バンガード・グローバルチーフエコノミスト、 ジョー・デイビス氏の今年後半の見解!【○○PFが安定剤になる】

投資まとめ

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【バンガードのメッセージ】

米バンガードのグローバルチーフエコノミスト、

ジョー・デイビス氏の「Still beating back inflation」という動画が公開されていたので紹介します。

【まだインフレを打ち破っていない】

デイビス氏

こんにちは。2023年のバンガード経済・市場見通しのテーマは「インフレを打ち負かす」でした。

さて、今年も半分が過ぎましたが、見通しはどのように進んでいるのでしょうか?

私たちの経済・市場見通しには3つの核となる要素があります。

第一に、インフレは2023年にかけて後退する傾向にありますが、インフレ率が低下したとしても、ますます粘着性が高まるということ。

第二に、労働市場の逼迫、賃金やその他一部の投入コストへの圧力に見られるインフレの粘着性により、世界中の中央銀行が金利を引き下げる可能性は、大雑把に言って非常に低く、実際、2024年まで、つまり現在の暦年をはるかに超えて、制限的な領域にとどまる必要があるということ。

そして第三に、インフレ率を世代を超えた高水準から、世界中の中央銀行が重視する傾向にある2%程度の目標まで引き下げるには、労働市場に何らかの弱さが見られる必要があります。またその側面として、むしろ世界経済は当初の予想以上に持ちこたえているということ。

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したがって2023年の残りの期間に目を向けると、

FRBによって高く抑制的な金利が今後も維持される必要があるため、インフレの面は引き続き緩やかな進展が見られるという当社の見通しはほぼ変わっていません。

最終的にインフレを抑制するための制限的な領域に金利を引き上げるに伴い、今後数カ月間で、いくつかの経済的な弱さが見られることになるでしょう。

こうした状況の中で唯一の希望の兆しは、金融市場の一部、特に債券市場が、今年だけでなく今後数年間の高い金利という現実をますます織り込んでいることです。

債券ポートフォリオ、広範に分散されたグローバルポートフォリオ。これが安定剤となるはずだ。

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【まとめ】

以上となります。

現在までに米国のインフレ率の抑制進展が見られるものの、予想以上に強い労働市場と米国経済を受けて、インフレの粘着性への懸念も強まっています。

それを打ち破り、目標とする2%前後に戻すため、FRBがより抑制的な金利水準をより長く維持する可能性があり、それによって今後数か月で経済が弱まる可能性がある。

というのが、ジョーデイビス氏の見解ですが、経済の教科書通りの見解であり、私もそう思います。

デイビス氏は1年以上前(利上げの最初期)から、ターミナルレートは5%を超える可能性が高いと言っていましたが、当初の市場予想はそれより甘いものでした。

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その後、昨年のS&P500で20%ほどの下落による調整を挟み、市場全体の予想がだんだんデイビス氏のような厳しめの予想によってきたという経緯があります。

ただ、最近では、金融市場の一部や債券市場が、利下げを2024年以降と織り込んでおり、それを「希望の一部」とデイビス氏は表現しています。

予め、厳しくなると織り込まれていれば、そこまで大きな混乱や下落になることは通常ありません(よほどひどいことやコロナショックやウクライナ侵攻のような別の予想外のことが起きない限り)。

ですので、インフレや景気後退に関しては、現時点ではパウエル議長のタカ派の発言やFRBの見通しの影響などもあり、厳しめの予想が織り込まれていることと、解決までにはまだ数か月~数年要する可能性があることから、

今からヤキモキせず、長い視点で、経済指標の発表にも右往左往せずどっしり構えることが大切です。

「広範に分散されたグローバルポートフォリオ。これが安定剤となるはずだ」というデイビス氏の見解には賛成です。

ただ、債券ポートフォリオに関しては、日本人視点や現在の環境を考慮することも大切です。

個々の要因や目的もあるため、元々ドルを持っていてそれで運用している方などは別ですが、

今から米国債に投資をする人は現在の利回りや金利見通しだけではなく、為替を考慮することを忘れないでください。

何度も言いますが、よく勉強して、理解してから投資判断することが大切です。流行っていて、みんなが話していて、良さそうだから投資をする。では後で何かしら落とし穴にはまる可能性があります。

円に戻して、コストや税金なども支払ってみたら、思ったより儲からなかったとか、外債には思ったよりリスクを抑える効果はなかった。と、ならないようよく勉強して判断しましょう。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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