【S&P500、Nasdaqは上昇もリスクは残る】長期投資家にとって大切なこととは?米マネージャーはグロース株をアンダーウェイト【レバナス】

投資まとめ
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【2月15日 米国株式市場】

ダウ    34,988 +1.22%   
S&P500   4,471 +1.58% 
ナスダック 14,139 +2.53% 

ロシア軍の一部が撤退開始との報道を受け、ウクライナ情勢の緊張が緩和。

米国株式市場は幅広く上昇しました。

一方で、インフレやFRBのリスクはいまだ健在です。

小型株のラッセル2000は+2.76%と大型株よりも上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+1.82%と上昇しました。

米10年債利回りは2.045%。+0.049上昇し2%台に。

VIX指数は25.70。‐2.63と低下ました。

【為替・コモディティー】

ドル円  115.63   +0.09%
NY原油  91.91 -3.72%
NY金   1,854 -0.71%

ウクライナの懸念の後退を受け、原油が下落。安全資産として買われていた金もやや下げました。

ビットコインは43,992ドル。+3.39%と上昇しています。

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【S&P500マップ】

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原油価格の下落によりエネルギーセクターが下げるも、全体的に上昇。

テクノロジー株や個人消費に依存する企業が市場を牽引。その他、産業株や旅行株など幅広く上昇。

債券利回りの上昇を受け、銀行株も上昇しました。

【セクター】

情報技術   +2.74%
一般消費財  +2.08%
素材     +1.89%
資本財    +1.51%
金融     +1.37%
通信     +1.25%
ヘルスケア  +1.14%
不動産    +0.40%
生活必需品  +0.18%
公益     ‐0.56%
エネルギー  ‐1.38%

11セクター中エネルギーと公益を除く9セクターが上昇。

IT、ハイテク株を中心に幅広い分野で上昇しました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズ、スタイルが上昇。

特にこのところ下げていた、大型グロース株や小型株が大きく上昇しました。

大型バリュー株はエネルギー株が足を引っ張りました。

【個別株】

〇レゾナント(RESN)+256.91%

村田製作所が米子会社を通じて、同社を1株4.5ドルで買収すると発表。前日1.22ドルだった株価は4.3ドル台まで上昇しました。

〇タワーセミコンダクター(TSEM)+42.03%

イスラエルの半導体TSEMをインテルが54億で買収すると発表しました。

〇マリオット・インターナショナル(MAR)+5.71%

ワクチン接種率の上昇からか、ホリデーシーズンの旅行が増加。ホテル全体の稼働率が改善し、売上、EPSともに予想を上回る良い決算となりました。

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【ウクライナ情勢について】

ロシア軍が訓練後に一部撤退を開始したと発表したことが市場の安心感に繋がりました。

ただ、撤退する軍隊がウクライナ国境に集結している軍隊の一部であるとは特に明言されていないのが第一報を受けた時点では少し気になりました。続報を待ちたいと思います。

また、プーチン大統領も西側との対話継続の姿勢を示唆。情勢は依然として不透明ではあるものの、事態は良い方向へと向かいつつあるようです。

私自身は、ウクライナの動向を受けてPFをどうこうするつもりはありません。

【米1月生産者物価指数(PPI)】

米1月生産者物価指数(PPI)

前月比+1.0% 予想+0.5% 12月+0.4%
前年比+9.7% 予想+9.1% 12月+9.7%

コア指数(燃料・食品除く)

前月比+0.8% 予想+0.5%、12月+0.6%
前年比+8.3% 予想+7.9% 12月+8.3%

1月のPPIは、市場予想を上回り、今年も高インフレが続く可能性を示すものでした。

依然としてサプライチェーンの混乱が続いているようです。

ただ、今日のPPIへ反応もそうですが、市場も高インフレにだいぶ織り込まれて来ており、先月のようなほどのネガティブな反応は見られませんでした。

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【米大手金融機関の見通し】

今回のPPIを受け、3月のFOMCで0.5%の利上げを予想する声もまた大きくなりました。

大手投資銀による利上げ幅やペースの予想は以下の通り。

〇シティ

3月の50bp、5月、6月、9月、12月に25bpずつ、計150bpの利上げを予想。

〇クレディ・スイス

3月に50bpで開始、年内に計175bpの利上げを予想。

〇ソシエテ・ジェネラル

3月から25bpの利上げを年内に5回行うと予想。

〇モルガン・スタンレー

年内に計125bpの引き締めが適切。25bpの利上げ4回のほか、25bpの利上げ1回に相当するバランスシート縮小を予想。利上げ時期は経済指標次第。

〇ゴールドマン・サックス

今年全てのFOMCで25bpの利上げを7回連続で実施すると予想。従来想定の5回から引き上げ。

〇BofAグローバル・リサーチ

今年残り7回の会合でそれぞれ25bpの利上げを予想。前回見通しから変更せず。ただ、3月会合の利上げ幅が50bpになるリスクも指摘。

〇HSBC

3月に50bp、年内にさらに4回にわたり25bpずつ利上げすると予想。

〇ドイツ銀行

3月に50bp、年内さらに25bpずつ5回の利上げを予想。11月を除く残り全ての会合で引き上げると予想。

〇JPモルガン

1月28日に利上げ見通しを4回から5回に引き上げ。

〇バークレイズ

25bpの利上げが5回行われると予想し、従来の3回から引きあげ。

別の調査によると、米トレーダらは最初の利上げが従来の2倍である半ポイントになる可能性が61%と見ています。

タカ派、ハト派いろいろな意見がありますね。大手金融機関でさえ、いろいろな意見や予想があるというのがポイントだと思います。

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【まとめ・感想】

コメリカ・ウェルス・マネジメントのジョン・リンチ氏は「今日は明らかに、地政学的な緊張が緩和され、インフレの状況を無視した上昇である」と述べていました。

IT・ハイテク株が上昇しましたが、テクノロジー株については米大手銀の顧客調査によると、

ファンドマネジャーらはFRBの積極的利上げに備え、IT・ハイテク株のアンダーウエートを約16年間で最も大きくしているとの報告もあります。

IT・ハイテク株への配分は2006年8月以来の低水準に落ち込んでいるとのこと。

グロース株への選好だけではなく、株式市場への強気との回答は1月の半数から1/3へ減り、1月の調査よりも悪化。最も選好された資産は現金でした。

3カ月連続で最大のテールリスクに挙げられたのは、タカ派の金融当局。インフレ、資産バブルと続き、ウクライナは5番目でした。

【油断や慢心は禁物】

とはいえ、ウクライナ情勢もまだ完全には解決していませんし、本当の闘い(FRBとのお付き合い)はこれから数か月から数年にわたって続きます。

企業の業績、インフレ、経済指標、FRBの動向次第で、どうとでもなる不安定な相場が続くと思われます。

今日の株価の上昇に油断や慢心することなく、自身の取れるリスクの範囲の中で、合理的な投資を継続していきましょう。

どうしても不安な方は、株価やニュースを見ず、許容できる範囲内で、全世界株式インデックスファンドに投資をして数年くらいほっておくのもありだと思います。

S&P500ETF(VOO)のトータルリターンは、年初来からの下落が響き、ここ3カ月で‐5.70%ですが、過去1年でみると+13.33%となっています。

例えば、5年前から証券口座を見てない方が、今のVOOの株価を見たらきっとニンマリして幸せな気分になるでしょう。

この間に市場では、いろいろな懸念やニュース、暴落もありました。

もちろん、未来もこううまくいくとは限りませんが、長期投資家の方は、あまり日々の株価やニュースに一喜一憂することなく投資を続けていくことが大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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