【ナスダック・S&P500は反落】停戦交渉は進まず。CPIは約40年ぶりの高さに。米国株投資家はどうすれば?【Amazon +5.4%】

投資まとめ

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【3月10日 米国株式市場】

ダウ    33,174 -0.34%   
S&P500   4,259 -0.43% 
ナスダック 13,129 -0.95% 

米主要株価3指数は反落。

ウクライナ情勢の不透明感や2月のCPIの発表等を受け、

市場は楽観から現実に引き戻されました。

ラッセル2000も₋0.23%と小幅に下落。

VXUS(全世界株式除く米)は‐1.25%と米国市場より下落しました。

ドイツDAX‐2.9%、フランスCAC40₋2.8%と欧州の下落が響きました。

米10年債利回りは1.993%。+0.045%と上昇。

米10年債はCPI発表後に上昇。一時2%を超える場面もありました。

VIX指数は30.23。‐2.22と低下しています。

【為替・コモディティー】

ドル円  116.11 +0.25
NY原油   105.57 -2.88%
NY金     1,999 +0.70%

原油は116ドル台まで急上昇した後、上昇と下落を繰り返し、最終的には下げて終わりました。

金は反発。ビットコインは39,429ドル。‐6.02%と下げました。

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【S&P500マップ】

00..

【セクター】

エネルギー +3.07%
一般消費財 +1.16%
公益    +0.73%
不動産   +0.36%
素材    +0.18%
ヘルスケア ‐0.03%
資本財   ‐0.12%
通信    ‐0.75%
金融    ‐0.90%
生活必需品 ‐0.90%
情報技術  ‐1.76%

11セクター中5セクターが上昇。

エネルギーが+3%と大きく上昇。

影響力の大きいAmazonなどの上昇を受け、一般消費財もあがりました。

金融、生活必需品は約1%下落。

特に情報技術セクターが大きく下げ、各指数を押し下げました。

【スタイルボックス】

00..

中小型バリュー株は上昇。

大型バリュー株や中小型コアも踏みとどまるなか、

グロース株が1%ほど下落し、市場の足を引っ張りました。

【個別株】

〇アマゾン(AMZN) +5.41%

1株を20株への株式分割を発表。最大100億ドルの自社株買いも発表しました。

〇クラウド・ストライク(CRWD) +12.5%

決算を発表。売上高、EPS、通気ガイダンスが予想を上回るなど良い内容で株価が上昇しました。

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【2月の米消費者物価指数(CPI、季節調整済み)】

前年比 結果 7.9% 予想 7.9% 1月 7.5%

前月比 結果 0.8% 予想 0.8% 1月 0.6% 

前月より加速。

1982年1月以来、約40年ぶりの高さとなりましたが予想の範囲内でした。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は、

前月比 0.5% 1月 0.6%
前年比 6.4% 1月 6.0%

1982年8月以来の大きさとなりました。

項目別では、エネルギーが前月比6.6%上昇し、CPI全体の伸びの約3分の1を占めました。

なお、2月のCPI統計には、2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻を背景に、30%以上急騰した原油価格の影響は反映されていません。

【停戦交渉は進まず】

ロシアとウクライナは10日、トルコのアンタルヤで1時間半にわたり外相会談を行いました。

ロシアのウクライナ侵攻開始以来、最も高位の当局者による両国の直接会談となりましたが、停戦へ前進はありませんでした。

ウクライナのクレバ外相によれば、ロシアは要求が満たされるまで攻撃を継続すると通告したとのこと。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-10/R8IFRPDWX2PT01?srnd=cojp-v2

米ゴールドマン・サックス・グループはウォール街の大手金融機関で初めてロシア撤退を発表しています。

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【まとめ・感想】

前日にはウクライナのゼレンスキー大統領の停戦に向けた前向きな発言や、原油価格の下落を受け、

不確実性やインフレ圧力からの解放が期待され、2020年6月以来の上昇を見せたS&P500でしたが、今日は反落。

エネルギー価格の高騰は、経済成長の停滞と高止まりするインフレという有害なカクテルを投資家に振舞おうとしています。

ウォール街では「市場は、少し暗くない程度のいくつかの手がかりを、大きく上昇するための口実にしたようだ」

「その楽観の根拠は、実際にはかなり薄い」といった厳しい意見も聞かれました。

多くの投資家は、FRBが来週の15、16日に開催されるFOMCで0.25%の利上げすると予想しています。

一方で、オールスプリング・グローバル・インベストメンツのブライアン氏は「金融政策ではプーチンを引き下がらせることはできない」と金融政策の限界について指摘しています。

ウクライナ情勢とコモディティ価格高騰による下流の影響も懸念され始める中、日本の普通の一般的な個人投資家にできることはそう多くありません。

「未来が絶対にわかる」という方はそのシナリオに賭けるのが合理的だと思います。

しかし、「未来はわからない」と考えるのであれば、いろいろな可能性に備えるため、自身の許容できる範囲内で、バランスよく資産を配分し、

感情や株価の上下、市場の雰囲気に流されることなく、冷静さと規律と長期的な視点を保ち、自分にコントロールできることに集中し、淡々と自分がやるべきことを確実にこなしていくことが大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【ナスダック・S&P500は反落】停戦交渉は進まず。CPIは約40年ぶりの高さに。米国株投資家はどうすれば?【Amazon +5.4%】

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