ハワード・マークスが語る「経済予測を信じない投資」の極意がおもしろい。

投資まとめ

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【ハワード・マークスの名言連発】

YOUTUBEのテレ東BIZチャンネルに、モーサテプレミアム特別コンテンツとして、

「ウォール街の重鎮ハワード・マークスが語る「経済予測を信じない投資」の極意」という、

とてもおもしろい動画が公開されていましたので紹介したいと思います。

いや、本当に、インデックス投資家としても共感できる点も多く、

アクティブ投資をしている方にも参考になる点が多々あるかと思います。

以下、個人的に気に入った言葉を備忘録かわりに書いていきたいと思います。

【FRBでも未来はわからない】

Q「インフレは一時的であるという言葉は、ここ1~2年のマクロ経済予測の間違いを象徴する言葉に見えますが、FRBもエコノミストも経済予測を誤りました。FRBも予測を間違えたのです(中略)。この状況をどう振り返るべきでしょうか?」

マークス「私はFRBを責めるつもりはない。彼らは非常に難しい仕事をしている。しかし、あなたが話した事実は、マクロ経済の未来を予測できるような有利な立場の人はどこにもいない証拠だ」

「あなたが言うように、もはやFRBは1年先の自分たちの行動さえ予測できていない。経済予測の結果に投資資金を賭けるべきではない

投資家は自分の知識の限界を知るべきであり、金融政策のフォワードガイダンスを作っている中央銀行ですらも、未来はわからないのだと理解することが重要だ」

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【予想に対して】

マークス「アインシュタインは言った。狂気とは同じことを何度も繰り返して、異なる結果を期待することだ」。予測する人が何年も同じ予測をしてそれが滅多に当たらなければ、その予測に耳を傾けるのはやめるべきだ」

(シミュレーション等も同じですね)

「古いことわざの「不幸は仲間を欲しがる」でもある。もちろん人は自分が間違えれば後悔するが、みんなが自分と同じように間違えれば気が楽だ。ほとんどの人がそうだ」

「強い期待があり、それが外れると市場は強く反応する可能性がある。その期待についていかずに自分の感情をコントロールできた人は、そういった揺れによって利益を得る可能性がある

【経済予測は精神安定剤】

Q「経済予測は『精神安定剤』のようなもので、投資家の不安を和らげたり、他の投資家とは違う動きをするためにコンセンサスを確認するためのものですか?(これは面白い表現)」

マークス氏『マクロ予測と精神安定剤の違いは、マクロを予測を使う人たちは、それが精神安定剤だと気づいていないことだ」

「私は顧客向けのメモにこう書いた。この世界がどれほど不確実な場所であるかを理解したら、ほとんどの人は朝ベッドからでなくなる。と。」

「しかし、プロの投資家である私たちの仕事というのは、不確実性と上手く付き合って、非現実的な期待が織り込まれた市場を避け、非現実的な期待が現実になったり、思わぬサプライズがあって市場が揺れた時にそれを利用してもうけることだ。」

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【コストは重要】

Q「あなたは投資で大切なことの一つとして、簡単に売買のポディションを変えないことだと繰り返していますが?」

マークス氏「株取引にはお金がかかる。手数料も払うことになる。更にほとんどの人は取引しすぎだ。そしてほとんど感情的に売買している。」

「物事がうまくいっているのをみると高い値段で買っている。そして株価が下がると安く売る。これは本来やるべきことと反対だ。全く売買しないほうがほとんどの人は上手くいくと思う」

ここの途中で流れるモーサテの過去の騒ぎすぎ動画に若干引いたのは秘密ですす。

【市場サイクルについての見解】

Q今市場サイクルのどこにいますか

マークス氏「まず、どこでCPIが出るかは関係ない大切なのは今日あなたがいくらの資金を持ち、10年後にそれがいくらになるかだ。先月のCPIがそれに影響することはない。」

「私達の業界ではどんな情報でも、市場の雰囲気がポディティブな解釈になるか、ネガティブな解釈になるかを決めることだ。経済データにイチイチ反応しないことが重要だ。」

「この3年間に起きたことは周期的な出来事ではない。この3年間は経済以外の外生的事象に支配された、歴史の中でも珍しい期間だったということだ。

「外生的事象は常に存在する、しかしこの3年間の出来事はほとんどが非経済的事象だった。そして、この非経済的事象に経済的事象が大きく影響を受けた。これに通常の循環の議論は当てはまらないそれだけだ。終わり(ピリオド)」

「ピリオド!?」両者 苦笑い マークス空気を読む

「そうは言っても、今は誰もが中央銀行がインフレ対策のために、金融引き締めを行えば不況になると信じている。ほとんどの人が今後12~24カ月で中程度の強さと長さで不況になると信じている」

「私はこれについて独自の意見はない。私は自分が何を知らないかを知っている。そしてこれも私の知らないことの一つだ。その後は過去のように不況から回復すると信じている

「カギはより長期的な展望を持つことだ。不況後の数年間へ目を向けると、私にとってはそれが重要だが、トレンドラインでの経済成長は良さそうだが、以前ほどの強さはないと考えている」

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【まとめ】

さて、一部ですが個人的に好きだったところを抜粋して紹介しました。

まあ、好きな所を抜粋しただけあって、いつもブログで言ってるような内容が多いのですが(笑)

あのハワード・マークス氏でもこのように考えているのだということが一つの励みになりました。

とは言え、私はマークス氏ほどの知識も経験もスキルも持ち合わせていません。

ですから、マークス氏が以前アドバイスしていたように、あるいは、幕の内一歩やリカルド・マルチネスのように基本に忠実に、

米国株に関してはS&P500を、コストをかけず、感情や経済指標に流されることもなく、長期的な視点を維持しつつ、基本に忠実にこれからも保有していきたいと思います。

さて、私の話はともかくとして、もちろんいろいろな投資戦略がありますし、読者の皆様の中にも、考え方が違う方も多くいるかと思います。

それぞれの手法において、マークス氏の知見が何かしらの参考になったのであれば幸いです。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
ハワード・マークスが語る「経済予測を信じない投資」の極意がおもしろい。

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