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【5月31日 米国株式市場】
ダウ 32,990 -0.67%
S&P500 4,132 -0.63%
ナスダック 12,081 -0.41%
米主要株価3指数は小幅に下落。
S&P500やナスダックは序盤1.4%程下げる場面もありましたが、
後半下げ幅を縮小して取引を終えました。
ラッセル2000は‐1.26%と小型株は大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)は+0.09%と小幅に上昇。
中国の経済活動の再開への期待から、上海と香港市場は1%以上上昇しました。
米10年債利回りは2.853% +0.104と上昇。
VIX指数は26.19。−0.35と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 128.68 +0.89%
NY原油 115.09 +0.02%
NY金 1,833 ₋0.99%
ドル円は128円台中盤。
原油は115ドル台と高い水準を維持。金は小幅に下落。
ビットコインは31,716ドル。+0.04%とほぼ横ばい。
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【S&P500マップ】
ヘルスケア、テクノロジー、エネルギーの各銘柄が市場の足を引っ張りました。
ユナイテッドヘルス・グループは2%、アドビは2.7%、シェブロンは2%下落しました。
一方で、ナイキ+2.5%やディズニー+1%の上昇がダウを下支えしました。
【セクター】
一貫消費財 +0.77%
通信 +0.39%
金融 ‐0.33%
情報技術 ‐0.70%
生活必需品 ‐0.73%
資本財 ‐0.85%
不動産 ‐1.34%
ヘルスケア ‐1.37%
公益 ‐1.38%
素材 ‐1.59%
エネルギー ‐1.65%
全11セクター中、2セクターが上昇。
一般消費財はAmazon+4.4%、通信はアルファベット+1.1%と
影響力の大きいビックテック株の上昇がそれぞれのセクターを牽引。
一方、素材やエネルギーなどがやや大きく下げました。
【スタイルボックス】
全てのサイズ・スタイルが下落。
特に中小型グロース株が大きく下げました。
【個別株】
〇ディッシュ・ネットワーク(DISH)+2.38%
衛星放送のDISHは5日続伸。アナリストが投資判断を「買い」。目標株価を20ドルから60ドルに引き上げたことで株価は上昇。現在の株価は22.83ドル
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【FRBのウォラー理事の発言】
タカ派として知られるFRBのウォラー理事はイベントで、
「数回の会合でさらに0.5%の引き締めを支持する」「具体的にはインフレ率が当局の目標である2%に近づくまで沈静化しない限り、0.5%の利上げを選択肢から除外しない」とし、
インフレが目標に向かって緩和されるまで0.5ポイントずつ利上げしていくことを望む姿勢を示しました。
※FRBは6月と7月のFOMCでも0.5%の利上げを示唆しており、6月1日からは量的引き締め(QT)も開始されます。
【バイデン大統領とパウエル議長の会談】
31日にバイデン大統領がパウエル議長と会談が行われました。イエレン財務長官も参加しています。
会談でバイデン大統領は、インフレとの闘いは政権の最優先事項だが、その責務は主にFRBの管轄だとし、『FRBの独立性』の尊重する姿勢を示しました。(トランプ前大統領と異なりますね)
また、インフレによって米国人の所得を切り崩し続けていることが指摘されています。
【ユーロ圏のインフレ率も過去最高に】
5月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比8.1%上昇と過去最高となりました。
一方で、一変動の激しい食料品やエネルギーを除くコア指数は3.8%上昇にとどまっています。
欧州ではウクライナ情勢を受け、食料品とエネルギーが値上がりがインフレを加速させています。
【米ケース・シラー住宅価格】
3月のケース・シラー住宅価格指数(主要20都市)は、前年同月比21.2%上昇。前月の20.3%から加速し、過去最高を記録。
3月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前年同月比19.0%上昇。前月の19.3%上昇からやや低下したものの、高い水準。
中古住宅の在庫が逼迫していることで、住宅価格が押し上げられているとのこと。
【モルガンスタンレーの見解】
「ウクライナの和平合意以外では、弱気相場以上のケースを構築するのは難しい」とし、「一時的に株価が上昇する程度だろう」というレポートを公表。
株価が上昇すればするほど、FRBが金利を引き上げる可能性が高くなると指摘しています。
私は半信半疑です。
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【まとめ 感想】
ダウ平均は7日ぶりに反落。買い戻しに一服感も見られました。
ここ最近は荒っぽい相場が続いていたため、
物足りなさを感じる方もいるかもしれませんね。
5月の米国株式市場は、
〇高いインフレがFRBの利上げを加速させるのではないかという懸念
〇逆にインフレがピークアウトしたのではないかという兆候。
〇米国経済の減速を示す経済指標→景気後退の懸念が加速
株価や市場の風向きが大きく変わる月となりました。
一時、S&P500は終値で過去最高値を20%下回る、いわゆる弱気相場入りの瀬戸際に立たされました。
5月途中までは歴史的な7週連続の下落などありましたが、
あれだけ右往左往していたり、株価の上下に一喜一憂していた日々はなんだったの?と思われる方もいると思います。
また、7週連続の下落の後の、5月22日からの1週間でS&P500指数は6.58%上昇し、過去1年半で最も上昇した一週間となりました。
中には、安値で買ったことでニンマリしている方や、安値売りや狼狽売りをして後悔している方もいるのではないでしょうか。
市場の大きな下落と大きな上昇は近い日に起きやすいということや、急反発を取りに行く難しさが、改めてわかった一カ月となりましたね。
今後どうなるかはわかりませんし、いろいろな投資戦略があると思いますが、
長期的にインデックス投資をする方は、日々の株価の動きや刺激的なニュースや先行き予想、市場の雰囲気に流されることなく、
長期的な視点と自身の①目標②リスク許容度③投資期間などに合う資産配分を維持しながら、規律ある投資を続けていきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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