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【6月28日 米国株式市場】
ダウ 30,946 ‐1.56%
S&P500 3,821 ‐2.01%
ナスダック 11,181 ‐2.98%
主要株価3指数は揃って下落。
GAFAMやテスラなど大型ハイテクが分の下落が各指数を押し下げ、
ハイテク株中心のナスダックがより大きく下げました。
米消費者信頼感が悪化したことも響きました。
ラッセル2000は‐1.86%と小型株もマイナス。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.52%と下落しました。
米10年債利回りは3.177%。‐0.017と小幅に低下。
VIX指数は28.36。+1.41と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 136.20 +0.57%
NY原油 111.84 +2.07%
NY金 1,819 ‐0.08%
ドル円は136円台。原油は₊2%と上昇しまいた。
原油高は、リビアやエクアドルで供給停止の可能性に加え、UAEとサウジアラビアの増産余力が乏しいとの見方が出ていることが背景となっています。
ビットコインは20,278ドル。‐2.15%と低下しました。
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【S&P500マップ】
GAFAMやテスラなど、影響力の大きい大型ハイテク株の下落が各指数を押し下げました。
原油価格の上昇を受け、エネルギーセクターが上昇しました。
ストレステストを通過し、増配や自社株買いなどを発表した米銀行株は、小幅な下落にとどまっています。
【セクター】
エネルギー +2.70%
公益 ‐0.35%
金融 ‐0.92%
素材 ‐1.07%
資本財 ‐1.15%
生活必需品 ‐1.33%
不動産 ‐1.42%
ヘルスケア ‐1.74%
通信 ‐2.93%
情報技術 ‐3.01%
一般消費財 ‐4.03%
全11セクター中、エネルギーを除く10セクターが下落。
特にコミュニケーション、情報技術、一般消費財が大きく下げています。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが下げましたが、
特にグロース株が大きく下げました。
【個別株】
〇ナイキ ‐6.99%
決算を発表。EPS、売上高ともに予想を上回る内容でしたが、今後の粗利益率や中国市場に慎重な見通しを述べたため、株が売られました。
〇クアルコム(QCOM)+3.48%
アップルがモデム用チップの自社開発に失敗。iPhoneでクアルコム制のチップを使い続けるとアナリストが指摘しました。
〇ストゥロ・バイオファーマ(STRO)+20.79%
日本のアステラス製薬と、抗体-薬物複合免疫賦活薬の共同研究開発で戦略的提携、及びライセンスに関する契約を締結したと発表。株価は急騰しました。
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【6月の米消費者信頼感指数】
6月の米消費者信頼感指数
結果 98.7 予想 100.4 前月 103.2
米消費者信頼感が悪化したことで楽観的な見方が後退。FRBの利上げで米経済が景気後退に陥るとの懸念が高まりました。
現況指数は147.1と、147.4から低下。今後6カ月の見通しを反映する期待指数は66.4と、73.7から低下。10年ぶりの水準となりました。
【S&P500企業の利益は過去最高に?】
ウォール街のアナリストは過去1カ月で2022年の企業業績予想を一段と引き上げた。
ブルームバーグ・インテリジェンスのデータによると、S&P500構成企業の増益率の予想は、年初には8.7%でしたが、1カ月前に10%になり、今では10.7%となっています。
ウォール街のアナリストは強気な姿勢を維持していますが、景気後退や下振れサプライズによる失望で、より株価が下がる可能性もあります。
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【まとめと感想】
序盤は中国政府のコロナウイルスに対する規制の緩和が好感され、サプライチェーンの問題の懸念が後退するとの見方から上昇する場面もあった米国株式市場ですが、
6月の米消費者信頼感指数が低水準だったことを受け、下落に転じ、S&P500は今年8度目となる‐2%台の下落で終えました。
景気後退への警戒感が強まっていますが、同時にFRBの積極的な利上げ観測も和らいできています。昨日は多くのFRBメンバーが発言していました。
機関投資家のリバランスもあり、ボラティリティが高くなることが予想されている今週の米国株式市場ですが、今年の週ごとのS&P500のリターンを振り返ってみるとこんな感じになります。
ずるずると数週下げた後、ドンと反発。市場の空気や方向性が変わったかと思えばまたズルズル下げる。こんな感じの展開が続いています。
市場タイミングが計るのが上手い方はこれも利用できると思うのですが、
「ズルズルとした下落に負けて安値で株を売った後、大きな反発を逃したり」「反発をチャンスとみて高値で買った後、ズルズルと下げたり」と、そんな感じになった方もおられるかと思います。
市場の先行きやタイミングを予想して動くことは一見懸命に見えますが、
それは上手くいく時もあればいかない時もある戦略だということ。追加コストがかかること。過去の研究を見るとそれに失敗する投資家が多いこともよく考えて投資判断をすることが大切だと思います。
長期的に分散されたPFで運用する場合タイミングの影響は僅かなので、自身はコストを抑えることを重視して、タイミングを計ることなく、資産配分を維持し投資を続けていきたいと思います。
結局、インフレがピークアウトし、FRBの利上げの最中到達地点に目途がついたり、景気後退の懸念が和らいだりするまでは上値が重い展開が続くと思われます。
あまり日々の株価や市場の見通しの変化にあせらず、冷静に、楽しく、淡々と投資を続けていきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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