投資や資産形成ではいかにミスを避けるかが重要だと思います。

投資まとめ

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S&P500(1985~2004)

〇1985年から2004年のS&P500指数の年平均リターンは13.2%

1万ドルを投資した場合、119800ドル。約12倍になっていました。 

平均的な株式ファンドの年平均リターン

平均的な株式ファンドの年平均リターンの「公表値」は11.3%

ここから生き残りバイアス調整値などを引くと

平均的な米国株式ファンドの年率リターンは10.4%となります。

1万ドルを投資した場合 72900ドル。約7倍となっていました。

S&P500と平均的なファンドの差

よくほとんどのアクティブファンドはS&P500に勝てないと言いわれます。

この期間のデータでも、その例にもれずS&P500指数が勝利しています。

その一因は、よく言われているように「コスト」による影響があります。

1995~2005年2月28日までの10年間の平均的なファンドのコスト(経費率と推計取引コストの差は)の平均は年1.9%でした。

また、別のデータでは、1997年から2002年の6年間、米国の株式ファンド・債券ファンド・MMFの合計で2500億ドル以上の運用手数料等の収入を各ファンドは受け取っています

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投資家が得たリターン

既に「コスト」という大きなペナルティを払った投資家ですが、

1985年から2004年の期間 

平均的な投資家が、「実際に」得たリターンはさらに下がります。

平均的な投資家が得た年率リターンは7.1% 

1万ドルを投資していた場合 39700ドル。約4倍の増加にとどまります。

S&P500と6.1%もの差があります。


実はコスト以外にも落とし穴が・・・

①タイミング戦略の失敗

1984~1991年S&P500指数が低迷していた頃、株式ファンドの購入額は年150億ドル程度でした。

しかし、1998~ITバブルでピークをつけるまでの間、株式ファンドの購入額は年2300億ドルのに増加します。

1985~2004の投資家の行動を振り返ると、割安だった時は何もせず、株価が上昇したあとで高値掴みをするという、典型的な投資行動をとっています。

②ファンド選択の失敗

ITバブルの間、投資家は成長株や割高なハイテク・インターネット銘柄を中心とするファンドを積極的に買い進めました。

バブルのピーク時には、ハイテクファンドが4600億ドルの資金流入があった一方で、(オールドエコノミーなどをあつかう)保守的なファンドから1000億ドル近い資金が引き出されていました。

1985~2004年の平均的な投資家のリターンが

S&P500よりも、平均的なファンドよりも

投資家が実際に得たリターンがさらに下回った要因が

誰のせいかと言われれば、

半分以上は投資家自身のせいだと私は思います。

「投資で成功するには大きなミスを犯さない事」

ウォーレンバフェットもチャールズエリスも投資で成功するにはミスを避けることだと言います。

「投資で成功するには大きなミスを犯さない事」とよくいわれますが

1985~2004の間、1万ドルを投資した場合のリターンは、

S&P500指数 119800ドル 平均的な投資家が得たリターン 39700ドル

と数字で振り返って見ると、

「ミス」と「コスト」は思っている以上に高くつき

手にするリターンに大きな差が出ることがわかります。

S&P500は最も優れた投資か?

私はS&P500指数が最も優れた指数だとも、投資方法だとも言いません。

未来はわかりませんし、もしかしたら、より優れた投資方法があるのかもしれません。

しかし、コストやファンド選択のミスを減らすうえでは大いに役立ちます。

(購入方法に注意をすれば、タイミングによるミスも減らせます)

敗者のゲームではありませんが、

「ミスを減らすこと」が投資で成功するための重要なポイントだと私は思います。

コストやミスを避けるため、私は今後も毎月バンガードS&P500ETF(VOO)に投資を続けていきます。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
投資や資産形成ではいかにミスを避けるかが重要だと思います。

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