作用によって、現実よりも過度に、上に振れたり下に振れたりすることもありますが、そういう行き過ぎた状態は永遠には続かず、長期的には現実に押し戻されます。

来週の月曜日に株を売りたい人が今日の株価を気にするのであればわかります。

しかし、10年後、20年後、30年後を目標に資産形成をしている方であれば、明日や来週の株価が多少動いたところで投資成果にほとんど影響を与えることはありません。

このままクリスマスラリーが続いても、7連騰の反動で割高感からいったん売られて株価が下がろうとも、私は特に気にせずいつも通りの投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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