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【3月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)】
〇3月の消費者物価指数
結果8.5% 予想8.4% 前月7.9%
〇コア指数(エネルギーと食品除く)
結果6.5% 予想6.6% 前月6.4%
前月よりも上昇。市場予想とほぼ一致しました。
コア指数は1981年12月以来、40年ぶりの高さとなりました。
金融緩和により米国家計には余裕があり、コロナ過で抑えられていた消費への意欲も増していました。
需要が増える一方で、サプライチェーンの混乱や人手不足による人件費高騰などが供給側に問題を与え、インフレ圧力が強まっていました。
更にロシア侵攻によるエネルギー価格の上昇が追い打ちをかけ、物価の上昇が続いています。
【サブ指数】
BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏は「最近の持続的なコア指数高騰からの小休止を示す歓迎すべきものだ。
このところの原油価格下落に応じて、燃料コストが落ち着きそうだ」とリポートで指摘。
その上で「食品や家賃、その他の幾つかの項目は気掛かりな状況が続き、この1年間に想定されるインフレ低下を遅らせる見通しだ」と言及した
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「今後数カ月間、緩やかな動きが続くかどうかを見極めたい」「今年の需要は緩やかになる」との見解を示しました。
「複合的な効果によって年後半には政策スタンスがより中立的な姿勢に速やかに近づく」とのべ「そこに達すれば、FRBは必要に応じて労働市場やインフレの動向に対応する選択肢」を得られるとしています。
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【ポイント】
今回のCPIはそれを正当化するものとなりました。
米短期債の利回り急低下2年債利回りは一時0.1%低下し、2.4%を割り込みました。
序盤は上昇し反発していた米国株式市場でしたが、途中下げに転じ、小幅な下落で終えました。
事前にパウエル議長等が示唆している、及び市場でも予想されているように、
5月、6月には0.5%の大幅な利上げがあったり、近くQTが開始されても、何もおかしくはない状況です。
明るい兆しは、食料と燃料のコストを除いたコア指数が前月比で、昨年9月以降で最も低い水準まで緩やかになりました。
この指標は、FRBが政策を決定する際により注意を払う指標です。
インフレは魔法のように消えることはありませんが、数カ月~数年かけてできることをしていけば、おそらくいい所に落ち着くと思います。
(経済は水物なので断言することはなかなか難しいのですが)
市場は利上げやQTを十分予想していますし、インフレを潰すことが重要ですから、動揺や一時的な混乱や下落があるかもしれませんが、
この問題に関してはよほどのことがない限り、そうそう大パニックになることはないかと思います。
別の新たな未知の問題、リスクが発生した場合に関してはわかりませんが(笑)
悪い経済指標→FRBの利上げの幅やペースが鈍化?→株価があがる。という場面や、良い決算および悪い決算に株価が引きずれる場面もあると思います。
アクティブに投資をする方は、インフレやFRBの動向だけではなく、周りの投資家(市場)がそれをどう予測し、織り込んでいるか。
また、企業の業績などのその他の要因はどうか。など幅広い視野と2次、3次的な思考を回すことが大切です。
パッシブ運用を行ているインデックス投資家の方であれば、特にどうこうする必要はありません。
今まで通り、積立をしている人は積立を続けたり、自身の許容できるリスクの範囲内で、規律ある投資を続けていくことが大切だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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