【レバナス民に朗報!!】米国でもレバレッジ型ETFが人気に!?【ボーグル氏が生きてたらキレただろうな】

投資まとめ

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【Let yourself go, Let myself go】

「スゥー・・・。あのさあー、Amazon君さあー(笑)」

さて、せっかく朝からお顔を拝見できたことなので、

今日は米国株式市場とレバレッジファンドの話をしたいと思います。

【米国でもレバレッジ型ETFが人気に】

モーニングスター・ダイレクトによると

今年これまでに約250億ドルが、レバレッジ型とインバース型の米国ETFに流入しています。

これは、過去最高だった2008年の170億ドルを既に大きくに上回っています。

もちろん、ETF市場全体から見ればレバレッジ型やインバース型のETFの占める割合はあまり大きくありません。

今年のETFへの純資金流入額4030億ドルのうち、インバース型とレバレッジ型への純流入額は6.1%に上り、2021年の1%未満、2020年の2.9%を大きく上回っています。

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【防御として使われる、レバレッジ&インバース型ETF】

ただ、米国ではほとんどの投資家が探しているのは、年初からの市場の下落に対する防御手段です

例えば、今年これまでに米国債ETFに流入した資金は1120億ドル超で、過去最高だった2018年の510億ドルの2倍以上に達しています。

インバース型とレバレッジ型のETFはハイリスクですが、投資家の中には、市場が大幅に変動するリスクに対する防衛手段と見る向きもある。

インバース型やレバレッジ型のETFを活用してポートフォリオの変動率を抑制してたり、

インバース型ETFを使って、保有株を売却して税金を負担することなく、株式へのエクスポージャーを減したり(追加コストはかかりますが)。

ボラティリティーの高い相場を利用して、両建てしてストラドル(株価が上がっても下がっても大きく動けば利益が出る)のような戦略をとったりしています。

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例えば、投資顧問会社ザ・ランドルフ・カンパニーではここ数カ月、

運用資産8億ドルの内5%弱を、ナスダック連動のレバレッジを活用したインバース型ファンドで運用していると言います。

これには、ナスダックにレバレッジをかけることが大好きな投資家の方もニッコリするのではないでしょうか。

ただ、日本の一般的なレバナス民と異なり、個人投資家であっても、必ずしもロングオンリーや長期保有してαを狙うというわけではないようです。

【続、ロビンフッド族】

2021年のミーム株ブームの際には、個人投資家の投機熱が大きく報じられました。

いわゆる「ロビンフッド族」と呼ばれた彼らは、レバレッジETFにお熱のようです。

米国の個人投資家の取引動向を追うバンダ・リサーチのバンダトラックによると、

今年、米国の個人投資家に人気のETF上位10本のうち、5本はレバレッジ型で、

うち2本はナスダック100指数の1日のリターンの3倍を目指すプロシェアーズのETF、TQQQとSQQQで、前者は指数の上昇に賭ける商品、後者は下落に賭ける商品となっています。
TQQQの年初来リターンはドルベースで約‐74%、SQQQは約+75%となっています。

ただ、SQQQはファンド設定以降₋99.99%下げていますから、レバレッジ型やインバース型の取り扱いの難しさやリスクの高さも伺える1年となっています。

【米国の運用会社のプロモーション】

それでも投資家の需要に後押しされ、米国のETF発行体はさらに多くのレバレッジ型やインバース型、ハイリスク商品を市場に送り出しています。

最新のトレンドは単一銘柄ETFですね。このようなETFを用いることで、テスラやエヌビディアといった個々の企業の株に対して、レバレッジや空売りの戦略を取りやすくなるとされています。

ボーグル氏がバンガードでETFを取り扱うことを反対した理由である、「株式売買のゲーム化」は、企業に連動したETFの出現によって更に加速したのかもしれませんね。

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【まとめ】

最近、日本では米国株の信用取引が始まりました。

レバレッジ型の投資信託も次々と生まれ、ブームとなっています。

私はレバレッジそのものを全く持って否定する気はありませんが、

もし用いるにしても、

(追加のリスクやコストを支払ってまで)本当にレバレッジが必要なのか。

リスクを許容できるのか。

商品についてよく理解ができているのか。

レバレッジをかける投資対象は本当にそれでいいのか。

資産運用全体やポートフォリオ全体の中でどの程度、どのような戦略で扱うか。

などを、よく考えて投資判断をすることが大切だと思います。

口で言うのは簡単ですが、実際にやってみると「わかったつもり」になっていただけだったり、いろいろ失敗した後で、初めて気づくことも多々あるかもしれません。

個人的には初心者の方やこれから株式投資を始める方は、

いきなりレバレッジに手を出すよりは、まずは、基本通り、良い企業をよく分散しながら、できるだけ低コストで長期保有するような戦略が良いと思います。

また(将来の)良い企業を選ぶのはとても難しいので(また悪い企業でも株価が上昇することも多々あるので)市場を丸抱えするインデックスファンドを用いるのが簡単だと思います。

「急がば回れ」とよく言いますが、そうやって、投資を続けつつ、投資や市場、金利、レバレッジ、理論、そして自分自身についてよく学んだ後で、

レバレッジ用いるかどうかよく考えるといった形の方が、投資を始めた翌日もういきなりレバレッジをかけるよりは、賢明なのかなと個人的には思います。

株式投資は、ブームだからと言って乗る必要もありませんし、ブームにのれば必ず儲かるというものでもありません。

ミスターマーケットやノイズに振り回されることなく、今後も投資を続けていきましょう。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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