S&P500投資家は今後予想される景気後退にどう対処すればよいか?

投資まとめ

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【米国株式市場は右肩上がり】
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Stocks for the Long Run: The Definitive Guide to Financial Market Returns & Long-Term Investment Strategies, Sixth Edition 6th」より引用。

過去200年間、米国株式市場は長期的には右肩上がりで成長を続けてきました。

しかし、「常に」右肩上がりで成長してきたわけではなく、

下落する時期や、長期的に停滞する時期もありました。

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歴史や経済の教科書、基本をベースに考えれば、

金利の上昇や高金利は、通常、景気後退のリスクやリスク資産の価格の低下を招くため、今年の中盤~後半にかけて米国の景気後退が懸念されています。

では、S&P500や米国株、米国株式市場の比率が60%を占める全世界株式などに長期投資をする投資家はどうすればよいのでしょう?

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【景気後退について】

1980年以降、世界の株式市場には12回の弱気相場がありました。

下の図のグレーのラインは1980年以降、

MSCI ACWI指数が20%以上下落した弱気相場を示しています。
世界株式 景気後退
※ブラックマンデーとコロナショックは、早期に回復したため、通常の弱気相場の定義からは外れますが、歴史的な大きな下落だったためこのグラフではカウントされています。

1980年から、43年の間に12回、ざっくりと3.5年に一度は20%以上の下落を世界の株式市場は経験してきました。

そして、43年の間に金利も景気も、何度も、投資家にとって有利にも不利にも変化してきました。

しかし、株式市場は長期的にはそれらを乗り越え成長を遂げてきました。

こうして振り返ると、

〇株式市場が下落することも、
〇金利が変化することも、
〇景気の好不調のサイクルが回ることも、

すべて当たり前のことであり、騒ぐほどのことでないということがわかります。

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【景気後退とタイミング】

1973年からの米国の景気後退(グレーのライン)とS&P500
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通常、S&P500は景気後退を抜けた後ではなく、

景気後退の「最中」のどこかで底をつけ急反発します。

ただ、そのタイミングは景気入り直後の時もあれば、真ん中くらいもあれば、終わり間際ということもあり、正確にはわかりません。

株価が下落した後で売って、景気が良くなってきてから戻ってくると、安値売りの高値買いとなる可能性があります。

加えて、動くことで(利益が出ていれば)税金や売買コストなど、追加コストがかかります。

タイミングの間違いと追加コストは、投資家の実際に手にするリターンを蝕みます。

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【まとめ】

強気相場と弱気相場

まず、少なくとも、景気後退の懸念に対して慌てたり、騒ぐ必要はありません。

景気後退も株式市場の下落や停滞は当たり前のことです。

過去。何度も弱気相場や下落がありましたが、強気相場の上昇は通常、弱気相場の下落を補いあまるくらい長く強いものでした。

市場の良いときはデメリットやリスクが目に入りにくくなり、悪いときには長所が目に入りずらくなりますが、市場には常にリスクがあり、リスクがあるからリターンが期待できるとことを忘れないようにしましょう。

ウォール街のプロたちや世界の機関投資家を、長期的に出し抜くだけの素晴らしいスキル、もしくは運を持っていない、通常の大多数の一般的な個人投資家は、

まずはミスをしないこと。自らの手でただ黙って市場に居続けた場合に比べて、リターンを悪化させないよう気を付けることが大切です。

そのためには、私たちの不安を煽る情報や動くことが賢明だと促す情報、何かしなければという思い込みなどと距離を置くことが大切です。

未来はわかりません。株式市場は複雑系なので予想は困難です。

そして市場を出し抜くのはプロでも長期的には困難です。

「いや、そのスキルが自分いはある」という方はそれをしっかりと『証明』し、そのうえでプロに転向して他人からお金を集めて投資をするのが良いでしょう。

景気後退を回避しようとすることで発生する、追加のコストや労力、株式投資に割く時間や人生のリソースを正当化しつつ、市場を出し抜き続けるスキルを私は持ち合わせません。

大抵の人の場合、景気後退や弱気相場、金利やFRBの政策に費やす脳のリソースや時間をほかのことに回した方が資産形成には効率的です。
もし、お金を効率的に増やしたいのであれば、そして人生を豊かに幸せに過ごしたいのであれば、限りある自分のリソースをどう配分するかが大切です。

例えば、収入を増やす努力で、入金力をあげておけば、今後予想される絵景気後退時により多く追加投資ができるようになるので、資産形成を加速させる機会となりますし、

もし景気後退が起きなくても増やした入金力は確実に自身の資産形成を加速させます。決して無駄になりません。

株式市場にインデックスファンドを用いてできるだけ効率よく(リスクを抑える・コストを抑える、手間と時間を抑えるなど)長く、居続けつつ、その分浮いた自分のリソースを他のことに注ぎ、より多く稼いだり、より人生を楽しむこと。

これが大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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