【山崎元氏】「グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)を高評価?」

投資まとめ


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【グローバル2倍株ファンド】

以前、軽く速報を記事にしましたが、

全世界株式に2倍程度のレバレッジをかけて運用する「グローバル2倍株ファンド」について、

経済評論家の山崎元氏と商品開発を担当した有賀潤一郎氏との対談が話題となっていたので、対談記事の紹介や感想などを書いていきたいと思います。

対談の記事はこちらから

商品開発者が語る設計思想

【個人投資家でも場合によってはレバレッジあり】

山崎元氏は、以前からたびたび若い人から高齢の方まで、個人投資家でも条件によっては(よい)レバレッジを使うのはありだ。と明言しています。

同じく日興アセット「グローバル3倍3分法ファンド」を「中身のわかる向けのファンドだけれども長期的な資産形成に十分使えるファンド」と評価していたことからもそれが伺えます。

今回の『グローバル2倍株ファンド』も、よく分散されていることを評価したうえで、以下のようにコメントしています。

“株式の約2倍のレバレッジでずっと保ってくれるっていうのは、若い人、まだ金融資産の額が小さいけど(将来稼ぎは増える)人的資本の大きな人がエクスポージャーを取っていくためには良い商品っていうか、夢のある商品、あるいは実用性のある商品になりうると思います”

辛口の山崎氏にしてはなかなかの評価ですね(笑)。

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【グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)】

商品についての詳細はこちらのPDFをお読みください。

https://www.nikkoam.com/api/reports/prospectus?fundcode=645052#page=8

ざっくりいうと、

資産総額の2倍相当額を世界各国の株式に分散して投資するファンドです。

①世界の株式に投資。
②株価指数の先物を利用し、信託財産の純資産総額の2倍相当額の投資を行う
③年1決算
④信託期間は無期限

00

世界各国の株式へ分散して投資を行うにあたり、株式先物取引の活用によって、純資産総額の2倍相当額の投資を行う運用手法を「グローバル2倍株」としています。

日興アセットマネジメントが投資可能と判断した世界各国の株式へ分散投資を行います。

各国への投資比率は株式市場の市場募を考慮して決定します。ただし、1カ国への投資割合(建玉時価評価額を含む各資産の合計)は、時価総額比で100%程度を上限とします。

なお、外貨建資産部分に対して、為替変動リスクの低減を図るため、対円での為替ヘッジを行なう場合があります。

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【基本的には時価総額ベース(一部制限あり)】

基本的には時価総額に応じて配分するとのことですが、

1ヵ国を100%程度(純資産総額比)とする縛りがあります。

米国は記事執筆時点で、世界の時価総額の約62%を占めていますから、素直に考えると純資産総額比124%となるはずです。

ネットではここを指摘する投資家の声もありました。

個人的にはそこまで気になりませんが、どうしてもというのであればS&P500ETFや投信もしくは、S&P500・2倍レバなどを組み合わせて調整するのも一つの手です。

山崎氏は「時価総額で持つと世界のグローバル運用をしている人たちの平均を持つことができるわけだから、長く有利に運用できる可能性が高いっていう意味では、時価総額ウエイトのポートフォリオっていうのは合理的であると思いますね」

としながらも、時価総額以外のアイディアを今後試してみるのもおもしろいのではと提案していました。

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【為替リスクを軽減】

これはグロ3の時から言われてきたことですが、

先物を利用することにより為替リスクが限定されるという隠れたメリットがあるそうです。

例)先進国の先物の場合、基本的に証拠金と評価損益の部分にしか為替リスクが発生しないなど。

山崎氏も「世界の企業には投資したいが、必ずしも為替リスクは取りたいわけではない人にとって、為替リスクが抑えられたなかで株式のエクスポージャーを広く取ることができるという点は魅力的」

と評価しています。

【コスト】

実質コスト等はまだわかりませんが、信託報酬だけで見ると0.363%

投資対象が違うので単純比較はできませんが、

同じ「2倍」を目指す旧レバナス0.99%や、

(元々良心的な)グロ3の0.484%等と比べても

レバレッジ型投信の中では低いものとなっています。

00.

山崎氏は「この商品の仕組みに加えてコストが低いということは、長期保有にはかなり魅力的な商品になりうるっていうことじゃないかと思います」

と評価しています。

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【個人的な感想】

個人的にはなかなかおもしろいレバレッジ型投信が出てきたと思います。

投資するかどうかは別として、「レバレッジ型の中では」これとかリスクパリティ型のファンドが個人的には好みです。

ただ、私自身は、そこまでレバレッジを必要としていないので、今まで通りの運用を続けていきたいと思っています。

もし投資をお考えの方は、既に、グロ3等の運用実績があり、それよりもシンプルな仕組みではあるものの、

まだ、実質コストや実際の運用等、不明な部分もありますから、今後の運用報告書等をよく読んで投資判断をするのが良いと思います。

くれぐれもリスクの取りすぎたり、よくわからないまま投資をしないようにしましょう。

また、今年の7月からは主要ネット証券3社で米国株の信用取引が開始されます。

まだ詳細はわかりませんが、もしかしたら、VTなどの信用取引が低いコストで可能となる「かも」しれません。

そこら辺の兼ね合いもあるので、焦らずじっくり情報を収集するのが良いかとも思います。

とりあえず、私はVOOやVXUSを今の2倍買えるように(笑)、これまでどおり、入金力を高める努力を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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