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【バンガードCEOのインタビュー動画】
CNBCにバンガードCEOティムバックリー氏のインタビュー動画が公開されていたので紹介します。
バンガード好きの皆様ならご存知かと思います。ペンシルバニアにあるバンガードの新しくなったトレーディングフロアでインタビューを受けている貴重な動画となります。
約5分の動画で、金利、市場の見通し、債券、信頼できるアドバイスの重要性、そして伝統的なバランスのとれたポートフォリオが依然としていかに理にかなっているかを語っています。
ティム・バックリー「そのままでいい。投資の基本は変わっていない」
※動画は10月27日に撮影されたものです。
タイラー・マチセン(司会)
水曜日のFRBの利上げ決定まであと5日となりました。パウエル議長らは昨年3月以来11回の利上げを行っています。この歴史的なペースが伝統的な60/40ポートフォリオを圧迫し、ウォール・ストリート・ジャーナル紙はこの戦略が昨年17%の損失を出したと報じている。株式にとっては悪い年だった。債券にとっても悪い年だった。実際1937年以来この60/40モデルは最悪のパフォーマンスとなりました。
来週も利上げの可能性がある今、投資家は伝統を捨て、60対40のミックスから離れるべきなのだろうか?そのあたりを議論するために、バンガードCEOのティム・バックリーと、バンガード本社のボブ・ピサニをお招きしよう。ハイ、ボブ。
ボブ(インタビュアー)
「私はトレーディング・デスクにいます。バンガードはトレーディング・デスクを一新しました。美しく、洗練され、モダンです。ペンシルベニア州モルバーンにて、バンガードのCEOティム・バックリー氏に話を聞いています。ご参加ありがとうございます。今日はありがとうございました。」
ティム・バックリー(CEO)
「よろしくお願いします。」
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【退屈は成功だ】
「本当にありがとうございます。今の問題は、投資家が本当に混乱していることだと思います。彼らは経済状況について混乱しています。彼らは5%の10年物国債を買い続けクーポンを切り取り、株式市場から手を引くべきかどうか混乱しています。彼らは株式市場に戻るのでしょうか?。バンガードは今、投資家に何を伝えているのでしょうか?」
「ボブ、退屈は成功です。そのままでいい。私がそう言うと分かっていたかもしれませんが、どんな環境にも誘惑はあります。信じられないかもしれませんが、今は現金(が誘惑)です。」
「私たちは5%の世界に生きています。株式の今後10年間のリターンの見通しを尋ねると、米国株は年率5%程度となる。債券も5%くらいでしょうか。だから、人々は現金を見て、5%より少し多く儲かっているのだから、現金にしたらどうかと言います」
※米ドルのMMFはインタビュー時点で5%くらいありました。画像は今日のもの。
「この場合の問題は、ほとんどの投資家にとって初めてのことを話しているということです。あなたと私が90年代に話していたのはインカムリスクについてのことだった。5.3%の利回りを得ていたのに、突然FRBが利下げを始めたという事実。それを完璧に理解しなければなりません」
「もし、もしあなたが多く現金を持っているなら、債券はあなたから離れ、株式はあなたから離れすす。あなたから遠ざかりました。コースを維持して。そのままでいい。リスクの対価を得るのは嬉しいことです。それを楽しんでください。」
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【債券とタイミングについて】
「私のメールによると、視聴者は5%米国債が大好きで、株にはあまり興味がないようです。それでも、そこでタイラーが言及していた60/40の分散されたポートフォリオについて話してます。それはなくなったのでしょうか?それはまだ理にかなっていますか?皆が突然国債に投資をするようになるのでしょうか?」
「投資の基本は変わっていません、ボブ。債券はバラスト(安定剤)として最適です。一定の収入源(インカム)を確保し、資産に対する優先請求権を持ちます。」
「しかし成長のためには株式が必要です。私たちはいつも、株式はあなたを前進させる帆の風だと言っています。つまり、企業が成長すれば、その収益成長の恩恵を受けることができるのです。そのタイミングを計ろうとするのは愚かなことです。」
「それはバンガードが設立された基本原則の一つですね。ジャック・ボーグルは当初から、私は1997年に彼に会いましたが、マーケット・タイミングはうまくいかないと言っていました」
「なぜ自分のリスク許容度を理解する必要があるのか、もっと話を聞きたい。なぜ長期投資を続ける必要があるのか。それはバンガードが何年も何年もやってきたことです」
「そうですね、バンガードの投資家たちにそのようなことを考えていません。彼らはコースを維持します。実際に取引を行ってポートフォリオから移動する人はほとんどいません。だからといって彼らが心配していないという意味ではありませんが、彼らはコースを維持し、長期的には利益を得ています」
【運用規模とサービスの改善】
(米国のバンガードの投資アドバイス業についての話題は割愛)
「バンガードは7兆8000億ドルを運用している。その規模を理解するのは難しい。アメリカ政府は昨年6兆ドルを支出しました。アメリカの予算で6兆ドルです。そしてあなたは7兆8000億ドルを管理した。とてつもない責任です。この数年、バンガードには非常に多くの新しい人が入ってきています。サービスレベルに不満があるようですね。それに対処しようとしているのは知っています。バンガードの投資家が期待するレベルのサービスを提供するために、どのような取り組みをされているのか教えてください。」
「もちろんです。まず、7.8兆ドルというのは5,000万人の顧客の資金です。」
「そして数年前、私たちは自分たちのサービスを見つめ直し、ここで大きなジャンプをしようと、デジタルエクスペリエンスを完全に近代化しようと言いました。そして現在、デジタルエクスペリエンスの92%が近代化されています。それは見た目や感覚、フローだけでなく、クラウドネイティブ、超可用性が非常に高くなり、ファイブナイン(99.999% )に近い可用性も実現しました。顧客満足度スコアは、そうした懸念がいくつか出てきた数年前と比べて70%上昇しました。」
※バンガードの運用規模のすごさとサービスを改善しようとする顧客(=オーナー)重視の姿勢が伺えます。
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【まとめ】
「バンガードは、創業以来の長期投資の原則を人々に伝えることに成功していますか?正直なところ、今は多くの人が株に賭けるのと同じくらい簡単に取引をしたり、スポーツに賭けたりできる時代です。今、行動経済学における投資の基礎を教えるのは厳しい環境だと思います」
「ボブ、バンガードに来る人は大抵マーケットのタイミングやミーム株の取引が長期的に、退職後に必ずしも機能するとは限らないという教訓をどこかで学んでいると思います」
「そこで彼らはバンガードに来て、バイ・アンド・ホールド戦略、より多くの利益を維持し、コストを低く抑え、分散を維持し、節税効果を維持することが、長期的には勝てる戦略であることに気づきます。」
あとビットコインETFはやらない的な話をしていましたが、動画が途切れているでここまでと致します。
ありがとう、ボブ&ティム
英語に弱いもので拙い翻訳ですみません。
私から言うことは何もないですね。
航路を守り、これからも投資を続けていきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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