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【6月24日 米国株式市場】
ダウ 31,500 +2.68%
S&P500 3,911 +3.06%
ナスダック 11,607 +3.34%
米株式市場は大きく上昇。
S&P500は週間ベースで4週間ぶりの上昇となりました。
原油や商品価格の下落でインフレ懸念が緩和され、株式市場が回復。
FRBが予想ほど積極的に利上げしないのではとの見方も広がりました。
ラッセル2000は+3.16%と小型株も大きく上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+2.72%と上昇しました。
米10年債利回りは3.138%。+0.068%と上昇。
VIX指数は27.23。‐1.82と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 135.20 +0.20%
NY原油 107.54 +3.14%
NY金 1830.3 +0.03%
ドル円は135円近辺。金は5日ぶりに小反落。
原油価格は+3%と反発したものの、週間では‐1.77%安と2週連続のマイナス。
107.5ドルとなり、120円台を付けていた今月前半からはだいぶ下げた形となりました。
ビットコインは21,187ドル。+0.39%と小幅に上昇しましています。
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【S&P500マップ】
IT・ハイテク株の買戻しの動きが進みました。また、昨日紹介したとおり、FRBのストレステストを米銀行が無事通過したことで、銀行株指数は3.7%と大きく上昇しました。
【セクター】
素材 +3.98%
通信 +3.93%
金融 +3.80%
一般消費財 +3.74%
情報技術 +3.57%
資本財 +3.49%
府増産 +2.06%
生活必需品 +1.86%
公益 +1.76%
ヘルスケア +1.63%
エネルギー +1.54%
全11セクターがプラス。
うち半数以上の6セクターが₊3%以上と大きく反発しました。
昨日下げた、素材も買い戻されました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが上昇。
グロース株や中小型株など、
年初からより大きく下げていたカテゴリーが大きく反発しました。
【個別株】
〇カーニバル(CCL)+12.44%
決算発表を受けて株価が上昇。警戒されていたほど悪くなかったことや、今後の予約状況に対して強気な表現もあり、買われました。
〇フェデックス(FDX)+7.16%
決算を発表。ガイダンスで通期のEPSが予想を上回ったことなども好感されました。
〇ウルフスピード(WOLF)+13.51%
力強い成長と割安なバリュエーションからアナリストが『買い』に投資判断を引き上げ。
〇スミス&ウェッソン(SWBI)+14.48%
銃器のSBWIは決算を発表。EPSが予想を上回った他、株0.10ドルと25%の増配発表。株価が上昇しました。「米下院が銃規制法案を可決」したものの、民主党や活動家が求めていたほどの大幅な規制ではなかったため、現時点では株価への反応はほとんど見られませんでした。
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【FRB関連】
〇米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁
利上げによって米経済がリセッションに陥ることはない。FRBのバランスシート縮小の終了について検討するのは時期尚早。2024年に減速・終了を討議する可能性がある。(ロイター)
〇セントルイス地区連銀のブラード総裁
年内に政策金利を3.5%まで引き上げたいと主張。ただし、借り入れコストが上昇してディスインフレ効果が働けば、FRBは利下げを始める可能性があるとも指摘
景気後退のリスクについてはそれほど深刻ではなく、「米国の景気拡大の初期段階だ。ショックか何かに襲われない限り、この段階でリセッションに逆戻りするのは異例だろう」と述べています。(ロイター)
本当に景気後退に陥るのか、陥ったとしてもどの程度なのかに注目が集まっていますが、FRB両名は景気後退の可能性に関しては楽観的なようです。
【S&P500は最大40%下落。2900に?】
ソシエテ・ジェネラルが、1870年代以降の過去150年の危機後の市場バリュエーションを定量分析を用いて研究し、底値のレンジを導き出した結果、
歴史的な危機後の市場バリュエーションのトレンドラインにそったS&P500の適正価格を3020と算出。レンジの上限は3150~下限は2900とのこと。
現在のS&P500指数は3,911ですから、年末までに更に約25%程下げるとの予想となります。
参考「S&P 500 May Have Another 24% to Fall, 150 Years of Market History Shows」」
【S&P500の株価は上昇か?】
来週、四半期末を迎えますが、(今年ももう半年が終わるんですね)米国株は上昇するという意見もでています。
年金基金や政府系ファンドが厳格な資産配分の規定に従ってリバランスを行うため、株式市場は7%上昇する可能性があるのとの見解もあます。
市場の流動性が過去平均より多きく低下している現在、今回の四半期末リバランスは株価に大きな影響を与える可能性があります。
が、その他の要因もありますから、そんな見解もあるんだなあくらいに思っておくのがよいでしょう。
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【その他】
〇6月の米ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)では、中長期のインフレ期待が速報値から下方修正されました。速報値では14年ぶり高水準と話題となっていました。
より金融政策に敏感な2年債利回りも低下しており、原油価格やコモディティ価格が落ち着いたことなどもあり、FRBの積極的な利上げに対する懸念が後退したと市場は判断したようです。
こういった動きが今週のS&P500の+6.5%という大きな反発につながりました。
【まとめと感想】
先週までは重く暗い空気が漂っていた米国株式市場ですが、
今週は一転、グロース株を中心に市場は大きく上昇し+6.45%となりました。
また、今週のS&P500マップを見ると原油価格やコモディティ価格の下落で一部セクターが下落しましたが、多くの銘柄が力強く反発しました。
昨年から直近まで市場を牽引してきたエネルギーセクターが‐1.6%に対し、情報技術+7.3%、一般消費財+8.3%、S&P500+6.5%と真逆の展開となりました。
市場の空気や人気・話題のセクターは入れ替わるということ。
そしてそのタイミングやどのくらいの幅で起こるのかは、事前にはわからないということが改めてわかる一週間となりました。
今後について、いろいろな予想や戦略があると思いますが、どんな戦略を採用される方であれ、
この反発に油断することなく、また、日々の株価やニュースに振り回されることなく、感情をコントロールし、自身の許容できる範囲内で、投資を続ける事が大切だと思います。
それでは皆様良い週末を!
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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