【S&P500‐0.27%・ナスダック₋1.3%】バリュー株の時代到来?レジームシフトが進む米国株式市場で投資家はどうすれば?【9日のまとめと感想】

投資まとめ

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【4月9日 米国株式市場】

ダウ    34,721   +0.40%      
S&P500     4,488 -0.27%
ナスダック 13,711 -1.34%

ダウは小幅に上昇。S&P500は小幅に下落。

Nasdaqは‐1.3%と市場より大きく下げました。

ラッセル2000は‐0.76%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)は+0.03%とほぼ横ばい。

米10年債利回りは2.704%。+0.05%と小幅に上昇。

VIX指数は21.16。‐0.39と小幅に低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  124.29   +0.30%
NY原油  97.90 +1.95%
NY金      1,946   +0.65%

原油と金は続伸。

ビットコインは42,763ドル。‐1.58%と下げました

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【S&P500マップ】

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大型グロース株やハイテク株、割高株の下落が各指数を押し下げました。

テスラ₋3%、エヌビディア₋4.5%、FANGMもマイナス。

一方で、エネルギー株や、米10年債利回りが2.73%と3年ぶりの高水準をつけたことで銀行株が上昇。

エクソンモービルは+2%、JPモルガン・チェースは1.8%上昇しました。

バリュー株や他のセクターが下支えし、S&Pは‐0.27%と小幅な下落にとどまりました。

【セクター】

エネルギー +2.75%
金融    +1.00%
ヘルスケア +0.58%
素材    +0.55%
生活必需品 +0.40%
不動産   +0.33%
公益    +0.30%
資本財   ‐0.60%
通信    ‐0.74%
一般消費財 ‐0.97%
情報技術  ‐1.43%

11セクター中7セクターが上昇。

エネルギーと金融セクターが上昇。

通信、一般消費財、情報技術セクターが売られました。


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【スタイルボックス】

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サイズ、スタイル別でみると、今日も大型バリュー株が上昇。

中・小型バリュー株も上昇する一方で、グロース株が下げました。

【過去1年のスタイルボックス】
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今週はグロース株が売られ、バリュー株が買われるという展開が続きました、

過去1年を振り返ってみると小型グロース株が大きくマイナス。

金利の上昇やインフレといったレジームシフトを受けて、

過去数年好調だったグロース株からバリュー株へのシフトが進んでいるようです。

【来週から決算が本格化】

個別株に関してはアナリストの評価見直しなどで、アルコアやクローガーなど多少上下した株もありましたが、決算を控えて大きなニュースはあまりありませんでした。

地政学的な動揺がやや落ち着き、FRBが具体的な方向性を示す中、株式市場は次の展開を探ろうとしています。

今のところ米国の経済および経済指標は堅調ですが、継続する高インフレがどの程度米国企業と消費者に影響を与えているのか、来週からの1月~3月期の決算発表に投資家は注目しています。

ガイダンスや利益成長の鈍化はもちろんですが、良い決算を出しているはずのに株価が上がらない(売られる)といった展開となれば、難しい相場になるかもしれません。

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【まとめと感想】

ちょうど去年の今頃くらいでしょうか?

前々からブログに書いてきたように、「低金利・低インフレ」の時代が終わりを告げ、「正常な金利とインフレ」を目指しつつ、市場環境が変わろうとしています。

基本的に低金利・低インフレはグロース株へ追い風となりますが、金利の上昇やインフレは逆風となります。

そういう時期はバリュー株がアウトパフォーマンスする傾向にありました。

今日は、一時期人気だったFANG+指数は‐1.8%フィラデルフィア半導体指数も‐2.4%と市場より大きく下げました。


市場にはサイクルがあります。

永遠に同じ戦略がアウトパフォーマンスすればよいのですが、大抵はそううまくはいきません。

勝ち組は入れ替わります。一つのレジーム内では平均乖離が進み、そのレジーム内で有効な戦略が一方的にアウトパフォーマンスすることはあります。

しかし、レジームシフトにより平均回帰が進みます。ある環境に最適化されすぎた戦略は、異なる環境に脆くなります。

バーンセン・グループの最高投資責任者、デイビッド・バーンセン氏は

「バリュー株がグロース株をアウトパフォームする非常に長期的かつ重要な期間に突入している。単なるシクリカル(景気循環)な調整ではなく長期的な物語だ」と指摘しています。

利上げが最終地点に到達し、インフレが落ち着くまでは、かつその間特に何もなければ、数カ月から数年続くと思われます。

ただ、それは必ずしも一方方向に進むのではなく、途中でグロース株が買われるなど行ったり来たりしながら進むのが通常です。

また、あくまで全体の傾向で、個別銘柄に関しては良い企業は株価も伸びると思います。

ただ、全体として2016年以降や直近のようなグロース株のイケイケ相場が続く可能性は、あまり高くないと。現状、知り得る情報から私は考えています。

しかしながら、具体的にサイクルや環境の変化やが「いつ始まり、いつ終わるのか」「どの程度」のものなのかなどは、後になってみないと正確にはわかりません。

この変化に対して、動的に資産配分を動かしたり、ショートを組み合わせたり、いろいろアクティブに動く戦略ももちろん全然あると思います。

【もしアクティブ投資をするのなら】

私がもしアクティブ投資をしていたのであれば、

ETFを用いるのであれば「VTV・VXUS」など、低コストで分散投資ができるETFで良いと思われる資産に加重したり、

個別株であれば、より「クオリティー(財務や収益性、ROICなど)」の高くかつ「バリュエーション」の魅力的な企業に慎重に投資をしたと思います。小型よりは大型株を選好するかもしれません。

ただ、私は以前のように株式投資に真剣に打ち込む時間がとれないし(あまりとる気もない)ので、たぶんもうアクティブ投資をすることはないでしょう。

【いつも通りの投資を続けます】

私は、事前に市場にはサイクルがあり、市場環境や勝ち組銘柄は変化するものと受け入れ、このような変化に低コストで適切に対応するために、

予め市場全体に投資するようなインデックスファンドを用いて、バリュー株とグロース株の両方に分散投資を続けてきたので、

今回のようなレジームの変化に対しても特に何も変わったことをせずに、

いつもどおり収入をあげたり、人生を楽しんだりしながら、気軽、気長に投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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