【週間でS&P500 ‐3.4% Nasdaqは‐4%の下落】PPIとミシガン大指数を通過。市場は来週のFOMCとCPIに備える【機関投資家は来年+10%の上昇を予想?】

投資まとめ
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【12月10日 米国株式市場】

ダウ    33,476 ‐0.90%
S&P500     3,934 ‐0.73%
ナスダック 11,004 ‐0.70%  

米国株式市場は反落。

今日の米国市場は来週のFOMCに備えつつ、経済指標の発表を消化しました。

米PPIは予想上回るも減速傾向を示し、ミシガン大学指数では1年先のインフレ期待が15カ月ぶりの低水準となりました。

ラッセル2000は‐1.19%と大きく下落。

VXUS(全世界株式除く米)は‐0.15%と小幅に下げました。

米10年債利回りは3.593%。+0.10と小幅に上昇。

VIX指数は22.83。+0.54と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  136.68 +0.04%
NY原油  71.54 +0.11%
NY金   1,796 +0.45%

ドル円と原油はほぼ横ばい。金はやや上昇して終えました。

週間では原油が数カ月ぶりの大きな下落となりました。

ビットコインは17,102ドル。‐0.75%と低下しました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

通信    +0.01%
不動産   ‐0.21%
金融    ‐0.28%
公益    ‐0.48%
一般消費財 ‐0.52%
情報技術  ‐0.63%
生活必需品 ‐0.76%
資本財   ‐0.81%
素材    ‐0.96%
ヘルスケア ‐1.28%
エネルギー ‐2.33%

全11セクター中10セクターが下落。

このところ下げていた通信が反発。

エネルギーは原油価格の下落を受け大きく下げました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが下落しましたが、特に小型グロース株が下げました。

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【11月の米生産者物価指数 PPI】

〇11月米国 生産者物価指数

前月比 0.3% 予想 0.2% 前回 0.2%
前年比 7.4% 予想 7.2% 前回 8.0%
〇コア
前月比 0.4% 予想 0.2% 前回 0.0%
前年比 6.2% 予想 5.9% 前回 6.7%

11月のPPIは市場予想を上回る伸びとなりました。根強いインフレ圧力が示唆され、米金融当局の利上げを後押しする形となりました。

ただ、前年同月比では過去18カ月で最も低い伸びにとどまり、減速傾向は継続。

食品とエネルギー、貿易サービスを除くPPIは前月比0.3%上昇。前年比では4.9%上昇と2021年4月以降の低い伸び率となりました。

また、消費者物価上昇の主因となっている住宅分野は、他の住宅関連の指標を合わせてみるといずれ方向を転じる思われるため、そこまで騒ぐ必要があるかといわれるとそうでもないでしょう。

市場では、13日に発表の11月消費者物価統計(CPI)に注目が集まっています。

【ミシガン大学消費者信頼感指数】

〇12月ミシガン大学消費者信頼感指数 

結果 59.1 予想 57.0 前回 56.8

ガソリン価格の下落を受けて消費者マインドは改善。

〇1年期待インフレ率   4.6% 予想 4.9% 前回 4.9%
〇5~10年期待インフレ率 3.0% 予想 3.0% 前回 3.0%

短期的なインフレ期待が予想外に低下し、15ヶ月ぶりの低水準となりました。

【米家計資産 3四半期減少も】

FRBの資料よると、第3四半期末の米家計資産は第2四半期末の143.7兆ドルから143.3兆ドルへと4000億ドル減少。減少は3四半期連続。米国株の下落が不動産価格の上昇を上回るかたちとなりました。

一方で、当座預金、普通預金、定期預金、MMFの合計残高は第3四半期末で約18.4兆ドルとほぼ変わらず。

家計負債は7.4%増から6.3%増に鈍化。企業や連邦政府の負債も増加ペースが鈍化していたことがわかりました。

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【まとめ】

米国株式市場は反落。

市場は来週のFOMCに備えつつ、経済指標の発表を消化しました。

現在FF金利先物市場が織り込む、12月のFOMCでの0.50%ポイント利上げの確率は77%、0.75%の利上げの確率は23%と、今日の経済指標発表後でもほとんど変化はありませんでした。

週間ではS&P500が3.4%、ナスダックが4%、ダウが2.8%それぞれ下落しました。

おもしろいニュースで言うと、

ブラックロックやゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント、アムンディなど134の大手機関投資家を対象に実施したブルームバーグの調査では、

回答者の71%が来年の株価上昇を予想。下落予想は19%でした。上昇を見込む回答者は平均で10%のリターンを予測したそうです。

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また、米国債利回りが低下するとの見込みや現在のバリュエーションから、アマゾンやアルファベットのようなテクロノジー株が人気を回復するとみこんでいる運用者が半数だそうです。

この予想が当たるかどうかはわかりませんが、少なくとも市場は悲観一色ではない様子ですね。

ただ、そもそも何の問題も起こさずこれだけのインフレや緩和政策の引き締めを行うなんてことは、なかなか難しいものですし、今私たちの知り得ない新たな火種、ブラックスワンのタネがどこかにくすぶっているかもしれません。

来週はFOMCとCPIの発表があります。市場は12月のFOMCの利上げ幅というよりは、その先のターミナルレート(利上げの最終地点)と金利の曲線(いつまで維持し、いつ利下げに転じるか)などのヒントをパウエル議長の会見などから探ろうとしています。

ただ、結局は、どうなるかわかりませんから、あまり楽観的にも、悲観的にもなることなく、現実主義とよいバランスを貫き、平常心で投資を続ける事が大切だと思います。

私は12月のFOMCやCPIがどうなろうと気にせず、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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