【1970年以来最悪の上半期】S&P500・Nasdaqは2Q連続の下落。今後の方針と上半期の振り返り

投資まとめ

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【6月30日 米国株式市場】

ダウ    30775 ‐0.82%   
S&P500     3786 ‐0.86% 
ナスダック 11028 ‐1.33% 

米国株式市場は続落。主要3指数は月間ベース、四半期ベースで下落。

上半期の下落率はS&P500指数は1970年以来最大。

ナスダック総合は過去最大、ダウは1962年以来最大となりました。

3指数とも2四半期連続で下落。ダウとS&P500は2015年以来、ナスダックは2016年以来の2四半期連続のマイナスで終えました。

ラッセル2000は‐0.66%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐0.37%と小幅に下げました。

米10年債利回りは3.015。‐0.078と低下。

VIX指数は28.71。+1.95%と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  135.65 ‐0.68% 
NY原油   105.95 ‐3.49%  
NY金   1,810 ‐0.17%

ドル円は135円台に。金は4日続落。月間では3カ月連続の下落となりました。

OPECプラスは8月の増産枠を日量64.8万バレルに維持することで合意。ただ、9月以降の方針を先送りしたため、先行き不透明感から原油が売られました。

ビットコインは18,887ドル。‐6.00%と大きく下落しました。

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【S&P500マップ】

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【セクター】

公益    +1.10%
資本財   +0.28%
不動産   +0.04%
生活必需品 ‐0.06%
ヘルスケア ‐0.33%
金融    ‐0.88%
素材    ‐1.23%
情報技術  ‐1.33%
一般消費財 ‐1.54%
通信    ‐1.57%
エネルギー ‐2.04%

全11セクター中3セクターが上昇。

公益が+1%と上昇。原油価格の下落によりエネルギーが‐2%の下落。

グロース株が多い、情報技術、通信、一般消費財も約1.5%ほど下げました。

【スタイルボックス】

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サイズスタイル別では、グロース株が大きく下落。

中小型株も売られました。

【個別株】

〇ウォルグリーン(WBA)‐7.27%

決算を発表。EPS,売上高ともに予想を上回るも売られました。

〇ファイザー(PFE)+2.9% 
〇バイオンテック(BNTX)+5.0%

昨日お伝えしたとおり、米政府からワクチンの受注を獲得しました。

〇スマート・グローバル(SGH)-19.28%
〇ダック・クリーク(DCT)-19.34%

両社とも決算を発表。ガイダンスが悪く売られました。

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【経済指標】

昨日は経済指標の発表が続きました。

〇5月コアPCE価格指数 

前年比+4.7%(予想 +4.8%、4月 +4.9%)

FRBがインフレ指標として注視している、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数は前年比+4.7%と予想を下回り、上昇率は昨年11月以来最小となりました。

前月比も+0.3%と4カ月連続で横ばい。インフレのピークアウトを示唆する内容となりました。まだ断言はできないものの、インフレとの闘いに明るい兆しが見えました。

〇5月個人所得  

前月比+0.5%(予想 +0.5% 4月 +0.5%)

〇5月個人消費支出(PCE)

前月比+0.2%(予想 +0.4% 4月 +0.6%)

5月個人所得は前月比+0.5%と予想に一致。一方、個人消費支出は前月比+0.2%。伸びは4月+0.6%から予想以上に鈍化し、年初来で最小、インフレ調整後では年初来初のマイナスとなりました。

個人消費の低調な統計を受けてリセッションを巡る懸念が強まり、株式市場では売りが進ました。

また経済指標発表後、米10年債利回りは3.01%まで低下しました。

〇新規失業保険申請件数 23.1万件(予想 23万件 前回 23.3万件)


〇失業保険継続受給者数 
132.8万人(予想 131.8万人 前回 133.1万人)

予想をやや上回ったものの、米労働市場は堅調な状態を維持しています。

昨日発表された経済指標は、インフレ懸念を一服させる内容となったものの、個人消費の鈍化から景気後退への懸念も高まり、株式市場は「売り」という反応を見せました。

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【まとめと感想】

S&P 500は1970年以来最悪の上半期となりました。

1957年以降でも4番目の記録となります。

今年上半期は、インフレとFRBの利上げの懸念、ウクライナに情勢、中国のコロナウイルス、サプライチェーンの問題や景気鈍化懸念などによって株式市場は打撃を受けました。

そして、これらの懸念の多くは、未だ解決には至っていません。

ようやく良い兆しが見えかけてきているものもありますが)

上半期のS&P500マップはこんな感じです。

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エネルギーセクター以外の10セクターがマイナス。

公益、生活必需品、ヘルスケアなどは1桁のマイナスで踏みとどまる一方で、

情報技術は27%の下落。コミュニケーションセクターは31%下落。一般消費財は33%の下落。とグロース株の多いセクターが大きくやられました。

Apple・Alphabet・Microsoftは23~24%の下落。Amazonとテスラは36%。Metaは52%、エヌビディアは49%、Netflixは‐71%下落しました。

ほんの数四半期前まではどれももてはやされていた大人気銘柄でしたが、ここ半年はその影響力の大きさもあり、各指数を大きく押し下げています。

S&P500指数は第2四半期16.6%下落。ナスダック総合指数は、第2四半期に22.4%下落し2008年以来の最悪の伸びとなりました。

また、年初来では、ダウは15%、S&P 500は20.6%、ナスダック29%下落しています。

はい。というわけで、特に騒ぐことのない、いつもどおりの半年が終わりました。

私は特に騒いだり、どうこうしたりすることなく、

下半期もいつもどおり航路を守り投資を続けていきたいと思います。

しいて言えば、今回は為替が味方していますが、下落の際に為替が敵に回ることもあるので、今回が下落初体験だった人は、今後のために、もしそうなった時でも大丈夫かを確認しておくと良いかと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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