米国のインフレと欧州のインフレの違い。米国の方が長引く可能性大

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【米国のインフレと欧州のインフレの違い】

コロナショック後のサプライチェーンの問題や緩和政策、ウクライナ情勢などにより、

米国および欧州のインフレ率がここ数カ月で急騰しています。

しかし、米国と欧州の過去数カ月の「インフレ率」「コアインフレ率」のチャートを比較して見ると異なる点に気づきます。
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【欧州のインフレの半分はエネルギー価格の上昇に起因】

欧州のインフレ率は3月に7.4%に達しました。

このうちの半分以上がエネルギー価格の上昇に起因するものとなっています。

実際、変動の激しいエネルギーと食品を除いた「コアインフレ率」のチャートは、そこまで高く上昇していません。

4月の速報値ではコア指数も上昇しましたが、それでもインフレ率7.5%に対して3.9%にとどまっています。


【重要なのはコアインフレ率】

通常、エネルギー価格は変動が激しいため、エネルギー価格が上昇しても、持続的なインフレにつながる可能性はそこまで高くないとされています。

FRBなどの各国の中央銀行も、コアインフレ率の方をより重視しています。

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【なお米国】

一方で、米国のインフレはより広範囲に及んでおり、

コアインフレ率もしっかりと上昇しています。

これはインフレが持続する可能性がより高くなっていることを示唆しています。

米国ではエネルギー価格の上昇に起因するインフレ率の上昇は全体の1/4程度にとどまっています。

【バンガードの見通し】

FRBは今後数カ月の間に、経済成長を阻害することなく、インフレを抑制するという課題に取り組んでいます。

バンガードのブライアン・クイグリー氏はこのようにコメントしています。

バンガードのエコノミストらは、短期的には経済成長と労働市場が減速するが、2022年末に向けて堅調に推移すると予想し続けています。

コアインフレ率も同様に年間を通じて緩和すると予想されますが、FRBの目標である2%をはるかに上回る水準にとどまると予想されます。

困難な環境の中で、FRBの政策金利の引き上げのペースと最終的な金利の到達ポイントはどこになるかが、2022年以降も焦点となる可能性があります。

一言で意訳すると、「米国のインフレは根強いので、来年も投資家の話題の中心になるかもね」ということです。

より詳しい内容は、昨年12月に紹介したこのレポートなどが参考になると思います。

https://corporate.vanguard.com/content/dam/corp/research/pdf/ISGVEMO2022_122021_online.pdf

【まとめと感想】

何度か朝のブログにも書いてきましたが、

改めて、米国のコアインフレ率やバンガードの見解を見るに、米国の利上げやインフレとの闘いは今後数カ月から数年に渡って続く可能性があります。

もちろん未来はどうなるかわかりませんが、少なくとも、今日明日、今週、あるいは今月結果がわかるというものではありませんから、

長期投資家の方であれば、あまり目先の指標やFRBの動きにやきもきしたり、振り回されることなく、

長期的な視点を維持しつつどっしりと構え、余裕とゆとりをもって市場やニュースと付き合っていくことが大切だと思います。

世界の株価 最高値に戻るまで

私はたとえ暴落や景気後退が起きようとも、特に気にすることなく、

その先にあるであろう上昇相場を見据えて、

しっかりと投資を継続していきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
米国のインフレと欧州のインフレの違い。米国の方が長引く可能性大

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