【S&P500・Nasdaqは小幅に反発】PPIは予想を下回り、インフレ懸念がやや後退。出来高は30日平均を約20%上回る【次は16日の指標に】

投資まとめ

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【9月15日 米国株式市場のまとめ】

ダウ    31,135 +0.10%
S&P500     3,946 +0.34%     
ナスダック 11,719 +0.74%

米国株式市場は小幅に反発。日中上下を繰り返した後、終盤上昇してプラスで終えました。

予想通りとなった卸売物価指数を受け、前日の売り優勢の流れに一旦歯止めがかかりました。

ラッセル2000は+0.38%と小型株も上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+0.5%と上昇しました。

米10年債利回りは3.406%。‐0.017とほぼ横ばい。

VIX指数は26.16。‐1.11と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  143.16 ‐0.96%
NY原油  89.04 +1.98%
NY金   1,701 ‐0.19%

ドル円は、一時1ドル145円に迫っていましたが、財務省当局者らの口先介入や日銀の「レートチェック」を受けてショートカバーが入り、143円を挟んで推移しています。

原油は上昇。中国の成都でロックダウンが解除されるとの見通しや、

「1バレル=80ドル」程度に下落した段階で米政権が戦略石油備蓄の補充を始めるとの観測が、原油価格を押し上げました。

ビットコインは19,859ドル。‐1.41%と下落しました。

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【S&P500マップ】
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原油価格の上昇を受け、エネルギー株が上昇。昨日大きく下げたグロース株も買われました。

鉄道株が下落。米鉄道会社と労働組合との協議が難航する中、スト突入のリスクが高まっています。

もし、ストに突入すれば、米経済に1日20億ドル以上の損害を与えかねないとの試算も出ています。また、スト突入により天然ガスやトウモロコシの価格が上昇する可能性も指摘されています。

農作物、肥料、燃料、自動車まであらゆるものの輸送を停止する可能性があり、その影響はさらに拡大する可能性があり、インフレ圧力に拍車をかけるとの見方もあります。

【セクター】

エネルギー +2.85%
一般消費財 +1.30%
公益    +0.81%
情報技術  +0.44%
通信    +0.36%
ヘルスケア +0.01%
生活必需品 ‐0.11%
資本財   ‐0.18%
金融    ‐0.25%
素材    ‐1.23%
不動産   ‐1.39%

全11セクター中6セクターが上昇。

エネルギーやIT・ハイテクには買いも見られたものの、

銀行や素材、小売り、不動産などは売られました。

【スタイルボックス】
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サイズスタイル別にみると、昨日下げたグロース株がやや大きく反発。

全体的に小幅に上昇する中、中型バリューとコアは小幅に下げています。

【個別株】

〇ジョンソン&ジョンソン(JNJ)+2.06%

50億ドルの自社株買いプログラムを発表。

〇スターバックス(SBUX)+5.53%

今後3年間の売上高・利益見通しを上方修正しました。急速な事業拡大と中国市場の回復が業績を押し上げる見通し。
〇トゥイリオ(TWLO)+10.02%

収益性の追求のため、従業員全体の11%を削減し会社再編を行う計画を明らかにしました。

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【8月の卸売物価指数(PPI)】

8月 前月比 ‐0.1%(予想 ‐0.1%・前回 -0.5%)
8月 前年比  8.7%(予想 8.8%・前回 9.8%)

8月の米生産者物価指数(PPI)は前月比で低下。燃料コストの低下を受け、2カ月連続でのマイナスとなりました。

前年同月比は8.7%と、予想の8.8%を下回り、伸びは7月から鈍化。伸び率は約1年ぶりの低水準となり、インフレ懸念が和らぐ可能性があります。

財(モノ)の価格は前月より1.2%下げました。ガソリン価格が12.7%下落したことが主因。食品価格は横ばいでした。

より重要とされる、変動が大きい食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数は前年同月比5.6%上昇。伸びは7月の5.8%から鈍化し、2021年6月以来で最小となりました。

前月比では0.2%上昇。7月は0.1%上昇。

コア財価格の伸び拡大が一段落したことは、世界的にサプライチェーン圧力が緩和されるとともに、国内消費がサービスにシフトしたことが主因と見られていますます。

【米住宅ローン金利の上昇】

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MBAが発表した9月9日までの週の30年固定住宅ローン平均金利は6.01%と、2008年以降で初めて6%を超えました。前年比では2倍以上に。

また、住宅ローンの申請件数を測る指標が前週比1.2%低下。前年比では64%低下した。借り換えを示す指数は前週比4.2%低下、前年比83.3%低下となりました。

これを受け、住宅・不動産関連株は軟調な動きとなりました。

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【まとめと感想】

昨日、S&P500やNasdaqは、8月のCPIが予想を上回ったことをきっかけに、2020年5月以来の大きな下げとなりました。

今日は上下を繰り返した後、終盤に押し目買いが入ってプラス圏で終了。出来高は30日平均を約20%上回りました。

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市場では、16日発表のミシガン大学消費者マインド指数のインフレ期待、そして来週20~21日のFOMCに注目が集まっています。

【感想】

さて、先ほど、昨日S&P500が4.3%下落したのは2020年5月ぶりと言いましたが、

約2年たった今、なぜ当時S&P500がそれだけ下がったのか、その日のことを覚えている方はどのくらいいるのでしょう?

覚えているという方でも、昨日のニュースが出るまではおそらく記憶の片隅に追いやっていたことと思います。

もちろん、それは決して悪いことではなく、むしろ普通なことだと思います。

投資家は通常、未来を考えるものですから、

特別な出来事や事件は別として、二年以上前の日々のニュースや株価、市場の動きを正確に覚えているというのは、いい意味で一部の尊敬できるマニアな方くらいでしょう。

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長期チャートでみると、その、2年前の5月の大きな下落の影響はほとんど見えません。

私も昨日言われるまでは忘れていました。

そんな感じで、ほんの数年後には忘れてしまうようなくらいの株価の動きに、いちいち悩んだり、日々の生活に支障をきたしてしまっていては勿体ないと私は思います。

また、このくらいの下落やこれ以上の下落も歴史を振り返ってみればよくあることです。

いろいろな投資戦略があると思いますが、冷静さを失わず、日々の人生に支障をきたさない程度で、投資を続ける事が大切だと思います。

私は今月も特に変わったことはせず、いつもどおり投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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