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【2月14日 米国株式市場】
ダウ 34,566 -0.49%
S&P500 4,401 -0.38%
ナスダック 13,790 -0.00%
米主要株価3指数は下落。
序盤株価が上昇する場面もありましたが、ブリンケン米国務長官が、ウクライナの首都キエフにある米国大使館を閉鎖すると発表。
直後株価は下げに転じ、S&P500も一時1%ほど下げました。その後、下げ幅を縮小して終えました。
ラッセル2000は‐0.52%と低下
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.60%と下げました。
米10年債利回りは1.996%。+0.045と上昇。
2年債と10年債との金利差は更に縮小しました。
VIX指数も28.60。+1.29と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 115.58 +0.15%
NY原油 95.00 +2.04%
NY金 1,867 +1.45%
ビットコインは42,190ドル。₊0.27%と上昇しました。
原油価格は2%上昇し、天然ガス価格は5.9%上昇しました。
主要なエネルギー生産国であるロシアからの供給が、軍事行動により途絶えれば、エネルギー市場に衝撃を与える可能性があります。
伝統的に地政学的な負担に対し、安全な避難場所とされてきた金価格は1.4%上昇しました。
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【S&P500マップ】
【セクター】
一般消費財 +0.58%
通信 +0.31%
情報技術 ‐0.03%
生活必需品 ‐0.29%
資本財 ‐0.40%
公益 ‐0.80%
素材 ‐0.87%
不動産 ‐1.05%
ヘルスケア ‐1.09%
金融 ‐1.14%
エネルギー ‐2.24%
11セクター中、一般消費財と通信の2セクターのみが上昇。
エネルギーは2%、金融、ヘルスケア、不動産、素材は約1%ほど下落しました。
【スタイルボックス】
スタイル別にみると、ここ最近まで比較的堪えてきたバリュー株が売られ、
大型グロース株が買い戻されました。
【個別株】
〇スプランク(SPLK)
シスコテムズが買収提案をしていると報道されていましたが、決裂したようです。
〇リビアン(RIVN)
電気自動車のリビアンは、ソロス氏率いるファンドが第4四半期に2000万株購入していたと伝わりました。
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【ウクライナ情勢について】
今日はロシアのラブロフ外相が西側との対話継続をプーチン大統領に提案し、それが了承されたと述べたことで懸念は後退するかに見えましたが、
ブリンケン米国務長官は、ウクライナの首都キエフにある米国大使館を閉鎖すると発表。S&P500は1.1%下落。株価は下げに転じました。
その後、原油が上昇するなど市場の至る所でウクライナ情勢の影響が見られました。
【FRBについて】
ウクライナ情勢だけではなく、米国のインフレやFRBの積極的な利上げへの期待が米国株式市場を不安定にしています。
0.25%ずつの利上げ幅と仮定すれば、年内7回の利上げとなります。
投資家の間では、過度な利上げに否定的な見解も多い一方、利上げを実施しても景気後退に陥ることはないとの声も出ています。
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【まとめ・感想】
過去、米国や世界は様々な危機や悲劇に見舞われてきましたが、堅調な経済や企業の活動が、最終的にには人々の生活と市場を前へと推し進め、下落を上回るほどのリターンを投資家にもたらしてきました。
個人的にはウクライナ情勢に関しては、どう転ぶかわからないものの、そこまで心配はしていません。いつも通り投資を続けていきたいと思います。
ウクライナ情勢に加えて、FRBやインフレの動向が不鮮明なことも市場のボラティリティを高めています。
FRBがどう動くのか、インフレが落ち着くのか。ここら辺がはっきりするまでは、経済指標一つ、FRB関係者の発言一つで、株価は上下に振れると思います。
FRBやインフレ、利上げの幅やペース、最終地点に関しては、どうなるかわかるのはまだまだ先なので、あまり目先の動きにやきもきしすぎないことが大切です。
ウクライナ情勢が解決に向かい、FRBの動き明確になったり、インフレが思ったほどでなれけば、株価は反発したり、企業の業績の方が注目される可能性は十分にありえます。
いろいろな投資戦略があると思いますが、
自身のとれるリスクの範囲内で適切に資産を配分している長期投資家の方であれば、
あまり近視眼的にならずに、長期的な視点を維持し、市場の不確実性やボラティリティを割り切って、受け入れつつ、航路を守り、規律ある投資を続けることが大切だと思います。
自身のコントロールできないことやわからないことでやきもきするよりも、人生で1日しかない、今日1日という日を大切に楽しんでいきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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