S&P500(市場平均)を上回ることが本当にあなたの幸せなのか

投資まとめ

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インデックス投資の巨匠たちが引用する物語

「敗者のゲーム」のエリスと「ランダムウォーカー」のマルキール、

そしてバンガードの創設者ボーグル氏もそれぞれの著書で引用している言葉があります。

デイッケインズの小説「デビッド・コパフィールド」からの引用です。

「年間の収入が200万円で支出が196万円なら幸せな人生」

「年間の収入が200万円で支出が206万円なら不幸な人生」

(わかりやすく単位を円にして紹介します。)

この物語から「収入や支出のコントロール」や「貯金」の大切さ

そして「幸せは相対的なものではない」ということが学べます。

例えば、年間500万稼いでいる人でも、600万支出がある人は、

先程の年収200万・支出196万の人より収入はあるものの、

もしかしたら苦しい人生なのかもしれません。

幸せは収入や他人と比べて決めるようなものじゃない。

自分の中にある「絶対的なもの」であると私も思います。

現代の「デビッド・コパフィールド」

現在、プロのファンドや個人投資家まで、多くの投資家はS&P500などの市場平均と、自身の成績を比較することを求められます。

世界一の投資家バフェット氏も運等成績をS&P500と比較することを薦め、自身もまたそれを何十年間も実行しています。

(ブロガーやYOUTUBERの方でしたら、自身の理論やポートフォリオの優位性を示すために戦う理由はわかりますが・・・)

しかし、承認欲求や名誉欲もなく、ただ、効率的に資産形成をすることを求めている、

一般的な個人投資家が果たして、S&P500指数と戦う必要が本当にあるのかなとも思っています。

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【リスクの取りすぎに注意】

現在は、日本でも、S&P500指数とほぼ同じ(厳密にはコストの分若干下回る)リターンを簡単に手にする方法が複数あります。

そして「それを使わない手はない」というバフェットやボーグル等の意見に私自身はとても賛成しています。

ですが・・、S&P500指数を意識するあまり、自分自身の許容するリスクを超えて、

自身にとって無理な比率や、レバレッジをかけてS&P500や米国株に投資したり、

極端な集中投資によるギャンブル的な投資のやりすぎで、

下落時に耐えきれなくなって投資をやめてしまっては本末転倒です。

また逆に「リスクを低く抑えること」を目的とした、ポートフォリオのリターンが少ないことをそこまで卑下することはないと思います。

むしろ、上昇相場の中に現れる(最近だとミーム株やレバレッジ)などの誘惑に打ち勝ち、自身の許容できるリスクを守り、資産形成を続け入ることに胸を張るべきだと思います。

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要は、各々の目標やリスク許容度は人それぞれ。

各々の幸せや生活も人それぞれ

なので、他人に流されて変にリスクを取りすぎたり、取らなすぎたりするのはやめようというお話です。

大切なのは【自分の資産】を増やすこと

S&P500は「幸せ」や「資産を増やす」そのための手段の一つにすぎません。

(ただし、割と効率的な手段の一つだと思っています)

例えば、株式は怖い。現金や債券、日本国債や金、不動産にも投資をしてリスクを分散させたい。

そういう方であれば、以前の私のようにS&P500・100%という極端なPFを採用せずに、

資産の分散をするのが普通に良いと思います。

大切なのは投資を続けることであり、また年齢等によっては守りに力を入れるのは当然のことだと思います。

S&P500が、120%が効率がいい、100%が効率がいい。90%が・・・などと議論はあるものの

効率よりも、一番大切なのは自分自身のリスク許容度だとも私は思います。

そのラインを超えて、投資を投げ出してしまっては、長期投資のメリットが喪失してしまします。

例えば、いくらS&P500大好きな私でもレバレッジを用いて、株式PFの300%以上S&P500に投資をすると少しドキドキすると思います。

このストレスやドキドキ感は「私の求めている」投資にはいらないもので、長期投資を妨げるノイズだと思ってます。

私は自身の人生において、このリスクと精神的な揺れはあまり許容できるものではありませんし、無理に高すぎるリスクを取る必要はないと思っています。

自分のとれるリスクや許容範囲を知ることは、リターンを追い求めることと同じくらいとても大切な事だと思います。

S&P500や市場平均を意識するあまり

「S&P500(市場平均)が17.8%で、自分のリターンが18.3%なら幸せな人生」

「S&P500が17.8%で自分のリターンが13.2%なら不幸な人生」

と考えるのは少し間違っていると思います。

例えば、債券や現金に投資した分、S&P500や市場に勝てなかったからといって「幸せではない」という事はありません。

またプロやファンドと違い、誰から非難されるわけでもありません。

馬鹿にするようなことでもありません。

むしろ、リスクを避けつつ、自分の許容できる範囲内でしっかりとリターンをあげた

「賢明さ」や「判断」を称えるべきだと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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