【S&P500は大きく下落】リーマンショック以来の下落日数に!JPモルガン「明日最大6%の下落の可能性も」【10日のまとめ】

投資まとめ

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【 11月10日 米国株式市場】

ダウ    32,513 ‐1.95%
S&P500     3,748 ‐2.08%
ナスダック 10,353 ‐2.48%

米国株式市場は続落。

中間選挙で共和党が予想ほど躍進しなかったことも要因となりました。

投資家の注目は明日のCPIに集まっています。

ラッセル2000は‐2.69%と下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐1.61%と下落しました。

米10年債利回りは4.080%。‐0.048と低下。

VIX指数は25.99。+0.45と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  146.54 +0.60%
NY原油  85.53 ‐3.80%
NY金   1,706 ‐0.35%

ドル円は146円台中盤。原油は大きく下落。

ビットコインは16,034ドル。‐13.55%と低下しました。

昨日に引き仮想通貨とその関連株が大きく下落。

暗号資産交換業者バイナンスが競合のFTXを買収する可能性が明らかになり、業界全体の流動性ひっ迫が懸念されています。また、米当局がFTXと関連事業を調査しているとの報道もありました。

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【S&P500マップ】
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イーロン・マスク氏がツイッターの買収手続き完了後、テスラ株を1950万株売却していたという報道を受け、テスラは7.2%下落し2年ぶりの安値となりました。

【セクター】

公益    ‐0.84%
ヘルスケア ‐1.05%
不動産   ‐1.09%
生活必需品 ‐1.13%
資本財   ‐1.45%
素材    ‐1.58%
金融    ‐1.70%
通信    ‐1.90%
情報技術  ‐2.65%
一般消費財 ‐3.11%
エネルギー ‐4.88%

全てのセクターが下落。

原油価格の下落を受け、エネルギー株が大きく下落。

情報技術や一般消費財などグロース株系のセクターも大きく下げました。

【スタイルボックス】
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全てのサイズとスタイルが下落。

特にグロース株と小型株が下落しました。

【個別株】

〇メタ +5.64%

従業員の13%となる1.1万人を削減すると発表。来年の採用人数も削減。今後数カ月で更なるコスト削減に取り組むとのこと。

〇アファーム(AFRM)‐22.79%

決算を受け大きく下落。EPSの赤字が予想以上に膨らんだほか、2023年の経常収益の見通しも下方修正しました。

〇ロブロックス(RBLX)‐20.95%

決算を受けて下落。10代のユーザーがゲームに費やす金額が減少していることがわかりました。

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【米中間選挙】

この記事執筆時点では結果はまだ確定しておりませんが、上院は拮抗、下院は共和党優勢と報じられています。ただ、民主党も検討しており予想ほど差は拡大していないようです。

また、結局のところ中間選挙の結果そのものが、米国の財政、金融政策、あるいは米国経済や景気の見通しに大きな影響を与える可能性は低いと思われます。

【地政学的リスク】

ロシアのショイグ国防相は9日、ロシア軍に対しウクライナ南部のヘルソン市から撤退。同州のドニエプル川東岸で防衛線を設けるよう命令したと報じられました(ロイター)。

【明日はCPIの発表】

市場は明日の米消費者物価指数CPIの発表に備えています。

12月のFOMC前の最後のCPIであり、12月の利上げ幅がどうなるのか。また、その後のターミナルレート(最終利上げ地点)がどうなるのかを占う上で重要な指標となります。

予想の中央値(ブルームバーグ

〇CPI(前月比)+0.6% (前年比)+7.9%

〇コアCPI(前月比)+0.5% (前年比)+6.5%

CPIの上昇率はやや鈍化したとみられていますが、前月に続いて市場予想を上回った場合、FRBの利上げ減速への期待が後退する可能性があります。

【JPモルガンの見解】

JPモルガン・チェースのトレーディングチームは、CPIが予想より高い伸びとなった場合、米株式相場が取引時間中に最大6%下落する可能性が、

逆に、前年比の伸びが7.6%以下となった場合は、S&P500が5%余り急騰し、10年債利回りは4%を下回ることも想定される。としています(JPMorgan’s Trading Desk Maps Out CPI Game Plan for Wall Street)。

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【まとめ】

S&P500は今年56回目となる1%以上の下落した日となりました。(2%の下落は14日、3%の下落は8日)

2009年の55回を超え、2008年の75回以来の回数となります。

皆さんも感じているように、今年は、リーマンショックやITバブルの時並みに、ボラティリティーの高い一年となっています。

つまり、長期的にレバレッジをかける戦略にとっては逆風、短期的なトレーダーにとってはおもしろい相場となっています。

投資初心者の方や長期的にインデックスファンドに投資をしている方の中には、こういうボラティリティーの高い相場や、先行きに不安を感じる方もいるかもしれませんが、

基本的には事前に決めた合理的な計画や資産配分を維持しつつ、投資を続ける事が大切だと思います。

もし、日常生活に支障をきたすくらい不安だという方であれば、リスクをとりすぎている可能性がありますので、(下落中ではなく)市場がある程度落ち着いた「後」、資産配分について見直すのが良いと思います。

投資をする際に、リーマンショックやコロナショック、ITバブルで、株価が下落した時に「投資を始めればよかった」と思ったことがある方は多いかと思います。

もしかしたら、今や今後の起きるかもしれない景気後退が将来振り返った時、まさに「その時」になる可能性もあります。

もちろん、今後どうなるかわかりませんが、過度に恐れすぎず、自身の許容できる範囲内で適切にリスクをとりながら投資を続ける事が大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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