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【3月17日 米国株式市場】
ダウ 34,480 +1.23%
S&P500 4,411 +1.23%
ナスダック 13,614 +1.33%
米主要株価3指数はそろって上昇。3日連続の上昇となりました。
ロシアのデフォルトの懸念が後退したことやFOMCを通過したことにより、
S&P500銘柄の75%が上昇しています。
ラッセル2000は+1.69%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.51%と上昇しています。
米10年債利回りは2.174%。‐0.013と小幅に低下したものの2.1%台を維持。
VIX指数は25.67。‐1.00と落ち着いてきました。
【為替・コモディティー】
ドル円 118.66 ₋0.05%
NY原油 103.63 +9.04%
NY金 1,939 +1.62%
原油と金が上昇。原油は再び100ドル台となりました。
インフレ圧力が懸念されますが、今日は原油価格の上昇に関わらず株価は上昇しました。
供給と需要の両方に対する不確実性から原油価格は大きく上下し、不安定な動きが続いています。
ビットコインは40,694ドル。‐1.04%と下げました。
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【S&P500マップ】
S&P500のほとんどの銘柄が上昇しました。
原油価格の上昇を受けエネルギーが、金利上昇を受け銀行株がそれぞれ上昇しました。
【セクター】
エネルギー +3.48%
素材 +1.94%
一般消費財 +1.86%
ヘルスケア +1.61%
不動産 +1.37%
資本財 +1.34%
金融 +1.23%
通信 +0.93%
情報技術 +0.69%
生活必需品 +0.59%
公益 +0.46%
全11セクターが上昇。
特に原油価格の上昇によりエネルギー株3%の上昇しました。
IT、産業、ヘルスケア、素材他、幅広い業種が上昇。
一方で航空株や自動車は軟調な動きとなりました。
【スタイルボックス】
昨日に引き続き全スタイル、サイズがプラスとなりました。
今日もグロース株がより大きく上昇しています。
【個別株】
〇オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)+9.47%
ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャーが1810万株を月曜から水曜日に賭けて追加購入したことが明らかになりました。
〇シグネット・ジュエラーズ(SIG) +6.97%
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〇ロシアのデフォルト懸念がやや後退
ロシアの外貨建て国債の利払いが米ドルで実施されたと伝わり、ロシアの債務不履行(デフォルト)への懸念がやや和らぎました。
ロシア国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)も小幅に低下しています。
〇ウクライナ情勢
市場は引き続き、ロシアとウクライナの停戦協定の行方を注目しています。
前日両国の交渉に大きな進展があったと報じられていましたが、今日はロシア側がその報道を否定。ロシア政府の報道官が「停戦合意に達するには程遠い」と述べたと報じられています。
ロシアとウクライナの問題に関する報道に、市場が揺さぶられる展開も続いてきます。
〇欧州では新型コロナの規制解除
ドイツのショルツ首相は17日、新型コロナウイルス対策の規制をほぼ全面的に解除すると発表した。
イタリアでも3月31日で非常事態宣言が解除。
ロシアの懸念後退と合わせて欧州株は上昇しました。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-germany-idJPKCN2LE2D4
〇香港のハンセン株価指数は7%上昇
深圳でのコロナ感染拡大による行動制限が懸念されていた中国ですが、習近平国家主席は、新型コロナウイルス対策を講じ、経済発展への影響を最小限に抑えるよう求めました。
また、前日報道された、中国政府が国内企業への規制を緩和することや、経済支援策への期待なども追い風となっています。
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【まとめ・感想】
S&P500指数は2日連続の₊2%の上昇に続き、今日も+1.23%上昇し3日連続の上昇となりました。
前日2日間のパフォーマンスは約2年ぶり。3日間の上げ幅としては2020年11月以来の最大を記録しました。
大きな下落の後には大きな反発があるという、S&P500の通例どおりの展開となりました。
市場から一旦出た人は、今度は戻るタイミングをどうするかという問題を抱えることとなりますが、そこは是非成功させてほしいと思います。
中国株で起きている大きな反発もそうですが、市場はクルクルと手のひら返しをしながら長期的には上昇を続けてきました。
短期的な値動きから利益を得ようとする投資家の方はまた別ですが、
長期投資家の方は直近の株価の動きやニュースを過大に評価して、長期的な計画や目標を見失わないよう気をつけましょう。
私はタイミングを計ることなく資産配分を維持しつついつも通りの投資を続けていきたいと思います。
ロシアのウクライナ侵攻、世界中の中央銀行による金利引き上げ、COVID-19、インフレや経済成長の鈍化など、世界は様々な不確実性やリスクを有しており、今後どうなるかわかりません。
つまり、いつも通りですよね。
大なり小なり市場には懸念がつきもので、問題が全くない相場の方がおかしいとも言えます。
私は、1926年以降の中央値と同じ程度の、年初からの₋13%のS&P500の下落にも、この反発にも、一喜一憂することなく、今まで通りの投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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