『ウォール街の全ての予想がここにある』ブルームバーグが500社以上の機関投資家や銀行を調査した結果・・・

投資まとめ

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【 ブルームバーグの調査】

ブルームバーグがウォール街の500社以上のストラテジストに、

今後の投資環境の展望について電話調査した結果を、

記事にして公開していたので紹介します。

https://www.bloomberg.com/graphics/2023-investment-outlooks/?leadSource=uverify%20wall

いつものよくあるニュース形式ではなく

こんな感じで、各社のコメントがそのまま掲載されているので、

ちょっとおもしろかったことと、

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500社以上に電話したブルームバーグ社員の労力に敬意を示したいと思い紹介しました。

【概要・雑感】

『明るい見通しはほとんどなく、2022年の大暴落を経験したばかりの投資家にとっては、新たな痛みを伴うことになりそうだ』とブルームバーグはまとめています。

ブルームバーグ

『FRBが過去数十年で最も積極的な引き締め策を強化する中、たとえインフレがピークに達したとしても、穏やかとはいえ景気後退は大西洋の両岸を襲い、ハト派的な政策転換には高いハードルがあるとの見方が大勢を占めてる』

『2022年の生活費の危機と2桁の市場下落をほとんど予測できなかった予想屋には、謙虚さが必要である』⇦個人的にはここキレッキレで好きです。でもブルームバーグさんあなたもその一翼を担ってましたよね(笑)

『今回は、コンセンサスが再び大外れとなり、逆に多くのポジティブサプライズがもたらされる可能性がある』

『ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェース、UBSアセット・マネジメントの3社は、インフレ率が緩やかになり、経済が弱気なコンセンサスに逆らうと見ており、市場が正しく機能すれば投資家に大きな利益をもたらすとみている』

とのことです。

まあ、実際どうなるかはわかりませんが、こういった可能性も実際ありますから、

安易に資産配分を大きく動かしたり、株式市場から全降りしない方が良いと個人的には思います。

急落が下落が予想できないように、急上昇もなかなか予想できません。

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【カテゴリー別にまとめられています】

今回の記事は一社ずつではなく、

カテゴリごとにまとめられています。

〇ベースケース
〇成長
〇景気後退
〇インフレ
〇金融政策
〇米国について
〇中国について
〇欧州について
〇イギリスについて
〇APAC(アジア太平洋)について
〇日本について
〇ピボット
〇ドルについて
〇収益
〇デフォルト
〇ボラティリティー
〇債券
〇インカム
〇戦争
〇コロナ

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【バンガード】

一例としてバンガードのコメント(ベースケースとグロースカテゴリのもの)を紹介します。

当社ベースケースは、2023年にインフレ抑制努力によって引き起こされる世界的な景気後退である。

中国以外のほとんどの主要国で、2023年の成長率は横ばいかわずかにマイナスになる可能性が高いと思われます。

失業率は上昇しますが、2008年及び2020年の景気後退期ほどには高まらないと思われます。

雇用の減少と消費者需要の鈍化により、インフレ率は2023年まで低下トレンドが続くと思われます。

米国市場では、バリュー株はグロース株に比べてかなり割安であり、小型株は目先の成長鈍化が予想されるものの、魅力的です。

以下、適当に目に入ったコメントを拾ってみました。無作為抽出で特に意図はありません。

〇ステート・ストリート

FRBは永遠に利上げをすることはできない。いずれは収益が底を打ち、楽観的な見方が見直されるでしょう。それまでは、世界を覆うファンダメンタルズの弱さに備え、将来の好材料の可能性を認識しながら、攻めと守りを組み合わせたポートフォリオを構築することが必要です。

〇T. ロウ・プライス

世界経済は数十年にわたる金利低下局面から、持続的なインフレ圧力と金利上昇を特徴とする新体制に移行した。体制の変化には明らかにリスクがある。しかし、2022年の市場はそのようなリスクに対して過剰反応した可能性があり、選択的な逆張り志向を持つ投資家にとって魅力的な潜在的機会を生み出している。

〇UBS

2023年の世界経済の成長率は前年比2.1%にとどまり、パンデミックとGFCを除けば1993年以来の低成長になると予想する。2023年末までに32カ国中13カ国が2四半期以上のマイナス成長となる見通しで、「世界同時不況」のような状況に近づくと予想する。

〇JPモルガン

日本は、景気回復による堅調な企業収益、魅力的なバリュエーション、他市場に比べて小さいインフレリスクにより、比較的底堅く推移するものと思われる。

2023年前半、S&P500は2022年の安値を再び試すと予想されるが、FRBのピボットにより年後半に資産回復が進み、年末までにS&P500を4,200まで押し上げる可能性がある。

〇バンク・オブ・アメリカ

インフレ、ドル、FRBのタカ派的姿勢は2023年前半にピークを迎えるため、市場は年後半にリスクを許容するようになると予想される。

S&P500は通常、景気後退が終わる半年前に底を打つため、2023年前半は債券がより魅力的に見え、後半は株式が良くなるはずです。私たちは、S&Pが4,000で年を越し、S&Pの一株利益が年間合計で200ドルになると予想しています。

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【まとめ】

量が多くて実はまだ私も全部を読めていませんが、

晩ご飯を食べながら一通り目を通してみたいと思います。

もし、おもしろい予想があれば、「○○カテゴリー」の○○社の予想おもしろいとTwitter等でコメントしてツッコんでもらえたら幸いです。

読者の皆様とともに、その予想を見に飛んでいきます(笑)。

今回の予想のまとめで、個人的に面白かったのは、

これまでと違って暗号資産、仮想通貨に対する言及がほとんど見られなかったことです。

ブームの数年間、デジタルゴールドのようなものだと持ち上げ、仮想通貨を売り込んでいましたが、価格が下落し、ブームが下火となるとこうなるんだなあとしみじみ思います。

また復活することはあるのでしょうか?私にはわかりません。

さて、長くなりましたが、今回の記事が、

アクティブ投資をする方にとっては、良くも悪くも、ウォール街は決して悲観一辺倒ではないということなど、ウォール街の雰囲気、コンセンサスを知るきっかけや、

投資機会を探ぐる何かヒントになれば幸いです。

暇で退屈なインデックス投資家の方にとっては話のタネや暇つぶしくらいにはなるかと思います。

私は予想がどうであれ、いつもどおりのインデックス投資を続けたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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