S&P500は6日ぶりに反発!好調な決算や経済指標が後押し。ただし油断は禁物です!

投資まとめ

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【7月16日 米国株式市場】

ダウ    31,288 +2.15%   
S&P500     3,863 +1.92% 
ナスダック 11,452 +1.79% 

米主要株価3指数は上昇。

FRBの大幅利上げの懸念が後退したことや、

好調な企業決算が堅調な経済指標が株価を押し上げました。

ラッセル2000は+2.16%と小型株も上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+1.25%と上昇しました。

米10年債利回りは2.928%。‐0.031と小幅に低下。

VIX指数は24.23。‐2.17と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  138.53 -0.11%
NY原油   97.57  +1.87%
NY金    1,702 -0.11% 

ドル円は138ドル台中盤。原油は反発しましたが、週間ベースでは続落し、4月以来初めて1バレル100ドルを下回って1週間を終えました。

原油やコモディティ価格の落ち着きは、米国のインフレや景気にとって良い兆候となります。

ビットコインは20,939ドル ₊1.88%と上昇しました。

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【S&P500マップ】

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前日とは対照的に米金融大手シティグループの決算などを受け、金融が上げを主導。S&P銀行株指数は5.8%上昇と、2020年1月以降で最大の上昇率となりました。

太陽光関連株が下落。マンチン上院議員が民主党指導部に対し、気候変動対策の新たな支出や増税は支持しないと伝えたと報道がありました。

【セクター】

金融    +3.51%
ヘルスケア +2.45%
通信    +2.16%
エネルギー +1.90%
情報技術  +1.76%
不動産   +1.71%
一般消費財 +1.70%
素材    +1.62%
資本財   +1.58%
生活必需品 +0.40%
公益    +0.21%

全11セクターが上昇。

金融、ヘルスケア、通信は2%以上上昇しました。

生活必需品などのディフェンシブ銘柄の一部は不調でした。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが上昇しました。

【個別株】

〇ユナイテッドヘルス(UNH)+5.44%

売上、EPS、ガイダンスともに予想を上回る良い決算でした。

〇シティグループ(C)+13.23%

決算を発表。トレーディング収益が大幅増となり、投資銀行部門の不振を相殺したことで、減益幅は市場予想より小幅にとどまり、株価は大きく上昇しました。

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【米ミシガン大消費者信頼感】

7月の消費者信頼感指数(速報値)は51.1。予想50.0を上回り、過去最低となった6月の50.0から上昇。

また、過去1カ月間のガソリン価格の急落を背景にインフレ期待は低下

FRBがインフレ期待指標として重視している同指数の1年期待インフレ率速報値は5.2%(予想5.3)と、6月5.3%から低下。

5年先のインフレ期待も2.8%と6月の3.1%から低下し1年ぶりの低水準となりました。

このため、短期金融市場では7月のFOMCの1%の利上げ確率が低下しました。

【米小売売上高】

6月の小売売上高(季節調整済み)

前月比 +1.0% 予想 0.8% 前月 ‐0.1%

今回のエコノミスト予想は‐0.2%~2.2%までかなりばらつきがありました。

ガソリンや自動車などの商品の消費が増えたのが牽引。自動車とガソリンを除いた小売売上高は0.7%増でした。

小売売上高はほとんどが商品(モノ)で構成され、インフレ調整をしていないため、今回の上昇は、実際に購入された商品数や消費が増えたのではなく、物価上昇が主因だという見方もあります。

小売売上の改善は、景気後退への懸念を和らげる可能性はあるものの、第2Qの米国の経済成長は低調なようです。

【米企業在庫】

5月の企業在庫は前月比1.4%増でした。予想+1.3%を上回り、企業売上高の0.7%伸び率を上回りました。

前年同月比では17.7%。4月の企業在庫は前月比1.3%増、企業売上高は0.6%増でした。

米国の個人消費が鈍化する中、2022年第1・四半期の企業在庫は大きく増えました。

ウォルマートやターゲットなどの米大手小売業者は在庫が過剰になっていると説明しています。ただ、在庫増は物価の抑制に繋がる面もあるので、悪いことばかりではありません。

【サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁】

昨日のウォラー理事に続き、デイリー総裁も、景気支援策を縮小しているとの認識を示し、過度な利上げに否定的な見解を示しました。

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インフレ率は高すぎるとしつつも、米経済はなお力強いと認識。消費は継続しており、労働市場は引き続き堅調との見方を示しました。(ロイター

また、アトランタ連銀のボスティック総裁も過度に大幅な利上げに消極的な姿勢を示しました。

タカ派のセントルイス連銀のブラード総裁は、どの程度の利上げ幅を支持するかについて言及を控えています。

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【まとめと感想】

S&P500とダウは6日ぶりに反発しました。

ただし、週間では3指数とも下落しており、S&P500は週間で‐0.93% ナスダックは週間で‐1.57%下げています。

CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストボール氏は「株価はなお下降トレンドラインを下回っている」「1日だけでは新たなトレンドは作られない」と指摘しています。

実際1日株価が反発したからと言ってどうということはありません。それが上昇相場のきっかけなのか、下落相場の中の一時的な反発なのかは現時点で判断つきませんので、あまり一喜一憂しないことが大切です。

今日までに、S&P500構成銘柄のうち35社が第2Qの決算を発表。そのうち80%がアナリスト予想を上回っています。

ただし、アナリストによるS&P500構成銘柄の増益率予想は5.6%と期初の6.8%から低下しており、今回の決算は元々低めの予想となっています。(1994年からの平均は10%程度)

それでも、予想を上回る決算が続いていることは、株価にとっては追い風となるでしょう。

来週はゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、IBM、ネットフリックス、テスラ、ツイッターなどが決算を発表します。

15日は、6月米小売売上高や、7月のミシガン大消費者信頼感指数が発表されました。消費者のインフレ期待は低下したことや、6月輸入物価は鈍化したなど、インフレにとっては良い兆候が見られました。

私は決算や経済指標の結果を知ったうえで、あえて無視して、いつもどおりの投資を続けていきたいと思います。

最後になりますが、八戸は雨や寒暖差の激しい日々が続いています。

皆様も体調などに気を付けつつお過ごしください。

それではまた、新たな一週間を楽しんでいきましょう。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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