【下落はいつまで続く?】S&P500は5週ぶり、Nasdaqは8週ぶりに週間ベースで下落。【投資家はどうすれば?】

投資まとめ

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【6月23日 米国株式市場】

ダウ    33,727 ‐0.65%
S&P500     4,348 ‐0.77% 
ナスダック 13,492 ‐1.01%

米国株式市場は下落。半導体銘柄や、マイクロソフトやエヌビディアなど影響力の大きい株の下落が、各指数を押し下げました。

週間ベースでは、S&P500が‐1.4%。Nasdaqが‐1.3%となり3月以来の下落となりました。

ラッセル2000は‐1.44%と大きく下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐1.56%と下落しました。

米10年債利回りは3.737%。‐0.022と低下。

VIX指数は13.44。+0.53と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  143.78 +0.47%
NY原油  69.33 ‐0.26%
NY金   1,920 +0.42%

ドル円は143円台後半。

原油は続落。金はやや反発しました。

ビットコインは30,877ドル。+3.22%と上昇しました。

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【S&P500マップ】

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※週間ベース
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【セクター】

ヘルスケア ‐0.20%
通信    ‐0.35%
金融    ‐0.38%
生活必需品 ‐0.50%
資本財   ‐0.80%
情報技術  ‐0.83%
素材    ‐0.84%
エネルギー ‐0.95%
不動産   ‐1.01%
一般消費財 ‐1.20%
公益    ‐1.54%

全11セクターが下落。

特に一般消費財や公益が大きく下落しました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが下落。

特に小型株が大きく下落しました。

【個別株】

〇スターバックス  ‐2.5%。同社の労働組合が来週からストライキに入ると発表。米国内150以上の店舗で働く従業員3000人以上が参加するとのこと。

〇中古車販売大手カーマックス は10.1%上昇。四半期決算が予想を上回りました。

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【購買担当者指数(PMI)】

〇製造業PMI
結果46.3 予想48.5 前回48.4

〇サービス業PMI
結果54.1 予想54.0 前回54.9

6月の米製造業購買担当者指数(PMI)速報値は46.3と、昨年12月以来の低水準。前月の48.4から低下しさらに悪化。

米国の製造業・サービス業を合わせた総合購買担当者指数(PMI)速報値も53と3カ月ぶりの低水準となりました。FRBの引き締めが実態経済に徐々に効いてきていることが示唆されました。

【信用リスク】

〇ボスティック米アトランタ連銀総裁 
「信用リスクは今後発生する可能性が高く、不動産がリスクとなる可能性」

〇イエレン米財務長官

「収益低迷で今年さらに多くの銀行合併が行われる可能性が高い」

複数の要人が信用リスクを指摘。不動産や銀行のリスクを警告しました。

【投資家の資金はどこへ行く】

バンクオブアメリカ、グローバルリサーチの週間調査によると、

21日までの週に、世界の債券ファンドには54億ドルが流入。一方で、金ファンドから10億ドル、株式ファンドから50億ドル資金が流出したことがわかりました。なお、MMFからは139億ドルの流出。

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【まとめ】

S&P500は5週ぶり、Nasdaqは8週ぶりにマイナスで終わりました。

今週はパウエル議長の議会証言で、市場の予想よりタカ派の姿勢が示されたことや、英中銀の予想外の大幅利上げがありました。

これを受けて、株式市場では景気後退への懸念が再燃しています。

4月以降の米国株式市場の株高は、成長が期待される人工知能(AI)関連株および半導体株への強い期待と需要がけん引してきました。

この期待に各企業が応えられるか。決算シーズンに注目が集まっています。

とはいえ、他のセクターの多くの企業は、前回同様利益の鈍化が予想されているため、元々低めのハードルを飛び越えられるか、それすら躓くのかといった形となるでしょう。

インフレが抑制されつつあることや、他のテーマに注目が移行したことで薄れつつあった「インフレと追加利上げ。それによる景気後退への懸念」

以前から度々指摘してきたとおり、ここ1年投資家を悩ませていた問題が解決するまでにはもう数か月かかるでしょう。

決算シーズンと今後のFRBの政策、そして水物と言われる通り、複雑系で完全には予測できない景気や経済がどうなるかはわかりません。

一時の株高や反発に気を良くしたり、油断したりせずに、規律を保ち、いつも通りの投資を続けていきましょう。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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