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「2022年第2Qの市場の見通し」
米ブラックロックが、最新の「2022年第2Qの市場の見通し」を公開したので紹介します。
「https://www.blackrock.com/corporate/literature/whitepaper/bii-global-outlook-in-charts.pdf」
ブラックロック社は今年年初に「2022年の見通し」を公開しており、
こちらは日本語でも読めるのですが、
今回紹介する「Global outlook –Q2 2022 update」版は、記事執筆時点でまだ未翻訳となっています。
【簡単なポイント】
〇債券について
10年物米国債の利回りが3年ぶりの高値近くで推移しているにもかかわらず、米国債にはさらに下振れリスクが見られます。
このような時期にはポートフォリオの分散効果効果が低くなります。長期債よりも短期債を優先します。
補足)以前紹介しましたが、過去の研究でも株利上げ局面では式と債券の相関が高まり分散効果が低くなる傾向があります。
〇資産クラス
資産クラスでは、現金や債券よりも株式を優先します。
ブラックロックの見解ではインフレ環境は株式に有利であり、幅広い資産クラスに関する戦略的(長期)および戦術的(6〜12か月)の見解ともに株式をオーバーウェイトとしています。
戦術的には、新興市場の株式よりも先進国の株式を優先し、ヨーロッパよりも米国と日本を優先します。
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+がオーバーウェイト推奨。
先進国市場 +2
米国 +2
ヨーロッパ +1
英国 0
日本 +2
中国 +1
新興国 0
エネルギーショックがヨーロッパの成長に大きな打撃を与えると予想しているため、
ブラックロックはヨーロッパの株式を適度にオーバーウェイトとし、日米の方を好むとしています。
日本に関しては、支援的な金融政策と財政政策、そして、より高い配当と自社株買いの見通しでオーバーウェイトとあるのですが、
特に「誰」とはいいませんが、日本株の配当と自社株買いには一定の懸念がありますよね(笑)
中国株はよりリスクが高いと見ていますが、バリュエーションの改善により、適度にオーバーウェイトになっています。
日本株を除くアジア株の中では、中国により的を絞ったエクスポージャーを望むとのことです。
より詳しく知りたい方は是非、原文やUSAのサイトをご覧ください。
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【トニー・デスピリト氏の見解】
また先日、ブラックロック・エクイティー・ディビデンド・ファンドの
ポートフォリオマネジャー、トニー・デスピリト氏は顧客向けレターで、
〇続いてきた低成長、低金利、低インフレの終焉に備えるべきだ。
〇過去の米利上げ局面入り後のパフォーマンスはバリュー株が最も良好。
〇2022年年初からの下落で、戦略的株式のオーバーウェイトを増やした。
というようなことを記していました。
個別銘柄に関しては、以下のようにアドバイスを送っています。
「投資家は、コスト上昇の影響を最も受けやすい企業とコスト高を消費者に転嫁する価格決定力を持ち利益率を維持できる企業を識別しなければならない」
「問題はそれがどの程度、株価に織り込まれているか(あるいは、織り込まれていないか)だ」
ブラックロックは過去の米利上げ局面入り後の期間について株式と債券のパフォーマンスを調べ、株式が債券を上回ることを確認した。
中でもバリュー株が最も良好で、分野としてはエネルギーと金融が堅調だった。としています。
この部分に関しては、全く同意見なのですが、
その一方で、八戸の素人投資家り〇りですら、昨年からブログに書いて、同じことを指摘できるような教科書的な意見ですから(笑)
あとはそれがどのくらい織り込まれているかとか。
市場の予想より上振れ、下振れする可能性はないかなど、二次的、三次的な思考を回すことが大切だとも思います。
バンガード、ブラックロック、GMOなど大手運用会社が軒並み米国株ではバリュー株推しなのがおもしろいところですね。
さて、みなさんはどう思いましたか?
私は特に何もせず、いつもどおりVOOとVXUSに投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【2022年2Q版】米ブラックロックの最新の市場の見通しを紹介します。【S&P500は(>_<)voo?】