4月14日、先週の米国株式市場のまとめと今後気を付けるべきポイントとは?

投資まとめ

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【4月14日 米国株式市場】

ダウ    33,886 ₋0.42%
S&P500     4,137 ₋0.21%
ナスダック 12,123 ‐0.35%

先週発表された一連の経済指標で、FRBの利上げが裏付けられ、米国株式市場は下落して終了。

金融セクターは大手銀行の決算が好調だったことを受けて、上昇しました。

ラッセル2000は‐0.86%と下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐0.41%と下落しました。

米10年債利回りは3.515%。‐0.007とほぼ横ばい。

VIX指数は17.07。‐0.73と下げました。

【為替・コモディティー】

ドル円  133.83
NY原油  82.68 +0.63%
NY金   2,003 ‐1.84%

ドル円は133円台後半。原油は上昇。金は下落しました。

ビットコインは30,440ドル。‐0.17%と下落しました。

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【S&P500マップ】
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決算発表を受けJPモルガンは+7.6%。シティグループは+4.8%。Wファーゴは‐0.1%。S&P銀行化株指数は+3.5%となりました。

【セクター】

金融    +1.06%
通信    +0.31%
エネルギー +0.19%
一般消費財 +0.13%
資本財   ‐0.12%
情報技術  ‐0.50%
生活必需品 ‐0.58%
素材    ‐0.68%
ヘルスヘア ‐0.79%
公益    ‐1.12%
不動産   ‐1.69%

全11セクター中4セクターが上昇。

金融セクターが上昇する一方で、公益や不動産セクターが下げました。

【スタイルボックス】

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サイズスタイル別にみると大型バリュー株のみが上昇。

小型株が大きく下げました。

【個別株】

世界最大の資産運用会社であるブラックロックは決算を発表。予想を上回る利益を上げ+3.1%上昇しました。

ボーイングは木曜日、737マックスの「かなりの数」の生産と納入が遅れる可能性があると発表し、株価は5.6%下落しました。機体に関するサプライヤーの作業に関する問題が原因とのこと。

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【経済指標】

〇小売売上高 
結果 ‐1.0% 予想 ‐0.5% 前月 ‐0.2%

〇鉱業生産
結果 0.4% 予想 +0.3% 前月 +0.2%

〇ミシガン大学消費者信頼感指数
結果 63.5 予想 64.2 前回 62.0%

〇期待インフレ率
1年 4.6% 5~10年先 2.9%

金曜日発表された、小売売上高、鉱工業生産、消費者信頼感などの米経済指標は強弱まちまちでした。

【FRB関係者の発言】

FRBのウォラー理事は、根強い高インフレを鈍化させるために一段の金融引き締めが必要との考えを示しました(ブルームバーグ)。

アトランタ連銀のボスティック総裁は5月の0.25ポイント利上げを支持していることが、ロイター通信の報道で示唆されました。

FRB当局者の金利見通しを見ると、金融市場の予想と異なり、年内の利下げをほとんど見込んでいないこと。来年以降の見通しついてはメンバー間でもかなりのばらつきがあることがわかります。

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今後の経済指標の発表などを受けて、今後の見通しや政策は変わる可能性が十分にありますが、

FRBメンバーでも予想に幅がある事、2025年くらいまでは下がるとはいえ、高い水準の金利が続く見通しであることがわかります。

2025年時点の最も低い予想水準でも2.50%。リーマンショック以降の0に近い低金利の時代とは異なる環境になる可能性があります。

【イエレン氏の見解】

イエレン財務長官は、最近の銀行破綻を受けて金融機関が慎重になり、融資を一段と引き締める可能性を指摘、FRBの追加利上げが不要になる可能性があると述べました。

その可能性もありますが、融資引き締めは景気後退へと繋がる可能性もあります。

【金融市場の反応】

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金融市場は5月のFOMCでの0.25%利上げ確率を78%と織り込んだほか、6月以降のあと一回の利上げを織り込むという動きも出てきました。

グロース株は金利上昇の影響を受ける傾向があります。今年に入り強気相場入りが報じられたNasdaqですが、こうした動きを受けて先週は上昇を一服させました。

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【まとめ】

週間ベースではS&P500が+0.8%、ナスダック100は+0.1%上昇して終えました。

インフレ率の低下に伴い、FRBの利上げがまもなく終了するのではないかという期待が株式市場を支えています。

高い金利はインフレを抑制することができますが、それが景気を減速させ、景気後退のリスクを高めるほか、多くのリスク資産の価格を引き下げることに他なりません。

また、金利上昇の影響で、すでに景気の減速が始まっており、企業の利益を圧迫しているのではと言う懸念も渦巻いています。

こうした状況の中、来週以降、S&P500企業の決算シーズンが本格化していきます。元々低めの予想となっていますが、それに対して結果がどうだったのか。そして、各企業が今後についてどのような見通しを発表するのか注目が集まっています。

4月末にかけての決算シーズン、5月と6月のFOMC、そしてその間に発表される経済指標やFRB関係者の発言等で、市場の雰囲気が大きく変わったり、株価が上下する可能性があります。

個別企業に投資をしている方は、自身の投資している企業やその企業と同業の企業の決算をよく見る事、そしてどこかによりよい投資機会が存在していないかをよく見極めることが大切です。

ただ、長期インデックス投資家にとっては、今後、20年、30年、何十年と投資を続けていく中のほんの数カ月の出来事に過ぎません。

また、過去何度もそうだったように、おそらくこれから先ももっと大きな下落や困難な事件、問題が起こると思われます。

この程度の問題でイチイチ騒いだり、一喜一憂してたら、これから先何十年も体も神経も、精神ももたないでしょう。

自身の許容できる範囲を守り、株式市場の出来事機に人生を振り回されてしまわぬよう心がけながら、楽しく、投資を続けていくことが大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
4月14日、先週の米国株式市場のまとめと今後気を付けるべきポイントとは?

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