『悪魔的リターンを狙う』レバナス本の表紙が公開!! 気になった点を追記しました。

投資まとめ

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【日本初のレバナス本が発売】

レバナス界隈で有名な風丸さんが書籍を出版されることになりました。

現在、Amazonにて目次や内容等を確認することができます。

Amazon「米国株「レバナス」投資 月1万円の積み立てから狙う“悪魔的リターン”

風丸さん、おめでとうございます!

私も書籍などを何冊か監修したことがあり、

その大変さなどを多少なりとも知っていますから、

お祝いと応援の気持ちを込めて、ツイートにて宣伝させて頂きました。

9月2日に表紙が発表されたことを受け、少し気になった点を追記しました。

【出版社の内容紹介】
『日本初のレバナス本、発売。メリット・デメリット含め、中立的に解説。

YouTubeはエンタメ。だから、論争相手をコキ降ろしたりしてます。でも、本ではそういうのナシ。


努めて統計的に論じた
ので、レバナス民やレバナスに興味がある方はもちろん、アンチレバナスの方にご一読いただけたら光栄です』(Amazonより引用)

とのことです。

これはレバナス民もアンチの方も、楽しみな一冊になるのではないのでしょうか?

今回の企画と発売に踏み切った『KADOKAWA 』さんの意図も、興味深い所です。(出版社への信頼の増減や話題性など)

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【個人的に気になったポイント】

次に、ざっと目次だけをみて、

個人的に気になったポイント、見どころなどを紹介したいと思います。

①『世界最強の株価指数NASDAQ100のメリットを全力で叫ぶ!』
 
最強指数の定義とは何か。すごく興味があります。

当然、「過去のリターン」とか「単純なストーリーや(主観、あるいはナラティブ的な)物語」に基づくものというわけではないでしょうから楽しみです。

次項の「レバナスの組み入れが資産形成に効率的」と思うワケ。の『効率的』という点も気になります。

②『これからは低金利時代が濃厚?』

この一項前の「レバナスにとって高金利は地獄・低金利は天国」はわかります。

ただ、『これからは低金利時代が濃厚?』という予想の根拠がとても気になります。

もちろん、そうなる可能性もありますが、機関投資家など大方の予想と異なるため、

おそらくですが、株式投資家や不動産投資家など多くの方が気になる所なのではないでしょうか?

③「リスク最小化・リターン最大化」を目指す「最強&万能ポートフォリオ」

個人的には、例えば、オルカンやVTのような、

低コストで時価総額加重で全世界株式に投資をするようなパッシブ運用のインデックスファンドをベンチマークというか投資の基本、ベースで考えると

レバナスをPFに加えることは「リスクの最小化」というよりは、「追加のリスク」と「追加コスト」を支払って、「追加リターンを狙う」という意味合いかなと思っていたものですから、

「リスク最小化・リターン最大化」を目指す万能ポートフォリオ、とても興味があります。

また、そんな「最強&万能ポートフォリオ」があれば、なぜ機関投資家やアクティブファンドがこぞって採用しないのか。とても気になるところです。

 ④『「毒物」のごとく「危険扱い」される風潮を疑問視』

わかります。

適切にリスク許容度の範囲内で、正しい知識のもと、目的に合わせて使う分には全然いいと思います。とても共感できます。

逆に、週刊誌等の間違ったレバナス批判や、本当にそんな人いるの?作り話じゃない的?なレバナス批判の記事には、私も割とイライラしています(笑)

反論するなら合理的に、理に適った反論しろと。

私自身は、レバナスに投資はしていないし、好きではないものの、割と中立的に見ています。

仲の良いの投資家の何人かはレバナス投資をしていたりと、レバナス投資家の方とも仲良くさせて頂いています。

⑤「多くのシミュレーションを重ねた結果」「努めて統計的に論じたので」

ここの部分、個人的にはめちゃくちゃ期待しています。

「シミュレーション」とのことですから、ただの『過去のバックテストの結果』ではなく、

モンテカルロ法なり、何かしらのモデルを使って「多くのシミュレーション」や検証を重ねたことと思います。これは期待です。

「過去10年のバックテストが一番いい戦略をそのまま使うような愚かなことはしなかった」ということだ。

これはクオンツ運用の初心者がはまりやすい罠だが、儲かったというバックテストの結果(「シミュレーション」は正確な呼称ではない)や儲けたという人の方法をそのまま真似ようとしても、たいていは上手く行かない。

山崎元

また、「努て統計的に論じた」とのことですが、

百数十年程度の株式市場に長期投資した際の統計データは、

統計学者であるネイト・リバー氏や、経済評論家の山崎元氏等、多くの研究者が指摘する通り、そもそも統計的にはデータ不足であることから何も証明することができない。

というのが通説となっています。

その難題をどう解決し、論じているのか。

また、1年に1度取引があるかないかような過去の時代のデータと、

現代のようなインターネットが発達し機関投資家、そして多くの市場参加者が頻繁にと売り引きする時代とのデータの差をどう扱っているのか。

為替やコストをどう織り込んでいるのか。

興味が尽きません。正直めちゃくちゃ期待しています。

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【少し高いけど内容に期待】

山崎元氏と水瀬ケンイチ氏のほったらかし投資術が869円。

kindle版なら594円で読める中、

1650円と普通の個人投資家向けの本としては、やや高くも感じる値段ですが

(両学長の本より高く、ちょうどcisさんの本と同じ値段ですね)。

上記のような題目や目次についての、疑問点や期待した点がしっかり書かれているのであれば、私は喜んで、むしろ倍の値段でも買いたいと思います。

ただ、ネットをあさればすぐ出てくるような内容や、

バックテストの結果で過去の事実を書いているだけ(それを勝手に将来の証明としているだけ)なら、

正直がっかりしますし、買う価値もないと思います。

以前、おそらくほぼ初対面にも拘わらず、強い言葉でS&P500や私を批判し、いきなり絡んできたあるレバナス投資家さんが、持論の根拠として示したものが、レバナスの過去30年程度のバックデータだった時は、がっかりや失望を通り越し、感情が「無」になったことがあります(笑)。

が、あれだけ、自信満々に他の投資戦略や投資家をこき下ろし、レバナスなどを強い言葉で薦めている、風丸さんですから、それはないと思います。

繰り返しますが、めちゃくちゃ期待しています。

例え、初心者向けの内容であっても、事実や合理性、統計的な結果などは変わりませんし、ただの感想なのか、根拠があるかはだいたいわかりますしね。

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【余談】

※風丸氏の戦略は侮れない。

余談ですが、投資家の考えや本音は、口先の言葉ではなく、実際に身銭を切り、リスクを負っている、その投資家自身のポートフォリオによく現れると言います。

風丸氏の実際のポートフォリオを調べてみようと思った結果、その過程でおもしろいポートフォリオに出会いました。

風丸氏は以前「レバナス、USA360」1/3くらい。「ビットコイン、イーサリアム」1/3くらい。個別株等「クラウドストライク、オクタ、ZS、U、ZI、SOXL」+「現金」といったポートフォリオを

『真似しちゃいけないR指定のポートフォリオ』とし、紹介していたそうなのですが、

参考画像「https://i.imgur.com/AMaI52x.jpg

画像しかみつけれなくてすみません。もし時間があれば動画も探してみたいと思います。どの動画かわからなくて

それが今年に入り『ドンズバ』で当たっているので、偶然だとしても正直すごい、お見事だと思いました。

レバナス、USA360の歴史的な苦戦は言うまでもありませんが、各投資対象の年初来リターンは、ビットコイン‐46%、イーサリアムー47%、クラウドストライク+4%(過去1年ではー27%)オクター55% ZS ー44%、Uー64%、ZI ー22% SOXLー73%(記事執筆時点)現金(日本円)までもインフレで目減り。

これを真似しなかった人は本当に救われたと思います。流石風丸さん、悪魔的ですね。

【追記】

さて、9月2日、本の表紙が発表されました。

この表氏を見て気になる点があったので、追記したいと思います。

表紙には、2007年から2021年の15年間のシュミレーション(という名のバックテスト)の結果が載っています。

期間を少しずらしたり、2007~2021年は基本的に低インフレ・低金利が続いた機関なので、高金利、高インフレ下でどうなるかのシュミレーションも見てみたいところです。

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さて、私はあれから読者の方からお勧めされた風丸さんの動画を見たのですが、

その動画では、風丸氏は過去のリターンが良かったから、Nasdaqにレバレッジをかけると良いと断言していました。

そこで、私が疑問に思ったのは、『過去のリターンの良かったものにレバレッジをかけるのが良い』という主張であるのであれば、

なぜ、その期間や過去、もっと高いリターンを残した投資対象がたくさんあるなか、『Nasdaq』にレバレッジなのかということです。

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素直にその理屈に従うなら、過去最も高いリターンを残した投資対象にレバで良いと思いますし、

過去Nasdaq100よりも高いリターンをあげた銘柄に分散してレバレッジや、より高いリターンを残した指数にレバでも良い気もします。

おそらく「Nasdaq」に長期的にレバレッジにたどり着いたとても合理的な理由があると思いますので、なぜNasdaqなのか。他の投資対象にレバじゃダメなのか。

その点を風丸さんに(イノベーションだ、成長だとかいう抽象的なストーリーではなく)統計的、理論的にしっかりと解説頂けると期待しています。

また、レバレッジをかける方法がたくさんある中、なぜ投資信託を用いるのかという点も気になります。

【最後に】

過去、バンガードを回転売買を促す優秀な株の仲介屋とののしったり、敗者のゲームを勧めたりと、

なかなかおもしろい風丸さんですが、

本の『価値』と言いますか、買う買わないで『最も重要なのはその内容』。

まずは本屋で実際に手に取り、

読んでみて購入するかどうか、お勧めするかどうかを決めたいと思います。

感想等は、またその時にでもレビューしたいと思います。

本の発売とともに是非お楽しみに。

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【オススメ書籍】

Amazon「【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術

 
Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
『悪魔的リターンを狙う』レバナス本の表紙が公開!! 気になった点を追記しました。

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