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【7月27日 米国株式市場】
ダウ 32,197 +1.37%
S&P500 4,023 +2.62%
ナスダック 12,032 +4.06%
米国株式市場は大きく反発。
FOMCとその後のパウエル議長の発言が投資家に安心感を与えました。
ラッセル2000は+2.39%と米小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+2.13%と上昇しました。
米10年債利回りは2.779%。-0.008とほぼ横ばい。
よりFRBの政策に反応すると言われる米3カ月債は2.42%。‐0.11と低下しました。
VIX指数は23.24。‐1.45と低下しています。
【為替・コモディティー】
ドル円 136.53 ₋0.28%
NY原油 98.12 +3.31%
NY金 1737 +1.3%
原油も反発。米原油在庫が5月末以来の大幅減となり、米原油輸出は記録的水準に拡大。米国産原油への需要が世界的に増えていることが米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で示されました。
ビットコインは22,730。+6.92%
FOMCを受けて多くのリスク資産の価格が上昇しました。
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【S&P500マップ】
S&P500構成銘柄の約85%が値上がりしました。
前日引け後に決算を発表していたマイクロソフトやグーグルは大きく上昇。
両社の決算で安心感が広がり、他のグロース株も上昇しました。
米上院が米半導体業界に520億ドルの補助金を支給する法案を可決したため半導体関連も上昇。
【セクター】
通信 +5.11%
情報技術 +4.29%
一般消費財 +3.85%
エネルギー +2.20%
資本財 +1.58%
金融 +1.54%
素材 +1.25%
生活必需品 +0.78%
ヘルスケア +0.65%
不動産 +0.55%
公益 +0.11%
全11セクターが上昇。
ここ数日下げていた、通信、情報技術、一般消費財、エネルギーが大きく上昇。
堅調に推移していたディフェンシブセクターも小幅に上昇しました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが上昇。
特に大、中型グロース株が大きく上昇しました。
【個別株】
〇メタ(旧FB) メタが決算を発表。時間外で下落。
第2Qは売上高が減少。デジタル広告市場の全般的な低迷が響きました。四半期での減収は初めて。
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【FOMC】
FRBは26~27日に開いたFOMCで、FF金利の誘導目標を0.75%引き上げ2.25~2.50%としました。
米FOMC声明全文はこちら「ロイター」
【パウエル議長の発言】
パウエルFRB議長はFOMC後の会見で、「物価は高すぎる」とし、迅速に、断固として、インフレを低下させると発言。
〇米国経済は底堅い。
〇米経済が景気後退に陥ているとは考えず、多くの分野で良好に推移。
〇雇用の伸びは鈍化も労働市場は著しく引き締まっている。
とする一方で、
〇消費者支出は著しく鈍化。
〇企業の設備投資は第2Qに減少。
〇一部の商品価格は下落したものの広範な物価上昇圧力が存在。
〇直近のインフレ統計は予想より悪い内容だった。
としています。
【今後について】
今後については、FF金利を年末までに適度にインフレ抑制的な水準(3~3.5%)にしたい考えですが、「6~12カ月後の経済情勢について断言することは非常に困難で、来年の利上げ幅について予測することはできない」としています。
市場からは、「パウエル議長が今後の指針をデータに委ねようとしたことが市場を安堵させた。議長は自動的に再利上げが必要だとは言わなかった」という声もあり、データに基づいて柔軟に対応していこうという姿勢、市場とのコミュニケーションを計るという姿勢から安心感が広がりました。
【その他 重要な発言】
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【まとめ・感想】
一時は1%の利上げもあるかと囁かれ、波乱の展開も予想されていた7月のFOMCですが、無事通過し、市場では安心感が広がりました。
また、予想よりも悪くない、米国企業の決算も株価を後押ししています。
今後に関してはパウエル議長の言う通り、未だ未知数で不確実性の高い部分も多く、インフレや経済指標次第というところでしょう。
そもそも経済は水物ですからあまり決めつけすぎずに、予想するにしても予想に幅を持たせることが重要だと思います。
長期的に資産を形成していこうというのであれば、昨日のFOMCや今日のGDP速報値。第2Qの決算も一通過点に過ぎません。
今日の市場の出来事も、これから何百日、何千日、1万日と投資を続けていくうえでは本当に1/○○○○日に過ぎないわけです。それは明日も同様です。
短期投資の方や、明日や来週、株を売却ようという方、投資をやめる方などは別ですが、長期投資家の方で目先の1/○○○○日ではなく、より長期的な視点で考えることが大切です。
いろいろな考え方があると思いますが、私自身は経済や企業、投資のことを勉強したり、知ったうえで、あえて無視して(笑)
日々のニュースや株価の変動に一喜一憂せず、また明日からもいつもどおり投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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