【米国株式市場は下落】SVBファイナンシャル傘下のシリコンバレー銀行破綻!(リーマンショック以来初)ドル円134円台【雇用統計】

投資まとめ

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【3月10日 米国株式市場】

ダウ    31,909 ‐1.07%
S&P500     3,861 ‐1.45%
ナスダック 11,138 ₋1.76%

米国株式市場は大きく下落。

雇用統計後に売りが先行。その後反発を見せましたが、

SVBファイナンシャル(SIVB)関連のニュースが市場を圧迫しました。

ラッセル2000は‐2.95%と小型株は大きく下落。

VXUS(全世界株式除く米)は‐0.86%と米国市場より小幅に下げました。

米10年債利回りは3.704%。‐0.219と大きく低下。

VIX指数は24.80。+2.19と大きく上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  134.91 ₋0.90%
NY原油  76.58 +1.14% 
NY金   1,868 +2.14%

ドル円は一気に134円台に。

原油と金は反発。

ビットコインは19,975ドル。‐1.91%と下げました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

生活必需品 ‐0.45%
ヘルスケア ‐0.74%
一般消費財 ‐0.98%
エネルギー ‐1.42%
通信    ‐1.43%
公益    ‐1.60%
情報技術  ‐1.74%
金融    ‐1.76%
資本財   ‐1.82%
素材    ‐2.15%
不動産   ‐3.26%

全11セクターが下落。

特に不動産や素材、資本財などが大きく下落しました。

【スタイルボックス】

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サイズとスタイル別にみると、

大型バリュー株が堪える一方で、

小型株やグロース株が大きく下げました。

【個別株】

〇ドキュサイン<DOCU> ‐22.85%

旧じっちゃま銘柄のドキュサインは決算を受け大幅安。ガイダンスが嫌気されました。

〇オールバード<BIRD> ‐47.03%

メリノ羊毛の素材を用いた靴製品を手掛けるオールバードは決算を受け下落。株価は約半分になりました。

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【雇用統計】

〇非農業部門雇用者数

結果31.1万人 予想22.3万人 前回50.4万人

〇失業率
結果3.6% 予想3.4% 前回3.4%

〇平均時給
結果4.6% 予想4.8% 前回4.4%(前年比)

非農業部門雇用者数は予想を大きく上回り、平均時給の伸びはやや鈍化しました。

労働市場の堅調さを示唆する内容で、FRBのタカ派姿勢は正当化する内容ではあったものの、短期金融市場では3月の0.50%ポイント利上げの確率が、62%に低下するなどハト派な反応が見られました。

【SVBファイナンシャル・グループ】

当ブログでは昨日の朝の記事で、SVBファイナンシャルの件について少し触れましたが、

カリフォルニア州の銀行規制当局は、米金融持ち株会社SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレー銀行を閉鎖しました。

今後は、米連邦預金保険公社(FDIC)が管理下に置き、受け皿を指名するとしています。

FDICの声明によると、シリコンバレー銀行の本店および全支店は13日に再開され、遅くとも13日午前には預金の引き出しに応じるといいます。

〇イエレン氏のコメント

イエレン米財務長官は、10日FRB、FDIC、通貨監督庁(OCC)の関係者と会談し、シリコンバレー銀行の動向について協議。

「財務省は最近の状況を把握し、状況を監視している」「銀行が損失を被ることは懸念事項」

「銀行規制当局が適切に対応することに全幅の信頼を寄せており、銀行システムはなお弾力的で、規制当局はこのような出来事に対応する有効な手段を有している」と述べています。

〇第2のリーマンショックになるのか?

金融危機以降で最大の米銀破綻となり、米国の銀行株が失った時価総額は過去2日間で1000億ドル以上。欧州の銀行株は約500億ドルを喪失しました。

S&P500地銀株指数が4%下落。週間の下落率は18%に達し09年以降で最大となりました。

市場では、これが他の銀行にも波及し、リーマンショックの再来になるのではと、懸念する声も一部ではありますが、

週末を待たずに破綻が決まったことは寧ろ良かったかもしれない。当局から時間的猶予が与えられなかったことはシステマティックリスクには繋がらないと判断されたからだとの指摘もあります。

シリコンバレー銀行は他の同様の銀行に比べて、債券の保有比率が約10%高かったことや、

コロナ過で急上昇したスタートアップからの資金流入⇒利上げを受け、小型成長企業の預金が流出し、その後、現金確保に苦戦したり、債券の売却損を被ったことなど、少し特殊な事情もあります。

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【まとめ】

昨日の時点では、雇用統計がものすごく注目されていましたが、結局その後のSVBファイナンスの事件が雇用統計の結果をかき消す形となりました。

市場は、株価は下落。債券利回りは低下。ドルは下落。といった反応を見せました。

アクティブ投資家の方は、直感や感情、一部の情報だけで、何かを結論付ける前に、しっかりと事実を確認し、冷静に状況を判断することが大切です。

パッシブに運用する、インデックス投資家の方は特に特別なことをする必要はありません。

むしろ、これから投資をする方や資金にとっては、為替も株価も、まだ割安とはいえないまでも、幾分、多少はマシになったというところでしょう。

私自身は、特に気にすることなく、自分自身にコントロールできることに注力しながら、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。

いつもありがとうございます。

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【踏み絵】

さて、今回の件で、素人及びプロの投資インフルエンサーを信じる投資初心者の方に学ぶべき教訓が一つあります。

皆様の信じるインフルエンサーがSVB件に触れたのはいつでしょうか?

昨日、1週間前、1か月前・・・・

事前にこのイベントをしっかりと予測、警戒できていたのでしょうか?

それとも、事件が起きた後、今朝になって騒いでいるのでしょうか?

もし、そうであれば、つまり、後出しじゃんけんでどうこう解説をしたり、騒いでいるようなのであれば・・・・

その方はあまり役に立たない、ニュースを見て後から解説したり、騒ぎたててるだけの偽物かもしれません。

今回のSVBの件はそういう方に普段バカにされがちな(笑)私にような素人インデックス投資家でも、昨日の朝の時点で多少気にして記事にできるくらいのことですから、

きっとアクティブやトレーダー系のインフルエンサーの方は、事前により詳しく解説して、皆様をきっと助けたことだと思います。

もし、そうでないのであれば、投資系素人インフルエンサーとの付き合いをよく考えなくてはいけないかもしれません。

私自身は、株式投資系インフルエンサーの意見を特に気にすることなく、自分自身にコントロールできることに注力しながら、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。

 
Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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