【S&P500・Nasdaqは続伸!】原油が上昇、更に強気な見通しも。世界銀行は経済成長の鈍化を予想【GTLB+・28.01%】

投資まとめ

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【6月7日 米国株式市場】

ダウ    33,180 +0.80%   
S&P500     4,160 +0.95% 
ナスダック 12,175 +0.94% 

米主要株価3指数は続伸。

S&P500は2日間で先週の下落分を取り戻しました。

ラッセル2000は+1.57%と小型株も上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+0.30%と小幅に上昇しました。

米10年債利回りは2.977%。‐0.061と低下。

VIX指数は24.02。‐1.05と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  132.64 +0.58%
NY原油   119.76 +1.06%
NY金   1,851 +0.67%

ドル円は132円台中盤と約年ぶりの高値に。

原油価格は上昇。WT原油I先物は一時120ドル台をつけ、3月以来の高値となりました。

ビットコインは31,422ドル。+0.23%とほぼ横ばい。

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【S&P500マップ】
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エクソンモービル+4.6%、シェブロン+1.9%とエネルギー株が上昇。

昨日、株式分割後に上昇したアマゾンは値下がりしましたが、

アップルやマイクロソフトなど影響力の大きいハイテク株の上昇が市場を牽引しました。

【セクター】

エネルギー +3.14%
資本財   +1.36%
ヘルスケア +1.30%
情報技術  +1.22%
不動産   +1.15%
素材    +0.72%
金融    +0.69%
公益    +0.58%
通信    +0.52%
生活必需品 +0.42%
一般消費財 ‐0.37%

一般消費財を除く10セクターが上昇。

特に、原油価格の上昇を受け、エネルギーが+3%と大きく上昇しました。

米国債利回りが低下したことで、IT・ハイテク株にも買いが入りました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが上昇。

特に中・小型株グロース株と小型バリュー株が上昇しました。

【個別株】

〇ターゲット(TGT)‐2.44%

小売りのターゲットは、取引開始前に5~7月期のガイダンスを公表。在庫の急増を理由に、営業利益率の見通しを下方修正しました。

これを受けてウォルマートなど他の小売企業も連れ安となりました。

〇コールズ(KSS)+8.21%

複数の企業から買収提案を受けていた百貨店のコールズは、フランチャイズ(FRG)独占交渉に入ったと発表。1株60ドルでの買収提案で、3週間の独占交渉期間に入ったとしています。現在の株価は45ドル。

〇ギットラボ(GTLB)+28.01%

企業向けソフトウェア開発のギットラボが決算発表後に大きく上昇。予想を上回る売上やガイダンスの上方修正が好感されました。

〇ヘルスエクイティ(HQY)+4.66%

決算を発表。EPSは予想を下回ったものの、売上は予想を上回ろ、ガイダンスも上方修正。

同社は雇用主や福利厚生プロバイダー向けにヘルスケア関連費用におけるテクノロジー対応サービスプラットフォームを提供しています。

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【米大手金融機関 原油価格の見通し引き上げ】

ゴールドマン・サックスは四半期の原油価格見通しの引き上げを発表。

中国の需要回復とロシアの供給縮小で世界の原油在庫を再構築する必要がある中で原油価格はさらに上昇する可能性が高いとし、参考「ブルームバーグ

モルガン・スタンレーも7-9月に「1バレル=150ドル」という強気予想に、まだ上昇余地があるとの見方を示しました。

それぞれ、在庫正常化には更なる需要減が必要との見解や、EUによるロシア産原油の禁輸が原油価格を下支えすると指摘しています。
【世界銀行 今年の成長率を下方修正】

世界銀行は今年の世界経済成長率予想をさらに引き下げました。

今年の世界成長率予想は4月時点の3.2%から2.9%となりました。なお、1月時点では4.1%を見込んでいました。
マルパス総裁は「多くの国にとってリセッション回避は難しいだろう」とし、

「過去2年の負の衝撃は開発途上国・地域の約40%で、2023年の国民1人当たり実質所得が新型コロナ前の水準を下回る」と指摘しています。

地域ごとの見通し(Source: World Bank)

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【まとめ・感想】

米国債の利回りが低下し、米国株市場は上昇しましたが、

ウォール街は依然として不安定で、投資家は金利、インフレ、経済の方向性がより明確になるのを待ち望んでいます。

6月15日にFOMCを控えているため、今週はFRB関係者の発言が予定されておらず、消費者物価指数(CPI)も10日まで発表されないため、全体的な方向性ない展開が続います。

もう一段のリバウンドがあるか、それとも下げるのか、市場でも意見は割れていますが、今は様子見、結果待ちといったところでしょう。

【有識者の見解】

〇iSharesの米投資戦略責任者Gargi Chaudhuri氏は、

「金利上昇と成長鈍化は、投資家を支援する環境ではないため、株式や債券のリターンが過去2年間の刺激策によるリターンに匹敵するとは考えにくい」とレポートで指摘。一方で、米国が景気後退を回避するとの見方も示しました。

〇グロバルト・インベストメンツのシニア・ポートフォリオ・マネジャー、トーマス・マーティン氏は

「FRBは、金融政策運営にあたり予告したことをほぼ完全に実行に移すとの見方が織り込まれているが、こうした中でインフレがピークを付けた可能性があるとの見方が台頭した」と指摘しています。

昨日は「材木価格の高騰が収まる」といった記事を書きましたが、米国のインフレがピークアウトしたのではないかという兆候がちらほらと見え始めています。

【長期投資家の皆様へ】

このまま順調にいけばいいのですが、ウクライナ情勢などの不確実性を有しているため、今後も油断せずにいくのが大切だと思います。

円高によって資産がだいぶ持ち直した方も多いと思われます。ただ、為替は有利にも不利にも働きますので、あまり振り回されすぎないようにしましょう。

インフレや利上げ、景気後退の懸念との闘いはここ2日の株価の上昇で解決したわけではなく、これから数カ月~数年に渡って投資家が付き合っていかなくてはいけない問題となります。

日々の株価の上下に一喜一憂せず、忍耐強く長期的な視点を維持し、そして人生を楽しみながら、気長に投資を続けていくことが大切だと思います。

あまり結果をあせらず、わからないことを楽しみながらいきましょう。わからないことやリスクを引き受けるからこそ、リターンが期待できるのですから。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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