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【10月13日 米国株式市場】
ダウ 29,210 ‐0.10%
S&P500 3,577 ‐0.33%
ナスダック 10,417 ‐0.09%
米国株式市場は小幅に下落。
S&P500とNasdaqは6営業日続落となり、S&P500は2020年11月来の安値となりました。
市場はFOMC議事録とPPIを消化し、今日のCPIに身構えています。
ラッセル2000は‐0.30%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.15%と下落しました。
米10年債利回りは3.900%。‐0.039と低下。
VIX指数は33.57。‐0.06と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 146.85 +0.72%
NY原油 86.94 ‐2.70%
NY金 1,669 ‐0.54%
日本銀行の黒田東彦総裁は金融緩和を維持する考えを表明したことを受け、ドル円は146.85円と約24年ぶりの安値を更新。
原油は3日続落。OPECがは10ー12月期の世界需要増見通しを日量90万バレル下方修正しました。
ビットコインは19,150ドル。+0.46%と上昇しました。
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【S&P500マップ】
【セクター】
〇エネルギー +0.75%
〇生活必需品 +0.48%
〇一般消費財 +0.23%
〇通信 +0.00%
〇金融 ‐0.28%
〇情報技術 ‐0.34%
〇ヘルスケア ‐0.53%
〇素材 ‐0.80%
〇資本財 ‐0.81%
〇不動産 ‐1.39%
〇公益 ‐3.42%
全11セクター中3セクターが上昇。
エネルギーや大型グロース企業が反発。
公益、不動産は大きく下げました。
【スタイルボックス】
大型グロース株以外の全てのサイズとスタイルが下落。
特に中型株が売られました。
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【9月のFOMC議事録】
9月のFOMC議事録では、FRBが必要な限り制約的な金融政策を維持する必要性を強調。
数人は金融引き締めの期間が早期に終了する危険性を歴史的経験が示していると強調しました。
これを受けて、株価は一時上昇する場面もありましたが勢いは続きませんでした。
〇2%の物価目標に戻すことで意見一致
〇年内に0.75%の利上げを少なくとも1回実施する可能性を示唆。
〇インフレが著しく低下したという証拠はほとんど見られない。
〇失業率上昇という代償を伴うとしても、インフレ対策が急務との考えで一致
〇インフレ抑制に向けた行動が少な過ぎた場合の代償は、やり過ぎた場合の代償よりも大きい可能性が高い。(リーマンショックやコロナショック時の金融緩和の際にも「少なすぎて効果がでないよりは、やりすぎた方が良い」というフレーズがありましたね)
金融市場はFRBが11月に0.75%、12月に0.50%、23年の早期に0.25%ポイントの利上げにシフトダウンするとの予想を維持しています。
【9月の米生産者物価指数(PPI)】
〇PPI
前月比 0.4% 予想0.2% 前回‐0.2%
前年比 8.5% 予想8.4% 前回8.7%
〇コア
前月比 0.3% 予想0.3% 前回0.4%
前年比 7.2% 予想7.3% 前回7.3%
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【まとめ】
S&P500とNasdaqは6営業日続落となり、S&P500は2020年11月来の安値となりました。
でも、2年前の株価に戻っただけのことです。特に慌てることはないでしょう。
過去1カ月でS&P500は約9%、Nasdaqは約10%下げており、ここ数週間の動きは金融市場にとっても転換点となりました。
年初来以降、金融市場は、経済成長の鈍化と失業率悪化に直面してFRBが速やかに方向転換し、利下げに踏み切ると予想していましたが、
高インフレを受け、FRBはこの予想を裏切り、利上げが最終地点に達した後もしばらくFF金利を高い水準で維持すると表明しています。
FRBは自身の使命を全うしているだけですし、高インフレや必要以上の緩和政策が続く方が長期的には悪影響なので仕方のないことだと思いますし、市場が勝手に勘違し、読み違えただけとも言えます(笑)。
【今後について】
さて、そんな市場ですが、ここ数日調整や薄商いが続き、今日の米消費者物価指数(CPI)に身構える姿勢を見せています。
ブルームバーグによると、コアCPIが再び40年ぶりの高水準(前年同月比6.5%)に戻ると予想されているそうで、ブルームバーグによるエコノミスト調査では、全体の約3分の1が6.6%以上の伸びを予想しています。
この高い予想を更に超えてくるようなことがあれば、株価は更に下げる可能性もあると思います。
おそらく、投資家の今後の道は厳しく、挑戦的で、楽しくおもしろいものになると思います。
私は、いつもどおり航路を守り、規律ある投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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