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【米国のCPI が2%を超えた時の資産のパフォーマンス】
金やコモディティなど実物資産が好調でした。
一見、米大型グロース株が良いようにも思いますが、
ITバブル期間の+72%のリターンとその後の下落期間が含まれていないことに注意が必要です。
【1970年以降の四半期ごとの各アセットの平均リターン】
米国のコアPCEインフレ率が3%を超えると
市場の主導権は株式から実物資産に変わります
ただ、その期間はそう長くはありません。
0~3%→117四半期。3~6%→54四半期。6%~→33四半期
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【インフレヘッジ資産に今から投資をすべきでしょうか?】
では、インフレヘッジ資産に『今から』投資をすべきでしょうか?
その前に、もう一つ注目すべきデータがあります。
「米インフレ連動債」や「コモディティ」など従来の「インフレヘッジ資産」は、
実質金利が上昇時には、アンダーパフォーマンスする傾向があります。
FRBがインフレ抑制のために行動していることが、逆風となるからです。
特定のサブアセットクラスがアウトパフォームしており、
特定のサブアセットクラスは一貫してアンダーパフォームしています。
アンダーパフォーマンスする傾向があったのは。
〇米グロース株
〇ハイイールド債
〇米住宅価格
〇コモディティ
〇低クオリティーグロース株
〇米総合債券指数
経済が縮小している時と拡大しているときのパフォーマンスを比較したものです。
実質金利が上昇している限り、景気が拡大しても縮小しても、
相対的なパフォーマンスは同じであることが分かります。
新興国市場、コモディティ、ハイクオリティ・バリューが異常値。
〇新興国株式のバリュエーションは現地の経済環境に敏感である
〇コモディティは1970年代のオイルショックの影響(この期間を除くと他のアセットと同様に景気への反応が鈍くなる)
〇高クオリティーバリュー株は、経済が好調なときにアウトパフォームする傾向がある
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【実質金利の上昇と投資戦略】
インフレとなると、単純に金やインフレヘッジ資産に投資を促すメディアがあります。
しかし、その時には大抵、金やコモディティは値上がりしており、高値で掴んでしまう可能性があるということに注意が必要です。
インフレヘッジ資産は、インフレになる前に投資をしなければあまり意味がありません。特に、実質金利の上昇下での投資は注意が必要です。
もし、今年の経験を踏まえて、今後投資をお考えの方は、平時と言いますか、インフレが落ち着いてある程度価格が正常になってから投資をするのが良いと個人的には思います。
大きな間違いを防いだり、知識不足が故に失敗してしまうといった状況を、ある程度減らすことが可能だと私は思います。
投資判断を「大きく」間違える可能性も少しずつでも改善されていくのではないかと思います。
インフレや実質金利の上昇時、パッシブ投資家はポートフォリオを調整すべきでしょうか?
インフレ率や実質金利、債利回りなどは時代とともに大きく変化してきました。
株式市場は時にその変化に苦しみながらも、長期的には規律を保ち、忍耐強く投資を続けた投資家に報いてきました。
もちろん、未来はどうなるかわかりません。が、ほとんどの投資家にとって自分自身に、確実にコントロールできることはそう多くはありません。
結局のところ、ほとんどの投資家にとって、適切な資産配分を維持し、必要なら定期的なリバランスを行うというのが正解の一つといえるでしょう。
特にパッシブ運用をする方であれば、それ以上のことをするよりも、
いわゆる入金力の向上に努めるなど、自身にできることに注力するのが最善だと思いますし、私もそれを愚直に実行していきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【投資の基本】「高インフレ時」や「実質金利上昇時」には何に投資をするのが良いか。【米国株投資初心者向け】