【Nasdaqは強気相場入り。S&P500も4000を回復】今後も上昇は続くのか?米国の強みが垣間見えた一日【油断は禁物】

投資まとめ

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【3月29日 米国株式市場】

ダウ    32,717 +1.00%
S&P500     4,027 +1.42%
ナスダック 11,926 +1.79%

S&P500は4000を回復。

Nasdaqも昨年12月の安値から20%戻し、強気相場入りとなりました。

VIX指数は3週間ぶりの低水準となりました。

ラッセル2000は+1.08%と小型株も上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+0.95%と上昇しました。

米10年債利回りは3.566。‐0.002とほぼ横ばい

VIX指数は19.12。‐0.85と低下。

【為替・コモディティー】

ドル円  132.88 +1.54%
NY原油  72.81 ₋0.53%
NY金   1,963 ‐0.54%

ドル円は132円台後半。原油は3日ぶりに反落。

安全資産を買われてきた金は懸念が後退する中で下げました。

ビットコインは28,428ドル。+4.23%と上昇しました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

不動産   +2.31%
情報技術  +2.09%
一般消費財 +1.90%
金融    +1.50%
エネルギー +1.49%
公益    +1.44%
資本財   +1.42%
通信    +1.39%
追伸    +1.18%
生活必需品 +0.53%
ヘルスケア +0.24%

全11セクターが上昇。

不動産やグロース系のセクターが大きく上昇。

SVBの破綻以降下げていた金融株も大きく反発しました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが上昇。

サイズスタイル別にみるとグロース株や大中型が大きく上昇しました。

【個別株】

〇マイクロン<MU>+7.19%

予想以上の赤字だったものの、良いガイダンスを示し好感されました。

〇ルルレモン<LULU>+12.72%

決算後に大きく上昇。高い需要があることや、在庫問題による利益悪化への対処が進んでいることなどが好感。

〇リビアン<RIVN>+9.88%

アナリストが来週に発表が予定されている、第1四半期の納車データに向けたリスク・リワードに肯定的な見方をしていると述べたことが好感されました。

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【住宅市場の低迷は底打ち?】

全米リアルター協会が発表した2月の中古住宅販売仮契約指数は前月比0.8%上昇し、昨年8月以来の高水準となりました。上昇は3カ月連続。

米住宅市場の低迷は底を打ちつつあるとの慎重ながらも楽観的な見方が出始めています。

【バー副議長の公聴会】

FRBのバー副議長(金融監督担当)は、下院金融サービス委員会で開かれた公聴会で証言。

今後のFRBによる政策決定については「入手されるデータ、そして金融情勢の変化を見極め、会合ごとに判断を下す」と述べました。

また、SVB破綻に関連する問題についても発言。「FRBが銀行破綻のダメージを食い止められないのでは?」という懸念を和らげました。

【パウエル議長の非公開会合】

FRBのパウエル議長は議員らとの非公開会合で、「FF金利は今年どこまで引き上げられるのか?」という質問に対し、先日のFOMC予測(ドットプロット)を指して回答としました。

これによれば、FF金利は2023年末時点で約5.1%。0.25%の利上げがもう一度ある可能性が予想されています。

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一方、金融市場では5月のFOMCでの利上げ停止が62.4%、0.25%の利上げが37.6%と織り込まれています。

パウエルFRB議長は市場を驚かすことを好まないため、もし仮に、市場の考えが間違った方向に行き過ぎれば、また何かしらヒントをだして対話する(釘をさす)と思われます。

逆により大きな混乱を避けることに繋がるので、個人的にはパウエル議長のこういった姿勢は好きです。

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【まとめ】

半導体大手マイクロン・テクノロジーの明るいガイダンスを受けて、半導体やテクロノジー株が上昇。

米国債利回りが一服したこともグロース株の追い風となりました。

市場は、引き続き今週のFRB関係者の講演や31日に公表される個人消費支出(PCE)価格指数に注目しています。

市場では銀行に対する懸念は後退していますが、インフレや景気後退などのリスクは未だくすぶり続けています。

FRBの早期利下げ期待がIT・ハイテク株中心に米株式市場を支えている面もありますが、利上げや高い水準の金利が長く続いたり、

米企業の成長が予想以上に鈍化し、より長く景気後退が続くというシナリオが残っていることも忘れないようにしましょう。

個人的に、今日の米国市場で流石だなと思ったことがあります。

バーFRB(銀行担当)副議長は、公聴会で、SVBが今月経営破綻する前に、監督当局はもっと監視の目を光らせておくことができたはずだと発言。FRBの官僚主義にも問題があったと指摘。

米連邦預金保険公社(FDIC)のグルーエンバーグ総裁も同公聴会で、SVBが破綻した責任の一部は監督当局にあると示唆しました。

自らの責任や悪かったところ、問題点を公の場でしっかりと発言し、問題の解決と再発防止に取り組もうという姿勢に好感を覚えました。

問題が起きてしまった後なので、今更それをなかったことにはできませんし、何かしら不利益があるのは仕方ありません。でも、今より重要なのは今後どうするかでしょう。

変なことに時間をついやしたり、責任逃れをしたり、問題に蓋をして見て見ぬふりをするのではななく、まずは責任ある立場の人が、問題を認識し、行動する姿勢が好感を持てました。

米国のもつ強みの一つである「合理性」が少し垣間見えた一日でした。

私は日本と言う国は好きですが、日本の政治家の方や責任ある立場にいる一部の方には、この姿勢を見習ってほしいなと思う今日頃です。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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