「続」一括投資VSドルコスト平均法!口数の概念がキー。積立投資だと口数が増えるが一括投資だと増えない説

投資まとめ

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【一括投資かドルコスト平均法か?】

先日書いた『一括投資か分割投資か?ドルコスト平均法でも資産形成後期の暴落は防げない。『資産配分』で考える事が大切!

という記事におもしろいコメントを頂いたので紹介します。

簡単に説明すると、この記事は

①一括投資の方が理屈の上では合理的。
②よく言われるドルコスト平均法のウソや見落としがちな視点。
③ドルコスト平均法を採用するにしても、正しい知識を身につけてから判断するのがよい

といったことが書いてある記事です。

【私自身は一括投資をしました】

私自身は2015年に手元にある現金をVOOに一括投資をして、2016年には個別株も全部売却し、そのお金で更にVOOに一括投資をしました。

2015年当時はVOOは1株180~190ドル台で、20万円で10口は買えました。現在のVOOは380ドル、為替の影響もあって20万円で4口買えるかどうかです。

そのあとは特に金額にはこだわらず、投資に回せるお金ができるたびに都度都度一括投資をしてきました。金融資産は基本的に株式100%で運用しています。

でも、他人が「正しい知識のもとで」ドルコスト平均法で投資をしていても、特にどうも思いませんし、そのまま続けても全然よいと思います。

実際にそういう友人もいますし、投資をやめるよりは10倍マシかなと思います。

一方で、プロやインフルエンサーが間違った情報を自信満々に発信しているとどうなのかなと思います。

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【口数がキーだよ】

余談が長くなりましたね。本題に戻りましょう。

現職のFPさんで、副業でサロン経営している方のようです。すごいですね。

口数の概念がキーです。

一括投資だと、投資成績は買った時よりも上がったか下がったかの評価額の↑↓のみですが
積立という行為をする事で価格の↑↓のみでなく口数との掛算になる事が1番のメリット。

口数は増えるしかないですからね↑価格↑↓or価格↑↓×口数↑

コメントありがとうございます。

積立投資は口数が増えるのがメリットとのことでした。

ここで、一括投資と積立投資(ドルコスト平均法を採用)の口数について少し考えてみたいと思います。

例え話なので細かいツッコミはご容赦ください。

1000万手元にある一ノ瀬さんが、

本来自身のリスク許容度は500万だけど保守的に考え、300万円VOOに一括投資をしました。

その時、VOOは1口1万円だったので300口保有できました。

同じく1000万円手元にある橘さんは、

同じく自身のリスク許容度を超えない範囲で余裕をもって、そのうち300万を

毎月1万円づつ積立投資をすることにしました。

最初VOOは1口1万円だったので1口買えました。

一ノ瀬さんも橘さんも現金700万、VOO300万と言う資産配分を目指しています。

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【300VS1】

しかし、既にこの時点で、同じリスク許容度であり、目標とする資産配分も同じの一ノ瀬さんと橘さんには299口の差がついてしまいました。

一ノ瀬さんは目標とする資産配分を完成させましたが、橘さんは目標の資産配分を完成するまでに、あと299ヶ月(約25年)かかります。

その間、本来は取れるはずのリスクは過小となります。本来目標としている期待リターン(株式30%分)を実際に期待できるのは約25年後からです。

その間、貰える分配金にも、再投資できる金額にも差が出ます。

確かに積立投資の場合口数は徐々に増えてはいきますが、

それは、元々の口数が同じ金額一括投資をする場合に比べて少ないからではないでしょうか?

そして、元のコメントでは一括投資の口数が変わらない前提ですが、分配金を普通に再投資をすれば口数は増えます。(現実では、一括投資をした後追加投資をする場合も多いでしょう)

VOOの分配金は低い時で1%ほど(多いと2%)。300万の1%は3万円。一ノ瀬さんは1年後更に3口VOOを増やせます。次の年は303万円の1%、その次は・・・・

もちろん、橘さんも分配金再投資できますが、差は歴然です。

【その投資対象、長期的に上がる?下がる?】

また、上記の仮定はVOOの株価が25年変わらないことを前提としています。

しかし、実際にはVOOの株価は上下します。

ブリグジットやコロナショックの時にはVOOも半値になり1万円で2口買えるかもしれません。そうすれば効率的に口数が増えるでしょう。

しかし、25年もあればVOOの価格は1万円よりも上昇している可能性が高いと思われます。

またコロナショックの時、約220ドルまでしか下がらなかったように、25年も長期投資をしていれば、暴落が起きても1万円までさがってくれなくなる時期も来る可能性があります。

そうなると買える口数は逆に減ってしまう可能性もあります。

未来に絶対はないので断言はできませんし、橘さんの方が口数が勝つ場合もありますが、

一括の方が口数が増えないからというわけではありません。

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【まとめ】

さていかがだったでしょうか?

インデックス投資家に限らず、配当株投資家の方など、口数を大事にする方も多くいますし、

下落時や下落中買い増す際の精神安定剤的な効果はあると思いますが、個人的には口数という概念をそこまで重要とは思いません。

単純に口数を増やしたい、口数が増える方がえらいのであれば、VOOではなく、もっと1口あたりの金額が安いS&P500に連動するETFや投信を300万円分買えばいいと思います。

でも、そうやって増やした口数の多い「それ」とそれよりも口数の少ないVOO。

口数はことなりますが、どちらもS&P500に連動するよい投資対象に300万分投資をしたのであれば、リスクもリターンも投資結果もまずほとんど変わらないでしょう。

小額投資の際は配当再投資効率が変わりますがちょっと話題が変わるので今回は割愛)

大事なのは投資対象の「口数」と言うよりは、「何に」「どのくらい資産」を配分したかといった、もっと本質的な部分ではないでしょうか?

(私はVOO10口よりもバークシャークラスA1口が欲しい)

また、リスク許容度では500万。目標では300万投資をしたい。そのくらい投資をした時の期待リターンが欲しくて、リスクも全然許容できる橘さんの、

ドルコスト平均法の初期はVOO1万、現金999万のポートフォリオ。VOO2万円、現金998円・・・・・のポートフォリオは合理的と言えるでしょうか?

基本的に株式投資は長く続けた方が有利です。一ノ瀬さんは300万円に25年間複利的な効果を効かせることができますが、橘さんが300万円に複利効果を効かせられるようになるのはずっとあとのことになります。

個人的には口数よりも、ここら辺の概念がキーのような気もしますが、私はFPではありませんし、プロや本職の方には適いませんから、

素人の戯言と聞き流してくれれば幸いです🙇

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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