【Nasdaq⤴】S&P500も4営業日ぶりに反発。CPI発表を控える中、FRB関係者の発言相次ぐ【UPST -56.42%】

投資まとめ

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【5月10日 米国株式市場】

ダウ    32,160 ‐0.26%
S&P500     4,001 +0.25%
ナスダック 11,737 +0.98%

S&P500とNasdaqが反発。

前日売られた大型ハイテク株が市場を牽引しました。

ラッセル2000は‐0.02%と小幅に下落。

VXUS(全世界株式除く米)は+0.51%と反発しました。

米10年債利回りは2.991%。‐0.088と低下。

VIX指数は32.99。‐1.76と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  130.36 +0.08%
NY原油     99.43 -3.55%
NY金   1,840 -0.75%

ドル円は130円台。原油は続落し100ドルを割りました。金もやや下げました。

ビットコインは31,034ドル。+3.18%と反発しました。

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【S&P500マップ】

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【セクター】

情報技術  +1.58%
エネルギー +0.93%
通信    +0.84%
ヘルスケア +0.33%
一般消費財 ‐0.30%
素材    ‐0.59%
資本財   ‐0.64%
生活必需品 ‐0.76%
金融    ‐0.80%
公益    ‐1.24%
不動産   ‐2.29%

全11セクター中4セクターが上昇。

S&P500やNasdaqに占めるウェイトが大きい情報技術や通信の反発が、各指数を押し上げました。

【スタイルボックス】

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バリュー株が売られる一方、グロース株が反発。

特に大型グロース株が市場を牽引しました。

【個別株】

バイオヘブン・ファーマシューティカル(BHVN)+68%

ファイザーが買収することで同意。

〇アップスタート(UPST)-56.42%

アナリストからローン金利上昇やローン残高拡大によるリスクの増加などが指摘されています。

〇ブルーム(VRM)+32.41%

決算を受け大幅高。新CEOのショート氏と事業再編計画も好感されました。

【コインベース】

〇コインベース・グローバル(COIN)‐12.6%更に時間外で‐10%

ESP     -1.98ドル 予想 0.20
営業収益 11.7億ドル 予想 14.8億
月間取引 ユーザー920万 予想 950万
総取扱高 3090億ドル 予想 3356億

決算を発表。EPSが予想外の赤字になった他、総取扱高も個人投資家中心に予想を下回りました。

ビットコインは11月の史上最高値から50%以上急落しており、仮想通貨は弱気相場に苦しんでいます。仮想通貨の事業の不安定さが伺える決算となりました。

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【今夜はCPI】

本日5月11日の21:30(日本時間)に、4月の米消費者物価指数(CPI)が発表されます。

市場予想は、

総合 8.1% 前月(前年同期比)8.5%

コア 6.0% 前月(前年同期比)6.5%

インフレはピークに達したという可能性も指摘されており、3月より伸びの鈍化が予想されています。

引き続き、サプライチェーンの問題や労働市場のひっ迫、エネルギー価格の高騰が懸念されています。

①本当に鈍化するか。②FRBが重視するコア指数がどうなるか。③それをFRBがどう判断し、どのような姿勢を示すのか。④鈍化したとしてもなお高い水準にあるインフレの行方は?

市場参加者は注意深く見守っています。

【ウォラーFRB理事】

CPIの発表を控える中昨日はFRB関係者の発言が相次ぎました。

FRBのウォラー理事は、高すぎるインフレと「求職者1人あたり約2件の求人がある正常でない」労働市場の状況に対応するため、利上げする時期にあるという見解を示しました。

「経済が持ちこたえられる今こそ、利上げをする時期だ」「前倒しして済ませ、その後に進捗具合を検証する。一段の措置が必要なら実施する」とコメントしています。
米インフレ高すぎる、労働市場は「正常でない」=ウォラーFRB理事
米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は10日、高すぎるインフレと「正常ではない」労働市場の状況に対応するため、利上げする時期にあるという見解を示した。

【クリーブランド連銀総裁】

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クリーブランド連銀のメスター総裁は、向こう数回のFOMCで、0.5%の利上げは完全に理にかなうと発言。

インフレ率を引き下げるために金利を2.5%を超える水準まで引き上げる必要があるとの見解も示しました。

米50bpの利上げ「完全に理にかなう」=クリーブランド連銀総裁
米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は10日、向こう数回の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%ポイントの利上げを実施していくのは「完全に理にかなう」とし、インフレ率を引き下げるために金利を2.5%を超える水準まで引き上げる必要があるとの見方を示した。


【バイデン大統領】

バイデン米大統領は、高インフレによる国民への重圧を理解しており、政権の最優先課題として、FRBがインフレ抑制に向け取り組んでいると言明。

更に、米国内の物価押し下げに向け、前トランプ政権下に導入された対中関税の撤廃を検討していると明らかにしました。

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【まとめと感想】

S&P500やNasdaqは最終的に小幅なプラスで終えたものの、途中株価は大きく上下し、相変わらずボラティリティの高い1日となりました。

特に大きな材料はありませんでしたが、3日間の急落の後の買戻しやショートカバーなどもあったと思われます。

米金融機関の中からは、3月末から約11兆ドルを失った世界の株式市場が、そろそろ底を打つ可能性があると意見もありました。

インフレ、利上げ、景気後退、中国、ウクライナ等の「懸念」VS

「悪くない企業業績(ガイダンスは微妙?)」「割安になりつつあるバリュエーション」「あまり多くはない魅力的な投資対象」といった環境下で、市場から抜けた資金がどこへ向かうのか。

ウォール街ではいろいろな予測や意見が飛び交っています。

いろいろな投資戦略があると思いますが、

長期的にインデックス投資をされている方であれば、今日のCPIもFRB関係者の発言も、今後のFOMCや利上げも一通過点に過ぎません。

高いボラティリティや刺激的なニュース、周囲の投資家の叫びや市場の空気感に惑わされることなく、

自身に合う合理的な、資産配分や投資計画を維持しながら、規律ある投資を続けていきましょう。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【Nasdaq⤴】S&P500も4営業日ぶりに反発。CPI発表を控える中、FRB関係者の発言相次ぐ【UPST -56.42%】

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