【S&P500は4営業日ぶりの反発】パウエル議長はタカ派発言を継続。米国株投資家はどうすれば?

投資まとめ

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【6月22日 米国株式市場】

ダウ    33,946 ‐0.01%
S&P500     4,381 +0.37%
ナスダック 13,630 +0.95%

S&P500とナスダックは上昇。

S&P500は4営業日ぶりの反発となりました。

FRBのパウエル議長は、2日目の議会証言でもタカ派の発言を継続。

利上げや引き締めが修了していないことを示唆しました。

ラッセル2000は‐0.80%と下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐0.53%と下げました。

米10年債利回りは3.797%。+0.074と上昇。

VIX指数は12.91。‐0.29と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  143.12 +0.87%
NY原油  69.46 ‐4.23%
NY金   1,912 ‐1.06%

パウエル議長の発言を受けてドル円は7カ月ぶりの高値に。

原油は大きく下落しました。

ビットコインは30,165ドル。+0.35%と上昇しました。

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【S&P500マップ】
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マイクロソフトやアマゾン、アップルなど大型グロース株が上昇。

Nasdaqを牽引しました。

【セクター】

一般消費財 +1.54%
通信    +1.15%
情報技術  +0.92%
ヘルスケア +0.65%
生活必需品 +0.51%
素材    ‐0.29%
資本財   ‐0.71%
公益    ‐0.75%
金融    ‐0.75%
エネルギー ‐1.30%
不動産   ‐1.43%

全11セクター中5セクターが上昇。

グロース系のセクターが上昇。

エネルギーと不動産が大きく下げました。

【スタイルボックス】

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大型グロース株が上昇。

中小型株やバリュー株は下げています。

【個別株】

アマゾン<AMZN>+4.26%

アナリストがクラウドと広告ビジネスを前向きに捉えていたことで買いが膨らみました。

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【パウエル議長の議会証言】

昨日、FRBのパウエル議長が下院金融サービス委員会で「経済が現在の方向で推移する場合、FRBは一段の利上げを実施するということが、かなり正確な推測になる」と指摘。

今日は上院銀行委員会で証言し、「雇用への影響が懸念される中でも一段の利上げの必要性」を容認。

「FRBが利下げに転じる試金石になるのはインフレが低下しているという確信だ」「利下げは当面は行われない」と発言。

年内にあと1回か2回の利上げ
が必要になる可能性があるとの考えを示しました。

これを受けて、FRBの政策によく反応する米2年債利回りは3月以来の高水準を付けました。

金融市場ではあと一回の利上げと、一月以降の利下げをメインシナリオとして織り込みました。

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また、今日は、英中銀が政策委員会(MPC)で予想外の0.50%ポイントの大幅利上げを実施。

英中央銀行は引き締めペースを加速させ、追加利上げが必要な可能性も警告しています(ブルームバーグ)。

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【まとめ】

パウエル議長の連日のタカ派の発言を受け、インフレとそれを潰すためのFRBの引き締め政策がより長く続く可能性を市場は織り込みました。

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債券市場やドル円は動きがありましたが、米国株式市場は大型グロース株が上昇したことで反発。昨日まで3日続落していたこともあり、そこまで大きな反応はありませんでした。

パウエル議長の発言を受けて、

JPモルガン・チェースの市場ストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は、米金融当局による急ピッチな利上げによる効果が時間差を伴って実体経済に波及してくるため、今年下期の米国株は波乱の展開になり得るとの見方を示しました(ブルームバーグ

インベスコのチーフ・グローバルマーケット・ストラテジスト、クリスティーナ・フーパー氏も、時間差で実体経済に影響があることを指摘。実際に年内あと3回の引き締めを実施すれば、経済を深刻なリセッションに陥らせるリスクがあるとして、ハードランディングとなる可能性を指摘しました。

インフレが鈍化しつつあるデータや強い消費や労働市場のデータを受け、ソフトランディングも期待されていた米国株式市場ですが、

金融市場が予想していたよりも、根強いインフレとそれを潰すためのFRBのタカ派政策により、深刻な景気後退を懸念する声も聞かれるようになりました。

ただ、この姿勢はFRBがドットプロット等で元々警告していたことですし、

長期的にインフレを潰せずズルズルいくよりは、多少痛みを伴ってもしっかりと抑え込む方が、長期的には良い結果となる可能性が高いと思われるので、

長期投資家の方は目先の市場や経済の動きに過剰反応することなくいつも通り投資を続けていくことが大切です。

混乱しているときや不確実性の高い時こそ、リターンの源泉が埋まっているというもの。

もし今年後半、あるいはその後、景気後退に突入しても、動じないだけのメンタルと資産配分を維持すること。そして余裕がある方は、更にいつもより多くのお金を投じられるよう、入金力アップに努めるのが良いと思います。

私は長期投資をしていれば、市場サイクルの中でいつかは当然起こりうる景気後退も楽しみながら投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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