【Nasdaq大きく反発】FOMC議事録のポイントと今後について。【25日米市場のまとめと感想】

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【5月25日 米国株式市場】

ダウ    32,120 +0.60%
S&P500     3,978 +0.95%
ナスダック 11,434 +1.51%

米主要株価3指数は上昇。

特にナスダックが1.5%と大きく反発しました。

FOMC議事要旨に、タカ派姿勢を強める兆候やサプライズがなかったことも追い風となりました。

ラッセル2000は+1.95%と小型株も大きく上昇。

VXUS(全世界株式除く米)は、0.16%と小幅に上昇しました。

米10年債利回りは2.751%。‐0.009とほぼ横ばい

VIX指数は28.37。‐1.08と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  127.31 +0.42%
NY原油   110.68 +0.83%
NY金    1,855 -0.56%

ドル円は127円台前半に。

原油は米政府週間統計で原油在庫の減少が示されたことで上昇。

金はやや下げました。

ビットコインは29,718ドル。+0.30%と小幅に上昇しました。

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【S&P500マップ】

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【セクター】

一般消費財 +2.78%
エネルギー +1.97%
情報技術  +1.21%
通信    +0.88%
金融    +0.80%
資本財   +0.64%
不動産   +0.56%
素材    +0.47%
生活必需品 +0.04%
ヘルスケア ‐0.02%
公益    ‐0.06%

全11セクター中9セクターが上昇。

昨日とは打って変わり、ディフェンシブセクターが低調。

このところ大きく下げていた、一般消費財、情報技術、通信などが買い戻されました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルで上昇。

特にグロース株や小型株が大きく上昇しました。

【個別株】

〇ヴェリカファーマ(VRCA)‐63.85%

医薬品のVRCAが大幅安。軟属腫治療薬「VP-102」がFDAから非承認通知を受領しました。

〇ノードストロム(JWN)+14.02%

高級百貨店のJWNは決算を発表。同社は高インフレにもかかわらず富裕層の堅調な消費は続くとし、楽観的な見通しを示しました。

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【FOMC議事録】

5月3~4日のFOMC議事要旨が公開されました。

※ポイント

〇6月と7月に0.5%の利上げ適切。
〇米経済は強く、労働市場はタイト。インフレ率は非常に高い。
〇インフレの悪化がとまった可能性も
〇インフレリスクは上向き。
〇6月、FOMCで0.5%の利上げと保有資産の縮小(QT)開始予定

〇タカ派姿勢を強める兆候やサプライズがなし

5月はのFOMCでは「全会一致」で0.50%ポイントの利上げを決定。インフレが経済に対する主要な脅威であり、対応しなければ一段と上昇するリスクがあるとの見解。

6月と7月のFOMCで0.50%ポイントの追加利上げを大半のメンバーが「適切」とした。

参加者全員が、米経済は非常に強く労働市場は極めてタイトで、インフレ率は非常に高いという点で一致。

多くの参加者が「インフレがもはや悪化していないこと」を示す経済指標が出始めたと指摘。ただ、彼らもインフレがピークに達したと確信するには時期尚早であることで同意。

供給面の問題やウクライナ戦争、中国でのコロナウイルス感染拡大を受けたロックダウンなどから、インフレリスクは上向きに偏っているとの見解。

【市場の反応】

今日のFOMC議事録の発表後、株価は上昇しましたが反応は薄く、そこまで大きいものではありませんでした。

FRDウォッチによると、短期金融市場は6月、7月に0.5%利上げする確率をほぼ100%織り込んでいます。(少数ながらどちらかで0.75%の利上げとの意見もあります)

9月に関しては、0.50%の利上げ確率が66%となっており、平均0.33%の利上げが織り込まれいる形となります。

また、パウエル議長は4日の記者会見で、QTのプロセスには不確実性の要素があると警告。

米国債市場は、17~19年のよりも速いペースでのQTに対し、利回りへのインパクト、トレーディング環境の悪化、MBS売却の可能などを警戒しています。

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【感想】

今回の議事要旨では、タカ派姿勢を強める兆候やサプライズは特にありませんでした。

FRBメンバーの多くは6、7月と積極的利上げをした後、9月以降は様子をしながら柔軟性を保ち、政策を調整しようという腹だと思いますし、それが合理的だと思います。

実際、先日アトランタ連銀のボスティック総裁が、利上げを一旦停止して様子見を見る可能性を示唆していましたが、9月以降は、0.25%の利上げにとどめるなどいろいろな選択肢があります。
FRBは今無理に方針を決めることはありません。今後の経済指標の動向を見ながら適切に判断してくれることを期待しています。

実際、経済は水物ですから、私達もあまり決めつすぎず、気長に状況の推移を見守りながら、柔軟に判断するのが良いと思います。

より多くのデータをみることのできるFRBメンバー「全員」が米国経済は力強いとしたことや、今後についても冷静な見通しと対応をしていることに一定の安心感も得られました。

むしろ、必要以上に騒いでいたのはメディアだけかもしれませんね。

【まとめ】

FOMC議事録を通過したとはいえ、市場にはインフレ、ウクライナ情勢、中国、景気後退の可能性など引き続き多くのリスクが存在しています。

これらが解決するにはまだ時間がかかりますし、ボラティリティが高く、ニュース一つで株価が動く可能性があります。

引き続き、日々の株価の動きや市場の雰囲気、メディアの報道に一喜一憂することなく、冷静に、自身にとって許容度できるリスクの範囲内で投資をすることが大切だと思います。

上記のような懸念が全部無事解決したとしても、昔からそうだったように、どうせ、5年後や10年後には、全く新しい懸念や不安が市場や投資家を襲っているともいます。

リスクや懸念がない、「リスク資産の市場」なんておかしな話ですから。

株式投資はリターン、リスクの両輪で成り立っています。そのどちらか片方ではなく、両方をみることが大切だと思います。

私は分散や資産配分によって、リスクを自身にとってちょうどいい感じにコントロールしながら、米国企業の生み出す利益や配当などのリターンを長期的に得ていきたいと思っています。

今日は一旦反発しましたが、油断することなく、今後も航路を守り投資を続けていきましょう。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【Nasdaq大きく反発】FOMC議事録のポイントと今後について。【25日米市場のまとめと感想】

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