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【S&P500を超えるベンチマークだったGE】
ウォーレンバフェットの推薦図書「破天荒な経営者たち ──8人の型破りなCEOが実現した桁外れの成功 」の中では、
素晴らしい経営者を示すベンチマークとして、S&P500の一つ上に、ジャック・ウェルチ時代のGEの成長(投資リターン)が利用されています。
そのくらい、かつての世界一の巨大企業GEの成長と成功は素晴らしいものでした。
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【リーマンショックのダメージと復活】
ジャック・ウェルチ時代の反動や負の遺産、リーマンショックによりGEキャピタルが大ダメージを追ったことなどにより、
政府からの救済、FRBとの喧嘩、トリプルAAAから陥落などいろいろありましたが、
なんだかんだで、そこから一旦大きく立て直し、2016~2017年には頃にはその変革と再建が高く評価されるようになりました。
【世界最大にして最速の組織】
2016年11月には、GE変化の経営
「世界最大にして最速の組織」はいかにして変革を実現しているか。なんて本が発売されました。
しかし、その後、株価は1年間で55%も急落。
かつて世界一の時価総額を誇っていたGEは、主力の発電機部門が苦戦し、縮小したはずの保険部門で巨額損失を計上するなど業績が低迷。
変革と復活からわずか2年足らずの間に、1896年以来初めてダウ30銘柄から外れるまでになりました。
先日なぜGEが凋落していったかを良く表す本が発売されました。
「GE帝国盛衰史 「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか」
ビル・ゲイツが巨大企業が崩壊するとき、内部では何が起こるのか?
が、如何せん発売されたのが遅すぎました。
2015年頃の米国株やGEの投資家はうっすらと噂くらいはあったものの、
目先の株価やよいコメントに裏でこんなことになってるとは知る由もありませんでした。
(私も投資しようかなと迷っていた時期があります。)
【まとめ】
さて、私たちがこれらのものから学ぶ事はいろいろありますが、私は
①世界一の企業、優れた企業でも、凋落することは往々にしてあるということ。
②私たちが知り得る企業の情報には限りがあるということ。
(公開されている、知り得る情報はほんの一部にすぎず、内部の変化や実際に何が起きていたかを知ることができるのはだいぶ後出し、それでも全てを知ることは不可能だということ)←私が個別株投資をやめた理由の一つです。
③後付けの解説や、解説本は良いものも的外れなものもありますが、大抵遅すぎるということ。
特に日本人投資家は後付け解説が大好きだと揶揄されたりすることもありますが、
賢そうな後付け解説をあまりありがたがったりしすぎることなく、投資を続けていくことが大切だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
GEの復活と凋落から学ぶ、個別株投資で大切なこと。【初心者向け】