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【10月12日 米国株式市場】
ダウ 29,239 +0.12%
S&P500 3,588 ‐0.65%
ナスダック 10,426 ‐1.10%
S&P500とNasdaqは5営業日続落。ダウは小幅に上昇。
中盤一時上昇する場面もありましたが、終盤にかけて下落。
ラッセル2000は+0.06%と上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐1.32%と下げました。
米10年債利回りは3.949%。+0.064と上昇。
VIX指数は33.63。+1.18と上昇しました。
イングランド銀行のベイリー総裁が市場の介入を予定通り停止すると述べたことで、米10年債利回りが上昇。その他の市場も不安が広がりそれぞれ揺れました(ブルームバーグ)。
【為替・コモディティー】
ドル円 145.82 +0.10%
NY原油 88.48 ‐2.91%
NY金 1,669 +0.11%
ドル円は145円代後半。一時、前回9月22日、政府と日銀が為替介入した145円90銭をつける場面もありました。
原油は続落。OPECプラスの減産決定後、大きく上昇した原油ですがここで一服。景気減速による需要減の懸念やテクニカル的な動きが原油価格を押し下げました。
金は反発。
ビットコインは19,019ドル。‐0.57%と下げました。
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【S&P500マップ】
【セクター】
不動産 +1.01%
生活必需品 +0.93%
ヘルスケア +0.58%
資本財 +0.02%
公益 ‐0.27%
素材 ‐0.74%
エネルギー ‐0.75%
一般消費財 ‐0.81%
金融 ‐1.29%
情報技術 ‐1.52%
通信 ‐1.63%
全11セクター中4セクターが上昇。
不動産や金融が上昇。
金融、情報技術、通信が大きく下げ各指数を押し下げました。
【スタイルボックス】
大・中型グロース株などが大きく下げました。
小型バリュー株は上昇。バリュー株や小型株は小幅なマイナスでとどまっています。
【個別株】
〇ウーバー(UBER)-10.42%
〇リフト(LYFT) ‐12.02%
バイデン政権が、連邦賃金法における独立請負人(配達員)の地位についてのルールの変更案を発表しました。
〇アメリカン航空(AAL)+1.74%
暫定決算を発表。売上高がコロナ前の2019年の第3四半期比で13%増加する見通しと発表。予想は10~12%増でした。
〇メタ・プラットフォームズ(META)‐3.92%
アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、2020年来の安値となりました。
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【クリーブランド連銀のメスター総裁の見解】
クリーブランド連銀のメスター総裁は、金融当局は利上げを継続する必要があるとし、数十年ぶりの高インフレ退治に取り組む上で自己満足に浸ってはいけないと指摘
インフレ率については、来年3.5%程度に向けて目に見えて低下していき、2025年に当局目標の2%に達すると予想。
インフレ鈍化の道をたどる上では、潜在成長率を下回る経済成長と雇用の伸びの減速は避けられないと指摘。さらに金融面でのボラティリティーが高まることもあり得る。としています。(ブルームバーグ)
【JPモルガン、ダイモンCEOの予測】
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、米経済および世界経済が来年半ばまでにリセッションに陥る可能性が高いとCNBCのインタビューで回答。
「より大きな亀裂が生じ、多少パニックに陥る恐れがあるのは信用市場かもしれないし、ETFかもしれない。それは国かもしれず、想定外の何かかもしれない」と発言。
S&P500指数については一段の下落余地があるかもしれないとし、さらに20%下げる可能性があるとしています(ブルームバーグ)
【国際通貨基金】
国際通貨基金(IMF)は世界経済見通しの悪化を警告。
来年の世界成長率予想を2.7%とし、7月時点の2.9%や1月時点の3.8%から下方修正。
成長率が2%を下回る水準に減速する確率は25%と試算し、最悪期はこれからと警告
今年の世界経済については、IMFは3.2%成長と予想。7月時点から据え置きとなりました。
IMFの見通しは数カ月で大きくさがりましたね(笑)。
某統計学者が指摘している通り、過去を振り返ってみると、あまり的中率が高くない予想だということを付け加えておきます。
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【まとめ】
昨日までの4日間で、S&P500指数の時価総額は1.6兆ドル減少しました。
明日のFOMC議事録や13日の米消費者物価指数(CPI)を前にポジション調整が進んでいるものと思われます。
13日に発表される9月のCPIでインフレ率の大幅な低下が見られなければ、FRBは再度の0.75ポイント利上げをする可能性があります。
また先週の雇用統計で明らかになった強い労働市場も利上げを後押ししています。
米国債市場では長期債中心に下落。イングランド銀行のベイリー総裁発言を受けて、同中銀による英国債購入が続くとの観測がしぼみました。
さて、ダイモンCEOの予測ですが、S&P500が過去ここから(年初から‐20%以上下落した後に)更に20%下げたことはほとんどありません。
でも、今回も過去と同じようにいくとは限りませんし、可能性としてはあり得る可能性だと思います(サンプル数が少なく何ともいえません)。
日本人視点で見ると、次も為替が味方してくれるとは限りません。むしろ敵になる可能性もあります。
ただ一方で、ここから年末、あるいは翌年にかけて、大きく反発したケースも多々見られます。
結局どちら転ぶかわからない以上、
それぞれの目標やリスク許容度に合う資産配分を維持しつつ、
適切に米国株式市場にエクスポージャーを取り続ける事が大切だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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