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【7月14日 米国株式市場】
ダウ 30,630 -0.46%
S&P500 3,790 -0.30%
ナスダック 11,251 +0.03%
ダウは5日連続の下落。S&P500も小幅に下落も、
FRB当局者が0.75%の利上げを支持すると述べたことから買い戻される場面もありました。
IT・ハイテク株が上昇したため、Nasdaqは小幅なプラスで終えました。
ラッセル2000は‐1.07%と小型株は下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.35%と下げました。
米10年債利回りは2.960%。+0.054と上昇。
VIX指数は26.40。‐0.42と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 138.90 +1.14%
NY原油 96.44 +0.15%
NY金 1,705 -1.64%
ドル円は139円を挟んでもみ合い。金は反落しました。
ビットコインは20,590ドル。+1.84%と上昇し、2万ドル台まで回復しました。
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【S&P500マップ】
ITハイテク株が反発。決算を発表したJPモルガンとモルガンスタンレーは下落。
米エリオット・インベストメント・マネジメントが画像共有サイトのピンタレスト株式を9%以上取得。ピンタレストの株価は時間外取引で20%急騰しました。
【セクター】
情報技術 +0.93%
生活必需品 +0.16%
公益 +0.01%
一般消費財 ‐0.06%
ヘルスケア ‐0.37%
資本財 ‐0.58%
不動産 ‐1.00%
通信 ‐1.04%
素材 ‐1.89%
エネルギー ‐1.90%
金融 ‐1.92%
全11セクター中8セクターが下落。
情報技術が上昇する一方、素材、エネルギー、金融などが下げました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが下落。
大型コアとグロースが踏みとどまる一方、バリュー株や小型株が下落しました。
【個別株】
〇コストコ(COST)+4.01%
アナリストが投資判断を「買い」に目標株価を525ドルから579ドルに引き上げました。
〇アリババ(BABA)‐4.89%
同社の複数の幹部が中国当局に呼び出されたと伝わり売られました。
〇ノババックス(NVAX)‐26.20%
新型ウイルス向けワクチン「Nuvaxovid」に数件のアナフィラキシーが報告されたこと。5月末までに配布した150万回分のうち、世界中で189例の知覚異常と67例の知覚低下が発生したと発表したことで売られました。
【JPモルガン(JPM)‐3.49%】
決算を発表。米景気後退リスクが高まる中で貸倒引当金の積み増しが響き、市場予想を超える28%の減益となりました。EPSも予想2.88ドルを下回る2.76ドルとなりました。
ダイモンCEOは、米経済成長は継続し、雇用情勢や個人消費は健全としつつも、ウクライナ情勢、高インフレ、QTなど多くの懸念要因が世界経済に対する脅威と指摘しました。
同じく決算を発表したモルガンスタンレーも11%の減益。EPSも予想1.57ドルに対して、1.39ドル(調整後1.44ドル)と下回りました。
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【FRBのウォラー理事】
FRBのウォラー理事は7月のFOMCで0.75%の利上げを支持すると表明。
CPI統計の結果を踏まえても、7月会合に関する自身の基本シナリオは0.75%利上げと強調。そうすれば、FF金利の誘導目標レンジは2.25~2.50%と、自身が中立金利と見なす水準近辺になるという認識を示しました。
市場で1%の利上げ観測が出ていることについては「やや先走っている可能性がある」と指摘。
ただ、7月のFOMC前に発表される『小売売上高』や『住宅関連指標』が予想を上回った場合、より大幅な利上げに傾く可能性もあると述べました。
7月以降については指標次第とし、コアインフレが低下し始めるまでは、追加利上げによって需要を抑制すること支持。労働市場は非常に堅調で、ソフトランディングや景気後退の回避は可能との見解も示しました。
これらのコメントが伝わると、株価は上昇に転じ、FF金利先物も1%を織り込む確率が低下しました。
【米卸売物価】
6月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)
前月比 +1.1% 予想 0.8% 5月 0.9%
予想を上回り、伸びが加速。
特にモノの価格が前月より2.4%上昇し全体4分の3を占めました。5月は1.4%上昇。
6月のモノの価格上昇の9割近くは、10.0%上昇したエネルギー価格に起因しています。
5月は0.6%だったサービス価格は0.4%上昇となりました。
変動が大きい食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数は+0.3%となり、5月の0.4%から鈍化しました。コア指数の鈍化は3カ月連続。サプライチェーンのボトルネック緩和が示唆されます。
また、ガソリンや生活必需品の価格高騰が消費者に他の消費を控えさせ、価格上昇を鈍らせている傾向も伺えました。
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【まとめ・感想】
13日の予想を超える、6月の米CPI(消費者物価指数)の発表を受け、7月のFOMCで1%の利上げを織り込む動きもでていた金融市場ですが、
今日のウォラー理事など、複数の当局者から0.75%の利上げを支持するとの考えが表明されると落ち着きを取り戻し、株式市場も序盤の下げを押し戻しました。
積極的な利上げによる景気後退を懸念する市場関係者は一旦胸をなでおろしましたが、これで、インフレや景気後退の懸念が魔法のようになくなったわけではありません。
それらの懸念が解決するにはまだ数カ月から数年ほど時間がかかります。目先の株価やニュースにやきもきせず気長に付き合っていくことが大切です。
ウクライナ情勢、高インフレ、景気後退がなど多くの懸念が世界にはありますが、だからこそ私は自身のリスク許容度の範囲内で、いつもどおり淡々と投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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