(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
【おもしろい画像】
モーニングスターの「米国は「逆イールド」の発生で景気後退局面入りか、過去には利下げで株安継続の場合も」という記事の中におもしろいグラフがあったので紹介します。
リーマンショックを経験した世代の方にとっては懐かしいチャートではないでしょうか?
過去は未来と同じとは限りませんが、
このグラフを見るといろいろおもしろい点がいくつかあります。
まず、逆イールド発生⇒逆イールドが解消した『後』しばらくしてから、
S&P500が暴落を開始しています。
また、FF金利を見ると、2004~2007年にかけて、
利上げ⇒高水準をしばらく維持⇒『利下げ』となっていますが、
その利下げした直後、S&P500は最高値を付け、その後下落。
以下、暴落していきます。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
【これが絶対ではないが】
もちろん、常にこうなるわけではありませんし、違うパターンも多々あるのですが、
少なくとも、
逆イールドが解消されたからOK、
利下げに転じたから株価が上昇する。と安易に考えて油断していると
何かしらの罠に引っかかってしまう可能性があります。
特例ですが、直近では、コロナショックの「直前」にも大きな利下げがありましたよね。
強い業績(+要因)VS利上げ(‐要因)の闘いがこの前ありましたが、
その逆で、
弱い業績(‐要因)VS利下げ(+要因)という戦いもあるのです。
利下げは確かに大きな要因ですが、それが全てではないということを覚えておきましょう。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
【金利さえ下がれば。は危険】
ただ、数年前には、これを自分の都合よく過大解釈や曲解し、
「金利何て関係ない、イノベーションが起きやすい、成長している、Nasdaqは利上げや金利に関係なく上昇する」などと、
金融の基本や原理原則から、割と外れた論調を吹きまわっていた投資初心者の投資情報発信、及びそれを心から信じる集団がいましたが、
今、利下げさえ下がればOKと言っているのであれば、前回の時と同様少し安易かなとも思います。(もちろん、金利が下がれば基本的に株価は上昇すると思いますが)
安西先生ならこういうでしょう。「まるで・・・(ry」(成長株投資家なのに)
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
【まとめ】
しかし、「利下げしたから」といって油断は禁物です。
期待しすぎて油断しているとかえって足元を救われるかもしれません。
利下げを待っていると、逆にタイミングを逃したり、
利下げで株価があがるからここで投資だ⇒そこが最高値付近であとは下がってたなどと、タイミングを外す可能性もあります。
注意しましょう。
さて、振り返ってみると、
リーマンショックの時、S&P500は1年4カ月かけて52.6%下落。戻るまでに5年5カ月かかりました。
未来に目を向けると、
そしてまだまだ公正価格に近い(割安ではない)バリュエーションからスタートすることを考えると、
まあ、株式市場や株式投資なんてそんなもんです。
当たり前に起こる金利の上下や景気の拡大縮小のサイクルにいちいち大騒ぎすることなく、また、過剰反応して油断することなく、冷静に投資を続けていきましょう。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
米国株ランキング
上の応援ボタン2つをクリック頂けると、
ものすごくありがたいです。毎日記事を書く励みになります。
Amazon「【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術」
Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
「利下げ」や「逆イールド解消」しても、まったく油断できないわけ