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【Nasdaqと神7】
昨年ピークを付けて以降、
ナスダックとそれを牽引してきた、スーパー7は大きく下落しました。
ナスダックは年初来で‐27.52%程下げており、
スーパー7(アップル、マイクロソフト、アルファベット、Amazon、テスラ、エヌエヌビディア、メタ)は、以下の通りです。
【割高感は改善か?】
一時ものすごく割高感があり、懸念されていた、
リーマンショック時ほどではないもののが、大きく改善されています。
NASDAQ’s forward P/E has collapsed to nearly 40% below its peak, but it hasn’t been nearly as rough as decline duri… https://t.co/zSNuwesRal
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【利益は伸びる予想だが・・・】
NASDAQ 100 (blue) has taken a beating this year but, for now, forward earnings estimates (orange) have continued to… https://t.co/2oC3rOIDKy
NASDAQ 100(青)は今年打撃を受けましたが、
現時点で、Nasdaq100企業の将来の利益予測(オレンジ)は上昇傾向が続いています。
ただ、若干鈍化しているのも気になります。
ここ数年、成長企業はその高い成長率を前提として、
割高にも思えるほどの株価が形成されてきたわけですから。
年初来の下落のような調整が入ったのも不思議ではないように思います。
【レジームシフトとグロース株】
リーマンショック以降の低金利と低インフレという環境は、
米国企業、特にグロース株にとって大きな追い風となりました。
ですが、今後は打って変わって、
インフレと金利上昇の時代へと変わろうとしています。
「インフレ&金利上昇」VS「業績」がどうなるのか。
金利の上昇がどのくらい利益やバリュエーションを蝕むのか。
「成長」と「バリュエーション」の両面においてナスダックは魅力的なのか
Nasdaqやグロース株投資家としてはおもしろい所だと思います。
【教科書的にはバリュー株も考慮した方が】
インフレや利上げが落ち着いたり、
あるいは将来的に景気後退によって「利下げ」の必要性が出てきた時は、
再びグロース株のターンがくるかもしれません。
少なくとも、昨年の利上げを控えているのにも関わらず、
割高だった時期より「は」魅力的にも映ります。
一方で、過去記事でも紹介したように、
ある程度のインフレと金利が上時期は、
バリュー株がアウトパフォーマンスする傾向にありました。
もちろん将来はどうなるかわかりませんが、
素直に採用するにせよ、あえて無視するにしても、
教科書的な、一般的なセオリーも覚えておくといいと思います。
私自身はVOOを通じて、
ナスダック100の大部分を占めるグロース株に投資を続けていきたいと思います。
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【最近投資を始めた方へ】
ここで一つ、アクティブ投資をしている最近投資を始めた初心者の方へ、アドバイスというか伝えたいことがあります。
昨年までの緩和相場や好調な相場では、流れに乗ってリスクを取ればとる分高いリターンを望めたという面があると思います。
しかし、引き締め相場や景気後退時はリスクをとらないことで、つまり保守的なPFの方がベンチマークをアウトパフォーマンスするという場面も歴史上何度もありました。
市場のレジーム・環境・サイクルは変わります。
今まで良かった戦略がイマイチな戦略に変わることもしばしばあります。
バリュー株がここ何年もアンダーパフォーマンスしたように、グロース株が10年近く停滞した時期もあります。
直近の経験だけに縛られることなく、過去を学び、変わっていく未来を考え、柔軟な思考で、投資を続けていくことが大切だと思います。
過去最適だった投資戦略が未来も最高とは限りません。
イノベーションや成長が投資家の利益に繋がるとは限りません。
結局、予想や期待に対してどうだったかが重要になります。
【SPYDの反発から間違った教訓を学ばないこと】
また、少し前には、バリュー株の好調により、それまでボロボロに言われてきたspydのリターンが改善し、市場をアウトパフォーマンスしていることが話題となっていました。
『①市場サイクルの変化』や、
②どんなに評判がよい(悪い)投資対象でも、安値で買えば儲かる時もあるし、高値で買えば損をすることがあるということがわかりますね。
ただ、じゃあNasdaqが下がったから買えば、コロナショックの時のspydのように反発し、市場をアウトパフォーマンスするかといわれると、そうとも限りません。
Nasdaqに限らず、下がったものが『必ず』反発するのであれば投資は楽なのですが、下がったまま消えて行ったり、反発しないまま長期的に停滞することもあるのが株式投資です。
もちろん、Nasdaqであれば1企業やテーマ型ファンドのように消えてなくなることはないと思いますし、またいつかアウトパフォーマンスする時期が来るとは思いますが、
その時期はわからない(だからリスク資産であり、リスクプレミアムがある)と思います。
実際に過去10年以上の停滞やアンダーパフォーマンスはありましたしね。
ですから、コロナショックの時の経験から、
間違った教訓を学習しないことも大切だと思います。
直ぐに回復する暴落もあるし、長期的に続くもありますから。
少し話題がそれましたが、
NasdaqやNasdaq100に投資をする方は、
環境の変化やリスクを十分に理解し、
自身の許容できる範囲で投資をすることが大切だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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