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【8月15日 米国株式市場】
ダウ 34,946 ‐1.02%
S&P500 4,437 ‐1.16%
ナスダック 13,631 ‐1.14%
米国株式市場は下落。
堅調な小売売上高を受け、長期間金利が高い水準で維持されるのではとの懸念が強まりました。
また、格付け会社フィッチ・レーティングスが一部の金融機関を格下げする可能性があるとの報道を受け、銀行株が値下がりしました。
ラッセル2000は‐1.29%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.23%と下落しました。
米10年債利回りは4.219%。+0.037と上昇。
VIX指数は16.46。+1.64と上昇しました。
政策金利が長期間高い水準を維持するとの見方が強まったことで、米10年債利回りが10カ月ぶりの水準に上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 145.57
NY原油 81.08 ‐1.73%
NY金 1,895 ‐0.82%
ドル円は145円台中盤。
原油は中国の悪い経済指標を受けて、需要減の懸念から下落。金も続落しました。
ビットコインは29,183ドル。‐0.76%と下げました。
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【S&P500マップ】
【セクター】
ヘルスケア ‐0.36%
情報技術 ‐0.91%
生活必需品 ‐1.01%
通信 ‐1.01%
不動産 ‐1.06%
資本財 ‐1.28%
一般消費財 ‐1.37%
素材 ‐1.65%
公益 ‐1.69%
金融 ‐1.79%
エネルギー ‐2.44%
全11セクターが下落。
原油価格の下落を受けてエネルギーセクターが下落。
格付け会社の銀行格下げ報道を受けて、金融セクターも下げました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイル下落。
特にバリュー株が下落しました。
【個別株】
〇ホームデポ +0.66%
全体的に下落する中、決算を発表したホームデポが上昇。既存店売上高は2%減となったものの、予想の‐3.54減を上回った他、EPSも予想を上回りました。150億ドルの自社株買いプログラムを発表
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【7月の小売売上高】
Amazonのビックセールが全体を押し上げたとの見方もあります。
変動の大きい自動車を除いた小売売上高も前月比+1.0%と6月の+0.2%から予想以上に拡大しました。
【その他経済指標】
輸出物価指数も前月比+0.7%と、2月来のプラスで昨年7月以降ほぼ1年ぶり最大の伸びとなりました。
一方で、米8月NY連銀製造業景気指数は‐19と、7月1.1からマイナスに落ち込みました。
【米銀行格下げ】
米銀行業界の経営環境に関する格付けが現在の「AAマイナス」から「Aプラス」に引き下げられれば、JPモルガンなど70超の米銀行の格付けの見直しを余儀なくされると警告。
格付け会社ムーディーズも今月、米国の銀行10行の信用格付けを1段階引き下げたほか、一部の主要行を引き下げ方向で見直しの対象としています。
【中国での懸念】
中国人民銀行は利下げを実施したが、投資家の懸念を和らげるには至らず。
逆に中国では「碧桂園」の問題を受け再び不動産危機への懸念を高めています。
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【まとめ】
米国株式市場は下落。
堅調な小売売上高が米国経済の底堅さを示唆⇒高い金利が長い間維持される可能性が増したことから、米国債利回りは上昇。株式市場は下落しました。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁もイベントで、「インフレ率は低下してきているものの、依然として高過ぎる」と発言。
金利やインフレとの戦いはもう数か月続きそうです。
加えて、フィッチの米銀行格下げ問題や中国の経済指標や不動産業者のデフォルト懸念など市場にはいろいろな懸念が渦巻いています。
今後に関しては、週末小売大手のウォルマートやターゲットが決算を発表。投資家は米国の消費の強さや小売義業者の価格決定力から今後のヒントを探ろうとしています。
そして、今年もジャクソンホールで8月24~26日に開かれる経済シンポジウム「ジャクソン ホール会議」に注目しています。
FRBに大きな方向転換がある場合は、ここでパウエル議長から何かしらのヒントが発せられると思われます。
とまあ、市場が夏休みに入り出来高が薄くなる中、イベントが続きます。
懸念、不確実性も多くありますが、「通常」何かしらの懸念や不確実性があるのが株式市場なので、私は特に気にすることなく、いつも通り自身のリスク許容度の範囲内で投資を続けていきたいと思います。
テクニカル的にみれば、S&P500指数は3月以降初めて50日移動平均線を下回って引けました。
なるほど、私は特に気にすることなくいつもどおり投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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